50代の医療保険おすすめランキング~FPの男性・女性、独身・既婚別シミュレーション

2024.07.16

医療保険(入院保険)

50代になると、健康診断で指摘を受けることも増え、病気になったらどうしようと警戒してしまう年齢ではないでしょうか。

ご家庭がある方は、お子さまも大きくなり、成人する前の一番学費がかかる年齢にさしかかっていると思います。

「自分が病気になって入院してしまったら生活していけるだろうか」

と不安に思われている方のために今回は50代の方のおすすめの医療保険や、必要性について解説していますので、ぜひご一読ください。

目次

50代におすすめの医療保険ランキング

50代の方におすすめできる医療保険のランキングの3位まで発表したいともいます。

選考理由は、少ない保険料負担で最低限の保障を受けられるかどうかという点です。

順位 医療保険名

(保険会社名)

理由
第1位 FlexiS

(メットライフ生命)

手頃な保険料で最低限の保障をしっかり準備できる
第2位 メディフィットA

(メディケア生命)

保険料も比較的安く、1回あたりの入院日限度日数を長くできるだけでなく、幅広い病気で無制限になる
第3位 新 CURE

(オリックス生命)

がんや重度疾病になった場合の給付金が手厚い。

女性はCURE Ladyに加入すると女性特有の病気の保障を手厚くできる

50代の方は、病気のリスクが高い年代で保険料が高額になりやすいため、負担のない範囲の保険料で、しっかりした保障を準備する必要があります。

平均の入院日数は19.7日、入院にかかった費用の自己負担分と失った収入(逸失収入)の合計額は32.3万円。※生命保険文化センター「平成28年度 生活保障に関する調査」より

この金額は20代~60代の各年代で比べるととても高水準なため、しっかりと医療保険で補う必要があります。

上記の保険であれば、しっかりした保障を準備しつつ、保険料の負担も低く抑えることが可能です。

入院時に受けられる公的制度

医療保険に加入していなくても、日本は公的な医療制度が充実しているため、ある程度の医療費は保障されます。

医療行為を受けた場合の自己負担額は、かかった医療費の3割の負担で済むことに加えて、「高額療養費制度」があるため、ひと月で自己負担すべき額は決められています。

また、会社員や公務員の方は、病気やケガで働けなくなった場合に「傷病手当金」を受給することで、給与のおよそ2/3の額を最大で1年半にわたって受け取ることが可能。

医療保険を検討するときは、このような公的制度をきちんと理解したうえで加入するようにしましょう。

FlexiS(フレキシィエス)|メットライフ生命

FlexiSは、入院や手術の保障以外にも、5年ごとに健康祝金10万円を受け取れるようにできるのが最大の特徴です。

保障内容は以下の通りです。

保障内容 保障額
入院(1回の入院につき60日まで) 日額 10,000円
入院中の手術(1回につき) 200,000円
外来での手術(1回につき) 50,000円
放射線治療(1回につき) 200,000円
骨髄ドナー手術(1回にのみ) 100,000円
先進医療給付金 通算最高2,000万円まで

+一時金5万円

※試算条件:55歳・男性、終身払い

上記の内容で毎月の保険料は7,317円となりました。

ちなみに、5年ごとの健康お祝い金を付加すると保険料は8,337円となります。

保険料が比較的安く、お祝い金も受け取れるため、コストパフォーマンスに優れた保険といえますね。

また、持病があるという方は、健康状態に難があっても加入しやすい「FlexiS ゴールド」がおすすめです。

メディカルKitNEO|東京海上日動あんしん生命

メディカルKitNEOは、がん・心筋梗塞・脳卒中などの特定疾病になった場合の入院給付金の支払い限度日数が無制限になるなど、重い病気の時の入院保障が手厚い医療保険です。

保障内容 保障額
疾病入院給付金

災害入院給付金

日額 10,000円
手術給付金

放射線治療給付金

手術の種類により1回につき

5万円~40万円

初期入院保障特則 一律 100,000円
特定疾病入院給付金

(3大疾病入院支払日数無制限特約)

