おすすめのワーホリ保険ランキング2019-FPが選び方から保険料を安くする方法まで解説

2024.07.16

海外旅行保険

ワーホリ保険とは、海外への長期滞在で起こりうるトラブルに備えるための保険です。

特に、海外での治療費は1,000万円を超えるほど高額になりがちで、保険がなければ受け入れ拒否されたり、ワーホリの中断リスクも生まれます。

また、ワーホリ保険に加入することで、24時間日本語対応のコールセンターの利用が可能となるのです。

病院や通訳の手配から、アクシデントの相談ができるため、ワーホリ中の大きな助けとなるでしょう。

海外ではトラブルに巻き込まれる確率が高く、リスクに備えるためにも、ワーホリ保険は必須。

記事では、ワーホリ保険で知っておくべきこと、選び方、そして保険料を抑える方法などを解説します。

最後には、おすすめのワーホリ保険8選を比較するので、あなたに合った商品が見つかるはず。

それではさっそく見ていきましょう!

ワーホリ保険とは

ワーホリ保険とは、海外旅行/留学保険とも呼ばれ、海外で起きた病気やけがを保障するための保険です。

海外では治療費が高額となるため、出国前に加入しておくのが一般的。

また、カナダやフランスなどの一部の国は、保険に加入していないとワーホリで入国できません。

外国という見知らぬ土地で生活をすることは、楽しさやワクワクの他、ストレスや不安にも襲われます。

ストレスや思わぬ事故から病気やケガになった時、万全の治療を受けられるように、ワーホリ保険は加入しておきましょう。

ここからは、ワーホリ保険の保障内容と必要性、海外の医療費などを解説していきます。

まずは、ワーホリ保険の知識と必要性について見ていきましょう。

ワーホリ保険の保障内容をおさらい

ワーホリ保険は特殊な保険のため、しっかりと理解している人は少ないと思います。

そのため、まずは基本となるワーホリ保険の保障内容を確認していきましょう。

【傷害死亡保障】

ワーキングホリデー中の事故が原因で、被保険者が死亡した時に、保険金が支払われる保障。

【傷害後遺症保障】

ワーキングホリデー中の事故が原因で、被保険者に所定の後遺症が出た場合に、保険金が支払われる保障。

【疾病死亡保障】

ワーキングホリデー中になった病気が原因で、被保険者が死亡した時に、保険金が支払われる保障。

【治療救援費用保障】

これはワーホリ保険ならではの保障といえます。

治療救援費用保障は、ワーホリ中に被保険者が病気やケガになった場合の、治療費を負担する保障です。

さらに、被保険者の家族が救援に向かう時にかかる費用を負担してくれます。

主に、治療費・親族が現地に行く費用・捜索救援費用をカバーすると覚えておきましょう。

【個人賠償】

海外では、治療費のほか損害賠償も高額になりがちです。

相手にけがをさせてしまったり、あやまって店やホテルのものを壊したりした場合などの損害賠償責任を負った時に、保険金が支払われます。

【携行品損額】

ワーキングホリデー中に、スーツケースやカメラが盗まれたり、落として破損したりした場合の補償です。

【生活用動産】

携行品損害と似た補償です。

しかし、生活用動産は居住施設に保管していた物が、盗難などの損害を受けた場合も補償されます。

基本的な保障は上記の通りで、後は必要に応じて特約を追加します。

どれも、ワーキングホリデーならではの、長期滞在に応じた保障内容ばかりです。

ワーホリ保険は必要?

先にも述べましたが、ワーホリ保険が必要な国に渡航する場合は、有無を言わずワーホリ保険に加入しましょう。

ワーホリ保険が渡航に必須条件となっている、主な国は以下の通りです。

・カナダ
・フランス
・アイルランド
・ドイツ
・ノルウェー

上記の国に、ワーホリ保険なしで渡航すると、入国さえ拒否される可能性があります。

ワーホリ保険加入を条件にしている国は増加傾向にあるため、ビザ取得に合わせて計画的に保険加入を行いましょう。

では、その他の国の場合、ワーホリ保険は必要なのでしょうか?

