50代の女性保険の選び方~おすすめランキングと既婚、独身平均保険料シミュレーション

2024.07.16

女性保険

がん保険は、医療保険と並んでとても人気な保険。

「2人に1人ががんになる」という言葉はあまりにも有名で、加入されている方もとても多くいらっしゃいます。

50代になられた方は、健康状態についてそろそろ本格的に心配になってきた年代ではないでしょうか。

「50代からがん保険に加入した方が良いのだろうか」

「がん保険が必要なひとは、どんなひとなのだろうか」

このような疑問を感じている方のために、今回は50代の方のがん保険選びについてまとめました。

この記事を読んでいただくことで、がん保険の選び方がわかるようになるため、ぜひご一読ください。

目次

50代にがん保険は必要?がん保険の必要性を徹底解説!

50代という年齢は、なにかと出費が膨れ上がる年齢。

お子さまがいらっしゃる場合、大学へ進学させてあげるだけでなく、結婚やお孫さんへの援助をされる方も多いのはないでしょうか。

また、独身の方でも親の介護が始まるかたもいらっしゃり、何かと費用がかさむ年代ですね。

がんに罹患するリスクも、40代の方に比べて上昇しているため、治療による備えをしっかり準備する必要があります。

このためがん保険を選ぶ際は、公的な制度や勤務先の福利厚生を確認した上で、がんになった場合に家庭や周りの方にどのような影響を及ぼすのかを考えて加入すると良いでしょう。