日額 10,000円
先進医療給付金 通算最高2,000万円まで

※試算条件:55歳・男性、終身払い

上記の試算内容で、毎月の保険料は9,144円です。

少し負担が大きいようであれば、入院日額を5,000円に設定にすると毎月の保険料が4,629円まで低下します。

50代になると、重い病気への心配も増えるため、メディカルKitNEOで重い病気の入院日数限度額を無制限にしておくと安心ですね。

ちゃんと応える医療保険EVER|アフラック

アフラックの医療保険EVERは、5日未満の入院でも、5日分の入院保障を受け取れるため、短期間の入院でも手厚い保障が得られます。

また、通院給付金もあるため、退院後長らく通院治療が続いても、安心ですね。

保障内容 保障額
疾病入院給付金

災害入院給付金

日額 10,000円
手術給付金 入院中の手術:10万円~40万円

外来による手術:5万円

放射線給付金 入院しなくても1回につき100,000円
疾病・災害

通院給付金

日額 10,000円

入院前(60日)もしくは

退院後(120日)の間で最高30日まで

※試算条件:55歳・男性、終身払い

上記の内容で、毎月の保険料は11,898円となります。

通院保障が付いており保険料が高額になりますが、通院を外すと保険料は9,018円です。

通院しながら、闘病を続けたとしてもしっかり給付金を受け取れるため、収入の低下にも対応でき安心ですね。

メディフィットA(エース)|メディケア生命

メディフィットA(エース)は、1回の入院で給付金を受け取れる日数の限度を、60日と120日から選べます。

また、三大疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中)や七大疾病(三大疾病+糖尿病・高血圧性疾患など)で入院した場合の入院給付金の日数を無制限にすることも可能です。

保障内容 保障額
疾病入院給付金

災害入院給付金

日額 10,000円
手術給付金(手術Ⅱ型) 入院中の手術:10万円~40万円

外来による手術:5万円

先進医療給付金 通算最高2,000万円まで

+一時金5万円

※試算条件:55歳・男性、終身払い

上記の加入内容で試算した場合の保険料は、6,890円でした。

3大疾病の入院限度日数無制限タイプは7,880円、7大疾病入院無制限タイプは8,410円です。

特に7大疾病で入院給付日数を無制限にできるのはこの保険の特徴ですので、負担が問題なければ選んでおいて良いでしょう。

新CURE|オリックス生命

オリックス生命のCUREは、医療保険の中でもとくに人気で、手厚い保障内容が特徴です。

基本保障の中に、入院保障・手術保障・先進医療が含まれているのが特徴で、豊富な特約を付加することでさらに保障内容を充実できます。

保障内容 保障額
入院給付金日額 10,000円
手術給付金 入院中の手術:20万円

外来による手術:5万円

重度三疾病一時金特約 1回につき500,000円
先進医療給付金 通算 2,000万円まで

※試算条件:55歳・男性、終身払い

上記の内容で試算をしたところ、毎月の保険料は9,927円です。

1万円近くの保険料となった理由は、「重度三疾病一時金特約」を付加したため。

この特約は、がん・心筋梗塞・脳卒中になった場合に、1年に1回を限度に設定した給付金が支給されます。

それぞれの疾病で1年に1回支給されるため、併発をした場合は重複して給付金を受け取れ、再発でも給付されるので、とても手厚い保障内容となっています。

50代独身男性の医療保険の選び方とシミュレーション

医療保険の選び方

独身男性の場合は、病気やケガで入院して収入が減少した場合、困るのは自分のみですので、最低限の医療保障に加入します。

ただし、独身の方でも高齢の親と同居しており、自分が収入の柱である場合は、しっかりした医療保障を準備しましょう。

おすすめは、メットライフ生命のFlexiS。

手頃な保険料で最低限の保障を準備できるからです。

保障額をシミュレーション

・商品名:FlexiS(メットライフ生命)
・契約年齢:55歳
・保険料払方:終身払

保障内容 保障額
入院(1回の入院につき60日まで) 日額 5,000円
入院中の手術(1回につき) 100,000円
外来での手術(1回につき) 25,000円
放射線治療(1回につき) 100,000円
骨髄ドナー手術(1回にのみ) 50,000円
先進医療給付金 通算最高2,000万円まで