結論から言えば、加入しておくのがおすすめです。

その理由は、2つあります。

1つ目は、海外の医療費は高額となるから。

日本は公的制度が整っているため、100万円以上の治療を受けたとしても、実質自己負担額は10万円以内に収まります。

しかし、海外は日本のように公的制度が充実していません。

例えば、アメリカで心不全を起こしたところ、2,000万円以上の医療費がかかったというケースがあるのです。

1,000万円以上の治療費がかかるケースは多くあり、それらに備えておくためにもワーホリ保険が必要なのです。

最悪の場合は、保険未加入のため、受け入れ拒否される可能性さえあります。

2つ目は、ワーホリ保険加入者の約70%が、保険金請求している事実があるからです。

もしかすると、「自分は病気やケガをしない」と思っている方がいるかもしれません。

しかし、海外ではトラブルに遭う確率が高いです。

ジェイアイ傷害火災が2017年に実施した調査によると、海外旅行者が補償対象となるトラブルに遭う確率は3.42%だと判明しています。

これは29人に1人が事故に遭うということであり、日本国内で交通事故に遭う確率よりも、8倍以上高いのです。

また、ワーホリは海外旅行や留学とは異なり、働く機会があると思います。

働き始めると、大きなストレスがかかったり、思わぬトラブルに巻き込まれたりする可能性が高いです。

そのため、保険金請求する確率がぐっと高いでしょう。

まとめると、ワーホリ保険が必要な理由は次の2つ。

・海外では医療費や損害賠償が高額になる
・保険金請求をする確率が高い

【ワーホリ中の治療費に健康保険は適用できる】

海外の医療費は高額になりがちですが、実は日本の健康保険を適用できるのです。

健康保険には「海外療養制度」があり、海外で支払った治療費も、帰国後に手続きを行えば治療費の7割は戻ってきます。

ただし、治療費は海外の治療費ではなく、日本で受けた場合の治療費に換算されます。

どういうことかというと、海外で盲腸の手術を受けて200万円支払ったとしましょう。

この治療費を還付してもらう場合、日本で盲腸の手術を受けた場合の治療費が適用されるのです。

もし日本の盲腸手術が40万円なら、40万円の7割、つまり28万円が還付されます。

200万円の7割である140万円が還付されるわけではありません。

つまり、ほとんどの場合で海外治療費の半分も還付されないのです。

また、以下の点も考慮すると、ワーホリ保険に加入しておいた方が安心でしょう。

・現地で高額な治療費を支払う必要がある
・現地の病院で診療証明書や明細書などを発行してもらう必要がある
・差額ベッド代などは健康保険対象外

海外での医療費について

海外の医療費は高額になると述べましたが、具体的な金額が分からないことには、イメージがつきませんよね。

そこでここからは、主なワーホリ協定国の医療費を様々な要素から見ていきます。

平均の医療費を知ることで、ワーホリ保険の必要性が明確になってくるでしょう。

【1日当たりの入院費用】

・アメリカ:約58万1千円
・スイス:約53万2千円
・ニュージーランド:約23万8千円
・オーストラリア:約8万5千円
・イタリア:約7万3千円
・中国:約7万6千円
・シンガポール:約8万7千円
・カナダ:約31万6千円

海外で入院をすると、高額な医療費がかかります。

特に、アメリカやカナダの入院費用は膨大な額なので、数日間の入院だけで費用が底をつく可能性があります。

ちなみに、アメリカの平均入院日数は6.1日、各国の平均は10.2日です。

【足の骨折】

・アメリカ:約314万円
・英国:約205万円
・オーストラリア:約177万円
・カナダ:約22万2千円
・イタリア:約42万2千円
・ドイツ:約56万9千円
・香港:約92万5千円

脚を始めとする各部分の骨折は、日常生活で起こる確率が高いです。

実際に、海外でスキーなどのスポーツをしていて、骨折したという事例はあります。

さらに、強盗などに襲われて骨折することもあるのです。

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参考
AXA Global Healthcare”The cost of healthcare global”
International Federation of Health Plans “2015 Comparative Price Report”
Peterson-Kaiser Health System Tracker “How do healthcare prices and use in the U.S. compare to other countries?”
医療費用は2019年4月8日時点のアメリカドルを円に換算したものとする

こうしてみると、国や病気・ケガによって、かかってくる医療費は大きく異なります。

心臓バイパスのような複雑な手術の平均は約240万円、骨折などは約110万円、MRIは約5万3千円です。

結論としては、どのような理由で入院や手術を受けようと、海外では高額な治療費がかかってしまいます。

たった1回の治療のせいで、資金が底をつき、やむを得ずに帰国するのは避けたいですよね。

だからこそ、ワーホリ保険に加入して、万全を期しましょう。

歯医者は必ず日本で行っておくべき理由

もしかすると、「海外に行く前に歯の治療は終えておくべき」と聞いたことがあるのではないでしょうか?