がん治療で利用できる公的制度

がんの治療は、期間が長引いて費用が高額化する恐れがありますが、公的医療保険を利用することで、自己負担の額を減らすことが可能です。

日本は「国民皆保険」であるため、全員どこかの健康保険組合に所属しており、健康保険証を所有しています。

病気やケガで病院やクリニックなどの医療機関を受診した場合、発生した医療費のうち自己負担するのは3割のみ。

自己負担額が年齢や所得によって決められた上限を超えると、「高額療養費制度」が利用でき、超過した額は後日払い戻してもらえます。

また、会社勤めの方が、病気やケガで働けなくなった場合も、「傷病手当金」を受給することで、収入の減少をカバーすることができます。

受給できる額は、給与で得た収入(標準報酬月額)の2/3の額を最大1年6か月にわたって受給可能です。

がんの治療においては、「患者申出療養制度」を利用すると、健康保険対象外の治療を受けても、健康保険が適用される治療は3割負担で済みます。

このように、国の制度を利用するだけでも、自己負担の額をとてもへらすことができます。

しかし、これらの制度を駆使しても自己負担が高額になり、自分の周りの家族に迷惑をかける必要があるため、がん保険が必要なのです。

50代でがんになる人の割合と確率

それでは、50代の方がどのくらいがんに罹患しているのかを見ていきたいと思います。

50歳の方が、将来がんになる確率は以下の通りです。

10年後 20年後 30年後 生涯
男性 5.0% 19.0% 40.0% 63.0%
女性 6.0% 14.0% 25.0% 44.0%

※出典:国立がん研究センター「最新がん統計」

例えば、現在50歳の男性が70歳になるまでにガンになる確率は19%ですので、5人に1人が谷中の間になる可能性があります。

逆に、50歳の方でも60歳までにがんになる確率は5%ですので、20人に1人。

数値の捉え方は人次第ですが、10年と20年後でかなりの差があるように感じますね。

次に、50代の方が、がんで死亡する確率を表したものが以下の表となります。

10年後 20年後 30年後 生涯
男性 1.0% 6.0% 14.0% 25.0%
女性 1.0% 4.0% 8.0% 44.0%

※出典:国立がん研究センター「最新がん統計」

50歳から30年後の死亡率は、男性の方が女性よりも高いことが分かりますね。その差は約2倍です。

がんは、ある程度予防することはできても、完全に予防することは難しい病気といわれています。

がんの発生要因でもっとも多いものが偶発的要因といわれ、遺伝に関係なく自然発生する病気であるからです。

家計にがんになった人がいないからといって、安心はできないのです。

50代のがん保険加入率

50代の方でがん保険に加入している世帯、もしくは加入している保険にがんに関する特約をつけている世帯は、以下の通りです。

・50〜54歳:75.0%
・55〜59歳:66.7%
・全世代平均:62.8%

※出典:生命保険文化センター「平成30年 生命保険に関する全国実態調査」より

50代前半の方がもっとも多くがん保険に加入しており、全世代の平均よりも10%以上高いことが分かりますね。

医療保険の加入率に比べると加入率は低いです。

しかし、50代は病気に罹患する確率が高くなっていることと、お金がかかる世代であることから、多くの方ががんに対して不安を抱えていることが分かります。

50代でがん保険に加入するメリット

50代でがん保険に加入するメリットは、収入の減少だけでなく、老後に生活していくための貯金や資産を取り崩さなくて良くなることです。

がんに罹患すると、治療費の自己負担が高額になるだけでなく、以前と同じ職務につくことができず、収入が減少するケースがあります。

出費が増えるだけでなく、収入が減ると貯金ができないどころか、それまで貯めていた貯金を取り崩すことになりかねません。

つまり、がん保険に加入していないと、現在だけでなく将来に大きな影響を与える可能性があるのです。

がん保険に加入して、保険金や給付金を受け取ることができ、収入の減少にも備えることができ、将来のための貯蓄に手をつけることなく治療を受けることができます。

また、既に何かしらの薬を服用している場合や、病気になっていた場合でも、がん保険であれば加入できる可能性があります。

医療保険に比べて加入時の健康状態の審査が緩いためです。

50代でがん保険に加入するデメリット

50代でがん保険に加入する場合、保険料が高額になる可能性があるます。

病気に罹患するリスクが40代以下の年代よりも高くなるためです。

また、健康状態によっては、がん保険に加入することすらできません。

過去にがん(悪性新生物)に罹患していた場合も、加入できないばかりか給付金の対象とならないため注意しましょう。

また、がん保険には免責期間というものが存在します。

がん保険に加入して90日以内に発症したがん保険金や給付金の支払い対象外。

このようにがん保険に加入しても給付金が受け取れない可能性もあるため、早めに加入するのがおすすめです。

がん保険を検討した方が良い50代

がん保険を検討した方が良い方は、以下のような方々です。

・貯蓄が十分でない方
・家族がいて自分の収入が減少すると生活に大きな影響が出る方
・医療保険に加入していない方で持病がある方

がんの治療費は高額です。

治療費を負担することで、自分や家庭に大きな打撃を与える場合は、がん保険に加入しておくと安心です。

現在の健康状態に不安のある方で、医療保険に加入していない人でもがん保険に加入できる可能性はあるため、検討してみると良いでしょう。

がん保険を検討しなくても良い50代

がん保険を検討なくても良い50代の方は、以下の通りです。

・貯蓄が十分にあり治療費を自己負担できる方
・現在単身で、1人で生活をしている方
・既に医療保険に加入しており、がんに関する特約を付加している方

がんになったとしても、貯蓄で十分に補っていける人は、がん保険に加入する必要はありません。

目安としては、医療費として使えるお金が100万円〜150万円程度確保されていること。

また、医療保険でがんに関する特約を付加している人も、検討する必要性は薄いでしょう。

がんと診断された場合に一時金が給付されるものや、無制限で入院給付金が受け取れるものなど、医療保険の特約でもがんに対する備えがないか確認してみましょう。

男性・女性別!50代のがん保険加入シミュレーションと選び方

この章では、がん保険のおすすめの加入方法を、モデルケースごとに解説していきたいと思います。

50代男性がん保険シミュレーション【独身】

がん保険の選び方

50代は、独身の場合でも高齢の親と同居して生計を支えている場合などは、がんになると生活に大きな影響がでるため、がん保険が必要な場合があります。

保障額をシミュレーション

・商品名:がん保険ダブルエール(ライフネット生命)
・契約年齢:55歳
・保険料払方:終身払

保障内容 保障額
がん診断一時金 1,000,000円
上皮内新生物一時金 500,000円
治療サポート給付金 月に1回 100,000円
がん先進医療給付金 通算 2,000万円まで