+一時金5万円

上記の内容で、毎月の保険料は3,712円です。

三大疾病やがんなどの一時金給付はつけていませんが、手術保障や放射線治療、先進医療まで保障されるため、最低限の保障は確保できています。

もしさらに保障を手厚くしたい場合は、入院給付金日額を10,000円にすると良いでしょう。

毎月の保険料は、7,317円となります。

50代独身女性の医療保険の選び方とシミュレーション

医療保険の選び方

基本的に独身男性と同じく最低限の医療保障で十分ですが、高齢の親と同居している場合は、保障を手厚くすると良いでしょう。

また、女性特有の病気に対する備えも準備できると安心です。

そこでおすすめしたいのが、オリックス生命のCURE Ladyです。

この保険は、乳がんなどの女性特有の病気になった場合の保障を手厚くできます。

保障額をシミュレーション

・商品名:CURE Lady(オリックス生命)
・契約年齢:55歳
・保険料払方:終身払

保障内容 保障額
入院給付金日額 5,000円

(女性特有の病気の場合:10,000円)

手術給付金 入院中の手術:10万円

外来による手術:2.5万円

重度三疾病一時金特約 1回につき500,000円
先進医療給付金 通算 2,000万円まで

上記の内容で、毎月の保険料は5,084円です。

入院給付金日額を5,000円にしているため、心もとないように感じられるかもしれません。

しかし、乳がんや子宮筋腫などの女性特有の病気だけでなく、全てのがんで給付金日額が10,000円なるため、手厚い保障を得ることができます。

50代既婚男性の医療保険の選び方とシミュレーション【子供あり】

医療保険の選び方

子供がいらっしゃる場合は、年齢が高校や大学などもっとも教育費がかかる時期にさしかかっている方が多いのではないでしょうか。

もしあなたが世帯主であった場合、入院して世帯の収入が減ってしまうと大変ですよね。

しかし、教育費もかかるため、あまり保険料の負担をできるだけ少なくして保障を確保する必要があります。

そこでおすすめなのが、メディケア生命のメディフィットA(エース)です。手頃な保険料で、最低限の保障を確保できます。

保障額をシミュレーション

・商品名:メディフィットA(メディケア生命)
・契約年齢:55歳
・保険料払方:終身払

保障内容 保障額
疾病入院給付金

災害入院給付金

日額 10,000円

(120日型 7大疾病入院無制限タイプ)

手術給付金(手術Ⅱ型) 入院中の手術:10万円~40万円

外来による手術:5万円

先進医療給付金 通算最高2,000万円まで

+一時金5万円

上記の内容での保険料は、毎月は8,720円です。

1入院あたりの限度日数を120日にできるだけでなく、7大疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病・高血圧性疾患・腎疾患・肝疾患)になってしまった場合には無制限となります。

このため、入院期間が長期間にわたっても、収入の減少を最小限に食い止めることができるので安心ですね。

50代既婚男性の医療保険の選び方とシミュレーション【子供なし】

医療保険の選び方

結婚している方で子供がいない方、もしくはすでに子供が独立している人は、最低限の医療保障にのみ加入しましょう。

独身男性の方と同じく、メットライフ生命のFlexiSがおすすめです。

配偶者が専業主婦の場合は、自分が入院すると世帯収入が低下してしまい、家族の生活に支障が出る可能性があるため、保障を手厚くするのが良いでしょう。

保障額をシミュレーション

・商品名:FlexiS(メットライフ生命)
・契約年齢:55歳
・保険料払方:終身払

保障内容 保障額
入院(1回の入院につき60日まで) 日額 10,000円
入院中の手術(1回につき) 200,000円
外来での手術(1回につき) 50,000円
放射線治療(1回につき) 200,000円
骨髄ドナー手術(1回にのみ) 100,000円
先進医療給付金 通算最高2,000万円まで

+一時金5万円

上記の内容で、毎月の保険料は7,317円です。

もし、重い病気でも備えたい場合は、「ガン(悪性新生物)・心疾患・ 脳血管疾患などの一時金」を付加すると良いでしょう。

上皮内がん等の軽微なガンでは50万円、ガン・心疾患・脳血管疾患で100万円の一時金が給付されるようになります。

ただし、毎月の保険料が14,287円となるため、あくまで家計の負担のない範囲で選ぶことが大切です。

50代既婚女性の医療保険の選び方とシミュレーション【子供あり】

医療保険の選び方

ご自身も働いていて、収入を得ている場合は、入院した場合の収入減に備えなければいけません。

もし働いていなかったとしても、ご主人やお子様の負担も増えることから、最低限の医療保障は必要でしょう。

女性特有の病気で入院した場合に手厚い保障を得られるオリックス生命のCURE Ladyがもっともおすすめです。

保障額をシミュレーション

・商品名:CURE Lady(オリックス生命)
・契約年齢:55歳
・保険料払方:終身払

保障内容 保障額
入院給付金日額 5,000円

(女性特有の病気の場合:10,000円)