これはその通りで、国に関わらず海外での歯科治療は高額です。

特に、アメリカは歯科治療費が高額だと有名で、日本の3~10倍もすると言われています。

どの国で虫歯治療を受けるとしても、安くて2万円、高くて10万円かかると思っておくべきです。

また、ワーホリ保険や海外保険は病院での治療費を負担しても、歯の治療は補償対象外となっていることが多いです。

つまり、保険に加入していても、全額自己負担となる場合があります。

しかし、帰国後に海外療養制度の手続きを行うことで、歯科治療費もまた健康保険の7割が還付されるのです。

歯科治療の海外療養制度もまた、日本で同様の治療をした時を想定して還付されます。

何より、慣れない外国で歯の治療を受けるのは、少しばかり怖いですよね。

そのため、ワーホリ出発前に、口内トラブルは失くしておいた方が精神的にも、経済的にも安心です。

特に虫歯がない方でも、一度日本の歯科医でチェックしてもらいましょう。

クレジットカードとワーホリ保険はどっちがおすすめ?

クレジットカードの中には、海外旅行の際の保障が付帯されているものがあります。

費用を節約するためにも、クレジットカードの付帯保険のみで、ワーホリ生活を送ろうと考えている方もいるでしょう。

しかし、基本的にはワーホリ保険に加入するのがおすすめです。

ワーホリ保険とクレジットカード付帯保険の、主な違いは以下の3つ。

・保障期間
・ケガと病気補償の有無
・保険金額の上限

まずは、保障期間から見ていきましょう。

ワーホリ保険の場合は、保障は解約するまで継続します。

対して、クレジットカード付帯の保険は、長くても3か月までです。

そのため、4か月目からは保障を受けられません。

海外旅行なら3か月の保障で問題ありませんが、約1年に及ぶワーホリでは十分な保障を得られないのです。

そして、クレジットカードには、ケガと病気保障が付帯されていないことがあります。

よく「死亡保険金2,000万円」などを見かけますが、死亡保険金よりも治療費などの方が重要です。

極端な話、死亡保険金が出なくても私たちは困りませんが、医療費分の保険金が出ないと大変困ります。

また、ケガと病気保障が付帯されていても、支払保険金額は200~300万円上限になっているのがほとんどです。

つまり、高額治療費では全額サポートできない可能性が、クレジットカードにはあります。

対して、ワーホリ保険は最低でも500万円保障され、多くの商品は2,000万円を上限としています。

そのため、ほとんどの場合で治療費を全額サポートしてくれるのです。

クレジットカード付帯の保険は、海外旅行のためのものと考えましょう。

長期間滞在するワーキングホリデーでは、ワーホリ保険などに加入する必要があります。

ワーホリ保険が必要な人

基本的には、誰もがワーホリ保険に加入しておくべきです。

長い滞在期間、何があるか予測はつきません。

慣れない外国生活ということもあり、ストレスから体調を崩してしまう可能性は十分にあります。

その時に、ワーホリ保険がなければ、高額な医療費が請求されるうえに、ワーホリを中止するリスクも出てくるのです。

病気やケガになるからと確信して、保険に加入する人はいません。

保険はあくまでも万が一に備えるためのものであり、使わなかったから損というわけではないのです。

特に、現地の言葉に不安のある方は、ワーホリ保険に加入しておきましょう。

というのも、各保険会社は補償のほかに、日本語のコールセンター対応を用意しているからです。

コールセンターは24時間対応で、次のようにワーホリ生活をサポートしてくれます。

・医療機関の紹介と手配
・通訳の手配
・キャッシュレス支払い
・紛失や盗難手続きの案内

体調がすぐれずに、言語に不安を覚える中、医療機関へ向かうのは精神的負担が大きいです。