上記の加入内容で、毎月の保険料は6,186円です。

治療サポート給付金を付けると、退院後も特定のがん治療を受けた月ごとに10万円の保険金を受け取ることができます。

50代男性がん保険シミュレーション【既婚子供あり】

がん保険の選び方

既婚で子供がおり、まだ学生の場合は、がんによる治療費の発生や収入の減少に対する備えが必要な場合があります。

学費が払えなくなると、奨学金を借りてもらったり、バイトをしてもらったりと、子供に負担を強いる可能性があるからです。

治療が長引いても、給付金をしっかり受け取れるがん保険に加入すると安心ですね。

保障額をシミュレーション

・商品名:終身ガン治療保険「プレミアムDX」
・契約年齢:55歳
・保険料払方:終身払

保障内容 保障額
放射線治療給付金 1か月につき 200,000円
抗がん剤・ホルモン剤治療給付金 1か月につき 200,000円
自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤治療給付金 1か月につき 400,000円
通院給付金 1日 5,000円
先進医療給付金 通算 2,000万円まで
先進医療支援給付金 1回 150,000円
診断一時金 1回 500,000円
悪性新生物払込免除特約 がん(悪性新生物)と診断確定された場合、以後の保険料払込が免除

上記の加入内容で、毎月の保険料は7,752円です。

退院後に、抗がん剤治療や放射線治療が続いた場合でも、しっかり給付金を受け取ることができるため、収入の減少にも備えることができますね。

50代男性がん保険シミュレーション【既婚子供なし】

がん保険の選び方

基本的には独身の方と同じ考え方です。

しかし、配偶者が世帯主の収入のみで生活していて、がんの治療費の負担や収入の低下に耐えられないと予想される場合は、がん保険に加入しておくと安心です。

保障額をシミュレーション

・商品名:生きるためのがん保険「Days」(アフラック)
・契約年齢:55歳
・保険料払方:終身払

保障内容 保障額
診断給付金 がんの場合 250,000円

上皮内新生物の場合 25,000円

特定診断給付金 がんの場合 250,000円
入院給付金 日額 5,000円
通院給付金 日額 5,000円
手術治療給付金 1回につき 10万円
放射線治療給付金 1回につき 10万円
抗がん剤・ホルモン剤治療特約 治療を受けた月ごとに 50,000円

(乳がん・前立腺がんのホルモン剤治療は25,000円)

がん先進医療特約 通算 2,000万円まで

(一時金 15万円)

診断給付金複数回支払特約 がんの場合 500,000円

上皮内新生物の場合 50,000円

特定保険料払込免除特約 免責事由に該当した場合保険料の払込を免除

上記の加入内容で、毎月の保険料は5,048円です。

比較的手頃な保険料で、幅広い給付金を受け取ることができ、お金の心配をせずがんの治療を行うことができるでしょう。

50代女性がん保険シミュレーション【独身】

がん保険の選び方

基本的には、独身男性と選び方は同じで、がんになった場合に困る人がいるかどうかで判断しましょう。

独身の方でも女性の場合は、乳がんや子宮頸がんなど女性特有のがんになる可能性があるため、備えが必要な場合があります。

十分な貯蓄がない場合は、がん保険に加入することで、経済的な心配を減らすことが可能です。

保障額をシミュレーション

・商品名:がん保険ダブルエール(ライフネット生命)
・契約年齢:55歳
・保険料払方:終身払

保障内容 保障額
がん診断一時金 1,000,000円
上皮内新生物一時金 500,000円
治療サポート給付金 月に1回 100,000円
がん先進医療給付金 通算 2,000万円まで

上記の加入内容で、毎月の保険料は4,417円となります。

「がん収入サポート給付金」を付けると、がんと診断された翌年から生存していると年に1回給付金を受ける取ることができ、収入の減少にも備えることができます。

保険料は7,647円となるため、現在の生活を過度に圧迫しないかを考え、付加するかどうかを判断しましょう。

50代女性がん保険シミュレーション【共働き・既婚子供あり】

がん保険の選び方

共働きでお子さまがいらっしゃる場合は、お子さまが独立されているかどうかによって、加入内容が変わります。

仮にまだ学生で、夫婦2人で働いて学校に通わせている場合は、がん保険に加入することで、収入の減少に備えられるだけでなく、老後の貯蓄に手を付ける必要もなくなります。

がんになり、退院後も長期の治療が続くケースに備えて、保障が手厚いがん保険に加入すると安心です。

保障額をシミュレーション

・商品名:終身ガン治療保険「プレミアムDX」
・契約年齢:55歳
・保険料払方:終身払

保障内容 保障額
放射線治療給付金 1か月につき 200,000円
抗がん剤・ホルモン剤治療給付金 1か月につき 200,000円
自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤治療給付金 1か月につき 400,000円
通院給付金 1日 5,000円
先進医療給付金 通算 2,000万円まで
先進医療支援給付金 1回 150,000円
診断一時金 1回 500,000円
悪性新生物払込免除特約 がん(悪性新生物)と診断確定された場合、以後の保険料払込が免除