手術給付金 入院中の手術:10万円

外来による手術:2.5万円

がん一時金特約 1回につき1,000,000円
がん通院特約 日額 5,000円
先進医療給付金 通算 2,000万円まで

上記の内容で、毎月の保険料は6,584円。

女性特有の病気で入院した場合は、入院給付金日額が1万円になるため手厚い保障を得られます。

さらに、女性のがん一時金特約と通院特約を付加しているため、通院でのがん治療が長引いても家庭への収入への影響を最低限にすることが可能です。

もしここまでの保障が必要ない場合は、がん一時金特約を50万円に減額すると、保険料は5,024円まで下がります。

ただしがん一時金特約を外すと、がん通院特約を外す必要もあるため注意しましょう。

50代既婚女性の医療保険の選び方とシミュレーション【子供なし】

医療保険の選び方

独身の場合でも、病気に対するリスクは高く、ご家庭への影響もあることから、しっかりとした保障は必要です。

ご自身のご両親や、ご主人のご両親と同居している可能性も考えられるため、病気による負担増加や世帯収入の減少への対策として医療保険に加入しましょう。

既婚者の場合と同じく、オリックス生命のCURE Ladyで必要十分な保障を準備できます。

保障額をシミュレーション

・商品名:CURE Lady(オリックス生命)
・契約年齢:55歳
・保険料払方:終身払

保障内容 保障額
入院給付金日額 5,000円

(女性特有の病気の場合:10,000円)

手術給付金 入院中の手術:10万円

外来による手術:2.5万円

がん一時金特約 1回につき500,000円
がん通院特約 日額 5,000円
先進医療給付金 通算 2,000万円まで

上記の内容で、毎月の保険料は5,024円。

女性特有の病気の保障も手厚く、がんの場合は年に1度回を限度に再発した場合も何度でも給付金を受け取ることが可能です。

50代に医療保険は不要?50代の医療保険加入率

50代で医療保険への加入率は、50~54歳が95.1%、55~59歳が93.7%とほとんどの方が加入しています(公益財団法人 生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」より)

50代は40代と比べても病気になるリスクが上昇するだけでなく、世帯によっては学生の子どもを抱えているところもあるため、医療保険で備える方が多いとみられます。

子どもが大学生や高校生で、まだまだ学費が必要で手がかかるにも関わらず、自分が病気で入院となってしまうと、世帯の収入が下がったり、家族の負担が増えたりするでしょう。

病気になるリスクが高まっているので、生活への支障を最小限にするためにも医療保険への加入は有効な手段です。

50代は医療保険が不要というよりも、むしろ最も必要性はかなり高いといえるでしょう。

50代が病気になる確率と平均治療費

50代は生活習慣病(がん・心筋梗塞・脳卒中など)になるリスクが高くなるため、病気になる確率だけでなく、入院する日数も長くなります。

まず50代の方で、過去5年間以内に入院した経験のある人は、16.3%ですので6人に1人は入院の経験があることを意味します。

※生命保険文化センター「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」より

次に入院した場合の、入院日数を見てみましょう。

・直近の入院時の入院日数:平均19.7日

入院日数 割合
5日未満 17.1%
5〜7日 28.7%
8〜14日 23.3%
15〜30日 16.3%
31〜60日 7.8%
61日以上 7.0%

※生命保険文化センター「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」より

平均で20日近い入院をされています。

この数値は、60代よりも高い数値です。

最後は入院した場合の自己負担額を確認していきます。

・直近の入院時の自己負担費用:平均=23.2万円

自己負担費用と逸失収入の総額 割合
5万円未満 4.3%
5〜10万円未満 16.1%
10〜20万円未満 34.4%
20〜30万円未満 20.4%
30〜50万円未満 15.1%
50〜100万円未満 4.3%
100万円以上 5.4%