そんな時に、医療機関の手配、さらには通訳も用意してくれるのは大きな助けとなります。

ワーホリ保険が必要ない人

ワーホリ保険が必要ない人は、以下3つの全てに該当する方です。

・滞在期間が3か月未満
・病気とケガ補償のあるクレジットカードを持っている
・保険料がもったいないと思う

補償が一切ない状態で、ワーキングホリデーを行うのは怖いです。

そのため、ワーホリ保険に加入しなくとも、海外補償のついたクレジットカードは持っていきましょう。

その際は、病気やケガでの治療費を負担してくれるものを選んでください。

ワーホリ保険の重要性について

ここまで学んだことをまとめると、ワーホリ保険は以下の点で重要です。

・高額な治療費をしっかりサポート
・損害賠償費にも対応
・ワーホリ中に何か起きても安心
・キャッシュレス治療サービスに対応(保険会社が直接支払ってくれる)
・国によってはワーホリ保険が入国条件
・医療機関や通訳の手配をしてくれる

ワーホリ保険の保険料は、商品や補償内容にもよりますが、毎月2万円ほどです。

他の保険と比べると、少し高額なような気がするかもしれません。

しかし、約2万円で安心感あるワーホリ生活を送れるのは、大きなメリットでしょう。

また、加入時に期間中の保険料は一括払いすると、ワーホリ中は保険料が負担になりません。

思いがけない海外医療費から、自分自身を守って、楽しいワーホリ生活を送るために、ワーホリ保険の加入を検討してください。

次の項では、ワーホリ保険の選び方を解説します。

ワーホリ保険の選び方

ここからは、ワーホリ保険の選び方を紹介します。

ワーホリ保険の商品数は少ないものの、同じ保障内容のものはありません。

また、国内と海外の保険会社どちらで選ぼうかと迷っている人もいるでしょう。

そのため、ワーホリ保険の選び方を解説した後、海外の保険会社との違いを見ていきます。

保険金額の設定はいくらにするか

ワーホリ保険選びで、最も重要なのは保険金額の設定です。

保険金額が少なければ、万が一の時に十分な保障を得られません。

対して、設定保険金額が高すぎると、保険料が割高になってしまうのです。

一概に保険金額と言っても、死亡保険金や個人賠償責任など数多くあります。

各々のニーズに合った金額を設定すべきですが、治療・救済費用は高めに設定しましょう。

すでに見てきたように、海外では治療費が1,000万円を超える可能性があります。

せっかくワーホリ保険に加入したのに、治療費上限が低かったため、全額カバーできなかったのでは意味がありません。

そのため、治療・救済費用の上限は1,000万円以上にするのがおすすめです。

また、トラブルに巻き込まれることを考慮して、個人賠償責任も手厚くしておくといいですね。

治療・救済費用と個人賠償責任さえ手厚ければ、他は手薄でも大きな問題にはなりません。

特約は何をつけるか

特約を付帯することで、保障内容は手厚くなりますが、保険料は高くなります。

そのため、本当に必要な特約かどうかを見極めたいところ。

例えば、自宅以外で携行している所有物が盗難された時、保険金が支払われている携行品損害。

正直、この保障がいるかどうかと言えば微妙なところです。

盗難の可能性は日本よりも海外の方が高いですが、自分である程度の盗難対策はできます。

対策とは、夜道を一人で歩かなかったり、貴重品を持ち歩かなかったりすること。

このように、自分で予防することで、発生確率を下げられます。

そのため、わざわざ保険料を高くしてまで、特約をつける必要はないかもしれません。

携行品損害の他、航空機手荷物遅延や航空機遅延など、必要性をしっかりと見極めるべき保障はたくさんあります。

特約は無料ではないので、保険料を抑えるためにも、必要なものだけ付帯する方向で行きましょう。

保険証明書は渡航先の言語で発行してくれる?