上記の加入内容で、毎月の保険料は3,997円です。

保険料が男性の半分以下になっているため、経済的にもうれしいですね。

おすすめプランの内容で十分ですが、収入減少をより手厚くカバーしてい場合は、入院給付金や手術給付金を付加すると良いでしょう。

50代女性がん保険シミュレーション【共働き・既婚子供なし】

がん保険の選び方

共働きでお子様がいらっしゃらない場合は、お金がある程度貯まっていることも多く、大きな保障は必要ない場合があります。

しかし、老後に向けての資産形成をしている途中で、病気によってせっかく貯めたお金に手をつけたくない場合は、がん保険に加入を検討しましょう。

また、ご自身やご主人の両親の生活を支えている場合も、がん保険に加入することで、経済的な不安を減らすことができます。

保障額をシミュレーション

・商品名:生きるためのがん保険「Days」(アフラック)
・契約年齢:55歳
・保険料払方:終身払

保障内容 保障額
診断給付金 がんの場合 250,000円

上皮内新生物の場合 25,000円

特定診断給付金 がんの場合 250,000円
入院給付金 日額 5,000円
通院給付金 日額 5,000円
手術治療給付金 1回につき 10万円
放射線治療給付金 1回につき 10万円
抗がん剤・ホルモン剤治療特約 治療を受けた月ごとに 50,000円

(乳がん・前立腺がんのホルモン剤治療は25,000円)

がん先進医療特約 通算 2,000万円まで

(一時金 15万円)

診断給付金複数回支払特約 がんの場合 500,000円

上皮内新生物の場合 50,000円

上記の加入内容で、毎月の保険料は3,673円です。

保険負担は低いですが、がんになってしまった場合でもしっかりとした給付金を受け取ることができます。

50代女性がん保険シミュレーション【専業主婦・既婚子供あり】

がん保険の選び方

専業主婦の場合は、がんに罹患し治療が開始した場合、家族に大きな負担を強いることとなります。

特にご主人は、これまで奥様がされていた家事などをこなしつつお子さまを育てなければなりません。

お子さまがまだ学生の場合は、がんの治療費を捻出しつつ、子供の教育費も確保する必要があります。

がん保険に加入するときは、保険料の負担を最低限にしつつ通院保障があると、長期の負担にも備えることができますね。

保障額をシミュレーション

・商品名:生きるためのがん保険「Days」(アフラック)
・契約年齢:55歳
・保険料払方:終身払

保障内容 保障額
診断給付金 がんの場合 250,000円

上皮内新生物の場合 25,000円

特定診断給付金 がんの場合 250,000円
入院給付金 日額 5,000円
通院給付金 日額 5,000円
手術治療給付金 1回につき 10万円
放射線治療給付金 1回につき 10万円
抗がん剤・ホルモン剤治療特約 治療を受けた月ごとに 50,000円

(乳がん・前立腺がんのホルモン剤治療は25,000円)

がん先進医療特約 通算 2,000万円まで

(一時金 15万円)

診断給付金複数回支払特約 がんの場合 500,000円

上皮内新生物の場合 50,000円

上記の加入内容で、毎月の保険料は3,673円です。

通院給付金が受け取れるだけでなく、放射線治療や抗がん剤治療も給付金の対象。

治療が長引いたとしても、経済的な負担をしっかり緩和することができます。

50代女性がん保険シミュレーション【専業主婦・既婚子供なし】

がん保険の選び方

専業主婦で子供がいない場合でも、がん保険が必要な場合はあります。

例えば、ご自身やご主人のご両親と同居しており、お世話や介護をしている場合などです。

がんになり、介護ができなくなると、介護サービスの利用を増やすなど経済的な負担が増える可能性があります。

がん保険に加入しておくと、経済的な負担が増えても保険金や給付金でカバーすることが可能です。

保障額をシミュレーション

・商品名:終身ガン治療保険「プレミアムDX」
・契約年齢:55歳
・保険料払方:終身払

保障内容 保障額
放射線治療給付金 1か月につき 200,000円
抗がん剤・ホルモン剤治療給付金 1か月につき 200,000円
自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤治療給付金 1か月につき 400,000円
入院給付金 1日 5,000円
通院給付金 1日 5,000円
先進医療給付金 通算 2,000万円まで
先進医療支援給付金 1回 150,000円
悪性新生物払込免除特約 がん(悪性新生物)と診断確定された場合、以後の保険料払込が免除