※生命保険文化センター「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」より

平均額が20万円以上を超えており、中には100万円以上自己負担した方もいらっしゃいます。

入院する確率も高く、負担も高額になることから医療保険の必要性が高いといえますね。

50代の医療保険、月々の平均保険料と保障額

50代の方の入院給付金日額は、以下の通りです。

  • 50~54歳:11,730円
  • 55~59歳:10,180円

入院給付金日額を1万円以上に設定している方が多いという結果でした。

次に平均保険料ですが、こちらは医療保険のみというデータが存在しなかったため、下記のデータは医療保険以外にも、生命保険や個人年金保険も合算したものとなります。

  • 50~54歳:年間482,600円(毎月40,216円)
  • 55~59歳:年間453,300円(毎月37,775円)

前世帯の平均値が、年間381,700円(月間31,808円)ですので、平均よりも多くの保険料を支払っている世代です。

他の世代と比べても、病気になるリスクを考えて手厚い保障を準備されている方が多いということが分かりますね。

50代からの医療保険の見直し方法と2つのポイント

現在すでに医療保険に加入されている方も、加入されてから年数が経過していると保障内容が古い場合があります。

例えば、入院した場合の給付金が1日目からではなく、5日以上の入院になっている場合など。

医療は日進月歩ですので、医療保障も合わせて進化していっています。

以下の2点に注意しながら医療保険も定期的に見直すことが重要です。

保険料の上昇に注意する

50代は病気のリスクが高いため、保険料が高額になりやすいです。

とくに保険料が定期的に上昇していく「更新型」にすると、更新を迎えるたびに保険料の負担が跳ね上がります

このため、できるだけ負担の変わらない「終身払い」にするのが良いでしょう。

保険料の負担が問題ないのであれば、特定の年齢までに保険料を払い終える「短期払い」にする手もあります。

健康状態が良いうちに見直しをする

健康状態に問題があると保険に加入できないため注意しましょう。

このため、医療保険の見直しは健康状態が問題ないうちにできるだけ早く行うのがおすすめです。

もし、検査で何かしらの項目が指摘されており、健康状態に自身がない場合は、「引受基準緩和型医療保険」を検討すると良いでしょう。

この保険は、健康状態に心配がある方でも加入できますが、保険料が割高になってしまうため注意が必要です。

50代の医療保険見直しシミュレーション

ここでは、大手国内生命保険会社の保険から医療保険に乗り換えた場合のシミュレーションを行います。

状況説明

Aさん(55歳)には、妻(54歳)と子供2人(22歳と20歳)がいます。

もうすぐ大学も卒業するため、現在の死亡保障重視の保険から医療保障重視の保険に乗り換えを検討中です。

現在の加入内容

Aさんは、20代のころに大手生命保険会社の「定期付終身保険」に加入。

更新を繰り返して保険料は高額になっています。

  • 終身保険(死亡保障 主契約):300万円
  • 定期保険特約(死亡保障):2,500万円
  • 入院特約日額:5,000円(入院5日目から)

上記の内容で毎月の保険料は22,000円です。

見直し後

終身保険のみを継続して死亡保障を残しつつ、医療保障の部分をオリックス生命の新CUREに見直します。

保障内容は以下の通りです。

  • 入院給付金日額:10,000円
  • 手術給付金:20万円(入院)、5万円(外来)
  • 先進医療給付金:最高2,000万円
  • 重度三疾病一時金特約:1回につき500,000円

上記の内容で保険料は、9,927円です。

入院給付金が初日から出るようになり、重度疾病や先進医療に対する保障も準備できました。

終身保障部分の保険料は13,000円程度のため、合計すると22,927円。

保険料を変えずに、医療保障を充実できています。

加えて医療保障の保険料負担を終身払いにしているため、保険料負担は今後上がりません。

このように見直しを行うと保険料負担を変えずに、必要な保障額を準備できます。

まとめ

50代の医療保険を選ぶときは、保険料負担に気をつけながら、自分にとって最適な保障を考える必要があります。

病気に対するリスクが高まるため、様々な保障をつけたい気持ちもあるでしょうが、自分にとって必要なものをしっかり考えて医療保険を選んでいきましょう

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