意外と見落としがちですが、渡航先でワーホリ保険に加入していることを証明する必要が多々あります。

証明するタイミングは、ビザ申請の時や入国の時、現地企業に雇われる時だったりします。

その時に、日本語で書かれた保険証書などを見せても、相手は理解してくれません。

だから、各保険会社は外国語で書かれた保険加入証明書を発行しているのです。

多くの保険会社は無料で発行していますが、中には有料にしているところもあります。

基本的に、英語や中国語はどの保険会社も対応しています。

しかし、イタリア語やドイツ語、韓国語などは会社によって発行していないのです。

もし、あなたの渡航先の言葉で証明書を発行してくれないのなら、政府認定の通訳者に通訳依頼する必要性が出てくるかもしれません。

そのため、どの言語で保険証明書を発行してくれるのかは、大切な要素です。

国内の保険会社と海外の保険会社どちらにするか

実は、ワーホリ保険は国内だけではなく、海外保険会社も販売しています。

そして、国によっては海外保険会社の保険でも受け付けてくれるのです。

国内保険会社との違いは、次の項で説明しますが、基本的には国内保険会社がおすすめ。

海外保険会社ということもあり、現地の言葉で説明されているため、言語に自信のない方にはハードルが高いです。

また、ほとんどの海外保険会社は現地からしか加入できません。

正直なところ、国内保険会社と海外保険会社には、大きな差はないと思われます。

違いがないのなら、24時間の日本語対応サービスも付いている国内保険会社を選んだ方が賢明でしょう。

国内の保険会社と海外の保険会社の違い

国内と海外保険会社の違いは、ほとんどないと述べました。

しかし、1つだけ大きな違いがあります。

その違いこそが、保険料です。

海外保険会社の方が、保険料はかなり安くなります。

同じような保障内容でも、保険料は国内の50%だけということもあるのです。

それゆえに、少しでも費用を節約したい方に、海外保険会社は人気があります。

ただ、細かな保障内容を見ると、国内保険会社の方が充実しているでしょう。

特に、海外保険会社では、日本語対応コールセンターがないのがデメリットです。

また、国内保険会社でも保険料を十分に抑える方法はあります。

次の項では、ワーホリ保険の保険料を抑える方法を解説していきます。

ワーホリ保険の保険料を抑える方法

ワーホリの保険料を抑える方法は、ずばりオーダーメイドで保険プランを製作することです。

多くの保険会社は、すでに保険金額や補償が組まれたパッケージプランを販売しています。

しかし、実は自分で保険金額や補償の有無を決められるのです。

パッケージプランのデメリットは、必要ない保障まで付帯してしまって、保険料を高くしてしまうこと。

例えば、携行品損害などの補償がすでに含まれているパッケージに加入してしまうと、不必要でもその補償にお金を支払わなければいけません。

だからこそ、保険プランはオーダーメイドで製作すべきなのです。

ワーホリ保険の保険料を抑えるためには、以下のポイントを意識してください。

・必要ない保障は外す
・死亡保険金額はつけない、もしくは金額を減らす
・現在加入している保険内容を確認する

ポイントは、死亡保険金額です。

現在加入している生命保険が、海外での死亡も支払い対象になっている可能性はあります。

その場合、ワーホリ保険でも死亡保障をつけてしまうと、保障が被ってしまうのです。

言い換えれば、無駄な保障をつけることになります。

そのため、ワーホリ保険では死亡保障を外してもいいでしょう。

もし死亡保障が被っていなくとも、ワーホリ保険で手厚い死亡保障はいらないように思われます。

トラブルに遭う確率は高くとも、死亡する確率は極めて低いです。

付帯するとしても、独身なら自身の葬儀費用に備えられる額だけにしておくといいでしょう。

もしくは、これを機会に終身もしくは定期保険に加入して、ワーホリ保険では死亡保障を付帯しないのもおすすめです。

余計な保障をつけずに、死亡保険金額を低くすることで、保険料はずっと抑えられます。

ワーホリ保険おすすめ8社の特徴を徹底比較

最後に、おすすめのワーホリ保険全8商品の特徴を解説します。

ぜひ参考にして、あなたに合ったワーホリ保険を選んでください。

1.東京海上日動のワーホリ保険

東京海上日動のワーホリ保険は、付帯する補償から保険金額まで、全て自分で選択できます。

そのため、保険料を抑えたい方におすすめのワーホリ保険です。

保障内容自体は一般的なもので、傷害治療費用や疾病治療費用は1,000万円・3,000万円・無制限とあります。

高額医療費に十分に対応できるのは嬉しいですね。