上記の加入内容で、毎月の保険料は3,317円となります。

最低限の内容ですが、幅広い治療に対応しているため、治療期間が長期にわたっても安心ですね。

50代におすすめのがん保険おすすめランキング

50代の方におすすめできるがん保険をご紹介していきたいと思います。

がん保険も、医療保険と同様に現在は、終身保障タイプのものが主流です。

加入時から保険料を生涯にわたって払い込む代わりに、保険料の額が上がりません。

今回のがん保険のランキングを算出する際には、保険料の手ごろさと保障の手厚さのバランスをポイントに選定しました。

結果は以下の通りです。

順位 がん保険名

(保険会社名)

理由
第1位 がん保険「ダブルエール」

(ライフネット生命)

保障内容が分かりやすく保険料も手頃。長期の治療や収入の減少にも備えることができる
第2位 終身ガン治療保険「プレミアムDX」

(チューリッヒ生命)

保障が手厚いだけでなく、特約の選択肢も多く自分に合わせてカスタマイズできる

保険料も比較的手頃

第3位 生きるためのがん保険「Days」

(アフラック)

様々なケースで給付金を受け取ることができる。保険料払込免除も付いているため、治療中は保険料負担がない点も◎

1位に輝いたのは、ライフネット生命のがん保険「ダブルエール」。

保障内容がシンプルですが、給付は手厚く保険料も手頃なのが特徴です。

2位にはチューリッヒ生命の終身ガン治療保険「プレミアムDX」、3位にはアフラックの生きるためのがん保険「Days」がそれぞれランクイン。

どちらもがんのことが良く研究されており、手厚い保障である点が魅力的です。

がん治療支援保険NEO|東京海上日動あんしん生命

がん治療支援保険NEOは、がんになったときの入院給付金だけでなく、診断給付金や手術給付金、通院給付金など必要な保障を一通り準備できるがん保険です。

がん(悪性新生物)と診断確定された場合、以後の保険料の払い込みが免除されるという特徴があります。

50代の方には、以下のプランがおすすめです。

保障内容 保障額
入院給付金 日額 5,000円
診断給付金 1回 500,000円
診断保険金(悪性新生物初回診断特約) 1回 1,000,000円
手術給付金(がん手術特約) 1回 100,000円
治療給付金(抗がん剤治療特約) 1か月ごと 100,000円
通院給付金(がん通院特約) 日額 5,000円
先進医療給付金(がん先進医療特約) 通算 2,000万円まで
悪性新生物保険料払込免除特則 がん(悪性新生物)と診断された場合

以後の保険料が免除

※試算条件:55歳・男性、終身払い

上記の加入内容で、毎月の保険料は11,390円となります。

保険料は高額ですが、保険料払込免除特則があるため、がんになったあとは保険料を支払う必要がありません。

ただし、保険料が生活に過度な圧迫を与えないか十分に検討して加入しましょう。

生きるためのがん保険「Days」|アフラック

アフラックは、がん保険で有名な保険会社であるため、販売されているがん保険もがんのことを良く研究されて開発されています。

最大の特徴は、抗がん剤治療やホルモン剤治療、放射線治療などがんの主要な治療を受けた場合に給付金が受け取れること。

さらに、特約を付加することで、乳がんに罹患し乳房を全摘出した場合の再建手術や、がんの疼痛緩和などの緩和療養を受けた場合も保障の対象となります。

50代の方におすすめのプランは以下の通りです。

保障内容 保障額
診断給付金 がんの場合 250,000円

上皮内新生物の場合 25,000円

特定診断給付金 がんの場合 250,000円
入院給付金 日額 5,000円
通院給付金 日額 5,000円
手術治療給付金 1回につき 10万円
放射線治療給付金 1回につき 10万円
抗がん剤・ホルモン剤治療特約 治療を受けた月ごとに 50,000円

(乳がん・前立腺がんのホルモン剤治療は25,000円)

がん先進医療特約 通算 2,000万円まで

(一時金 15万円)