大きな強みは、グローバルネットワークを活かして、世界80都市以上に提携病院を持っていることです。

もし病気やケガが原因になると、24時間活動しているサポートデスクに電話をすることで、提携病院への手配をしてくれます。

そして、キャッシュレスサービスも実施しているため、あなたが病院で治療費を支払う必要はありません。

保険証明書は、英語・フランス語・イタリア語・スペイン語・ドイツ語・中国語・韓国語の全7ヶ国語に対応しています。

また、オーダーメイド製作の他、いくつかのプランも用意されているので、簡単に加入できるのです。

保険期間が6か月以上となるなら、資料請求することで、事前にオンラインで保険証明書の発行予約ができます。

ビザ手続きなどで、すぐに保険証明書が必要な方には、便利なサービスですね。

【シミュレーション】

アメリカ合衆国に1年間ワーホリ目的で滞在するとして、以下の保障内容で加入したとします。

・傷害死亡:1,000万円
・傷害後遺症:1,000万円
・治療救援費用:3,000万円
・疾病死亡:1,000万円
・賠償責任:1億円
・携行品損害:10万円
・航空機寄託手荷物:10万円
・航空機遅延:2万円

これは、安心プランM2の補償内容であり、ワーホリ中のトラブルにまんべんなく対応しています。

このプランだと保険料は、197,030円となり、月当たり約1万6千円です。

少し高いように思われますが、保障を外すことで、保険料はもっと安くなります。

2.AIG損保のワーホリ保険

ケガと病気の治療費用への補償が手厚いワーホリ保険です。

治療と救援費用は無制限なので、ワーホリ中に万が一が起きても安心。

24時間日本語で対応するコールセンターに電話をすると、医療機関や通訳の手配まで行ってくれます。

もちろん、キャッシュレス対応なので、病院で保険証券を見せると医療費の支払いは必要ありません。

また、個人賠償責任や生活用動産などの補償もあるため、長期滞在にバランスよく対応できます。

補償内容数も豊富なので、あなたのニーズに合った保険プランが製作できるでしょう。

補償内容からサポートサービスまで充実しているワーホリ保険です。

【シミュレーション】

以下の補償内容に、1年間の保険期間で加入したとします。

・傷害死亡:1,000万円
・後遺症障害:30万円~1,000万円
・治療救援費用:無制限
・疾病死亡:1,000万円
・個人賠償責任:1億円
・生活用動産:30万円

この補償内容だと、保険料は246,560円(毎月約20,546円)になります。

手厚い補償内容で、安心してワーホリ生活を送りたい方に、おすすめの商品です。

3.ジェイアイ傷害火災のワーホリ保険

ジェイアイは、世界中に拠点を置くAIGグループと国内の大手旅行業者JTBグループの合併会社です。

そのネットワークの強みを生かして、様々なサービスを展開しています。

例えば、世界55都市にある日本語で事故とトラブルの相談ができるJiデスク、海外300か所でキャッシュレスサービスを受けられる提携病院数など。

ジェイアイ傷害火災保険のワーホリ保険の特徴は、治療救援費用が無制限と手厚くなっていることです。

万が一、ワーホリ中に大きな病気になって、手術をしても安心。

実際に、9,000万円を超える治療費を払った実績がジェイアイ火災保険にはあります。

充実した海外サービス、無制限の治療救援費用が大きな強みでしょう。

【シミュレーション】

69歳未満の方が、以下の補償内容の118タイプに加入したとします。

・傷害死亡:1,000万円
・疾病死亡:1,000万円
・傷害後遺症:1,000万円
・治療救援費用:無制限
・個人賠償責任:5,000万円
・生活用動産:40万円

この補償内容だと、1年間の保障期間で保険料は223,120円(毎月約18,593円)になります。

4.損保ジャパン日本興亜のワーホリ保険

長期滞在中に起こりうる様々なトラブルに対応できるワーホリ保険です。

数多くのプランが用意されており、治療救援費用が無制限のものから、死亡補償をなくしたものまであります。

アシスタントサービスもばっちりです。

医療費の支払いが不必要なキャッシュレスサービス、電話による医療通訳サービス、退院後の帰国手配など。

アシスタントサービスの豊富さだけ言えば、トップクラスだと思われます。

【シミュレーション】

60歳未満の方が、以下の補償内容の保険に1年間加入したとします。

・傷害死亡:1,000万円
・後遺障害:1,000万円
・治療救援費用:無制限
・賠償責任:1億円
・携行品損害:50万円
・航空機寄託手荷物:10万円
・航空機遅延:2万円
・一時帰国中補償:あり