診断給付金複数回支払特約 がんの場合 500,000円

上皮内新生物の場合 50,000円

特定保険料払込免除特約 免責事由に該当した場合保険料の払込を免除

※試算条件:55歳・男性、終身払い

上記の加入内容で、毎月の保険料は5,048円です。

「特定保険料払込免除特約」を付加することで、所定の条件を満たすと保険料の払込が免除となります。

がん保険の保険金の支払い実績も多い会社ですので、支払いもスピーディなため安心できますね。

終身ガン治療保険|チューリッヒ生命

チューリッヒ生命の終身ガン治療保険は、放射線治療や抗がん剤・ホルモン剤治療を受けた場合の保障が主契約であるがん保険です。

入院の有無に関わらず、放射線治療や抗がん剤・ホルモン剤治療を受けた場合は、定額の保険金を受け取ることができます。

入院給付金や通院給付金、診断一時金も特約を付加することで受け取ることが可能です。

50代の方におすすめのプランは以下の通り。

保障内容 保障額
放射線治療給付金 1か月につき 200,000円
抗がん剤・ホルモン剤治療給付金 1か月につき 200,000円
自由診療抗がん剤・自由診療ホルモン剤治療給付金 1か月につき 400,000円
通院給付金 1日 5,000円
先進医療給付金 通算 2,000万円まで
先進医療支援給付金 1回 150,000円
診断一時金 1回 500,000円
悪性新生物払込免除特約 がん(悪性新生物)と診断確定された場合、以後の保険料払込が免除

※試算条件:55歳・男性、終身払い

上記の加入内容で、毎月の保険料は7,752円です。

悪性新生物払込免除特約もついているため、所定の条件に該当すると、保険料の払込が免除されます。

入院特約や手術特約を付加すると、保険料が1万円近くになるため、ご家庭の都合を考慮した上で、本当に必要か考えて加入しましょう。

がん保険「ダブルエール」|ライフネット生命

ダブルエールは、保障内容がとてもシンプルながん保険。あえて保障を細かく分けないことで、とても内容が分かりやすくなっています。

最大の特徴は、「治療サポート給付金」です。

がん・上皮内新生物の治療を目的として手術・放射線治療・抗がん剤治療(ホルモン療法含む)を受けた場合、治療を受けた月ごとに保険金を受け取れる仕組み。

給付される回数も無制限ですので、がんによる治療が長引いても手厚い保障を受けることができます。

50代の方におすすめのプランは以下の通り。

保障内容 保障額
がん診断一時金 1,000,000円
上皮内新生物一時金 500,000円
治療サポート給付金 月に1回 100,000円
がん先進医療給付金 通算 2,000万円まで

※試算条件:55歳・男性、終身払い

上記の加入内容で、毎月の保険料は6,186円となります。

他のがん保険と比べると、保険料もそこまで高額ではありません。

収入の減少に備えたい方は、「がん収入サポート給付金」を付けると、がんと診断された翌年から生存していると年に1回保険金を受け取ることができます。(最大で5回まで)

ただし、がん収入サポート給付金を付加した場合は、保険料が1万円を超えるため、家計を圧迫しないか慎重に検討しましょう。

がん診断保険R|東京海上日動あんしん

がん診断保険Rは、がんと診断された場合の一時金の保障に加えて、70歳まで生存していると、それまで支払った保険料が返還されるのが最大の特徴。

同社が販売する医療保険、「メディカルkit R」と同じ性質を持った保険です。

ただし、この保険は最大で50歳しか加入できません。

50代の方におすすめのプランは以下の通りです。

保障内容 保障額
診断給付金 1回 1,000,000円
診断保険金(悪性新生物初回診断特約) 1回 1,000,000円
入院給付金(がん入院特約) 日額 10,000円
通院給付金(がん通院特約) 日額 5,000円

※試算条件:50歳・男性、終身払い

上記の加入内容で、毎月の保険料は6,876円となります。

70歳の時点で変換される保険料は、1,650,240円-受け取った診断給付金です。

保険料が戻ってくるため、支払った保険料の無駄を少しでも減らしたいという方におすすめです。

ただし特約の保険料は、返還されないため注意しましょう。

まとめ

今回は、50代の方に向けて、がん保険の必要性やおすすめのがん保険をまとめました。

50代になると、がんが発症する可能性が高くなるだけでなく、何かと出費も増える年代ですので、がん保険があると治療費が高額になっても安心です。

ただし、全員が必要なわけではありません。ご自身にとってがん保険が必要かどうかをしっかり検討した上で、ご自身にあったものを選んでいきましょう。

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