この条件だと、保険料は561,180万円にもなります。

正直に言うと、高額な保険料です。

最安の死亡補償をなくしたプランでも、417,010円となります。

そのため、このワーホリ保険は保険料を節約したい方には、おすすめできません。

ただ、保障内容やサービスは充実しているので、短期間だと良い選択肢となるかもしれません。

5.エイチエス損保のワーホリ保険

治療救援費用が手厚い上に、ワーホリ中の歯科治療費も負担してくれるワーホリ保険です。

治療救援費用が無制限なのに、保険料が比較的割安なのが特徴。

世界各国の主要都市に、提携病院を持っており、そこでの診察ならキャッシュレス対応しています。

また、24時間日本語対応のコールサービスでは、病院や通訳の手配、輸送機関なの手配などを行ってくれるのです。

各種手続きを、スピーディーに代行してくれるのは、助かるサービスですね。

エイチエスならではのサービスが、保険期間中に事故で破損した旅行カバンやカメラ、スマートフォンなどを修理してくれるもの。

【シミュレーション】

69歳以下の方が、以下の補償内容で1年間加入したとします。

・傷害死亡:1,000万円
・傷害行為障害:1,000万円
・治療救援費用:無制限
・疾病死亡:1,000万円
・賠償責任:1億円
・生活用動産:100万円
・航空機寄託手荷物遅延:10万円
・航空機遅延:3万円
・歯科治療費用:10万円

この条件だと、年間保険料は287,510円となります。

充実した保障内容に比べて、保険料が割安なのは嬉しいですね。

6.三井住友海上のワーホリ保険

ケガや病気時のサポートやキャッシュレスサービスなど、充実なサービスが特徴の海外保険です。

治療救援費用は無制限ではありませんが、最大1億円まで設定可能となっています。

補償内容の特徴と言えば、弁護士費用やテロ対策費用がプランに含まれていることです。

サポートサービスは、24時間日本語対応のコールセンターが用意されており、日本語が通じる病院の紹介や手配、病気や盗難などの相談が行えます。

【シミュレーション】

以下の補償内容で、1年間ワーホリ保険に加入したとします。

・傷害死亡:3,000万円
・傷害後遺症:3,000万円
・治療救援費用:3,000万円
・テロなど対応費用:10万円
・航空機遅延:2万円
・賠償責任:1億円
・携行品損害:50万円
・弁護士費用:100万円
・航空機寄託手荷物:10万円

この場合、保険料は486,270円となります。

治療救援費用が無制限ではないのに関わらず、年間約50万円なのは、高いように思われます。

保険料を抑えたい方は、他の商品にも目を向けるといいでしょう。

7.あいおいニッセイ同和損保のワーホリ保険

複数の保険プラン選択だけではなく、オーダーメイドでのプラン制作も可能なワーホリ保険です。

補償内容自体はシンプルで、治療救援費用は最大1億円まで設定できます。

24時間年中無休の日本語対応コールサービスがあり、そこでは病院の紹介や手配、緊急医療アシスタントサービスなどを受けられます。

また、特約を付帯することで、ワーホリ中に破損したスーツケースの修理代金を、あいおいニッセイ同和損保が支払ってくれるのです。

【シミュレーション】

69歳以下の方が、治療救援費用1,000万円のみの最低限の補償内容で、1年間加入したとしましょう。

すると、保険料の合計は391,100円となるのです。

悪くはないですが、より充実した補償内容で割安の商品もあります。

そのため、他のワーホリ保険も検討してみましょう。

8.チャブ保険のワーホリ保険

比較的、保険料が割安なワーホリ保険です。

保険料を抑えたい方は、加入を検討すると良いでしょう。

治療救援費用は金額無制限で保障してくれるので、高額な治療費を請求されても安心。

世界主要都市にある提携病院で治療を受けた場合は、キャッシュレスサービスが可能です。

日本語のコールサービスは24時間対応で、緊急援助サポートや病院の紹介と手配などをしてもらえます。

【シミュレーション】

現地でアパートを借りる方が、以下の補償内容で6か月加入したとします。

・傷害死亡:1,000万円
・傷害後遺症:1,000万円
・治療救援費用:3,000万円
・疾病死亡:1,000万円
・賠償責任:5,000万円
・生活用動産:60万円
・航空機寄託手荷物:10万円
・航空機遅延:2万円

最低限の補償内容で、保険料を抑えたプランです。

このプランだと、半年間の保険料は108,930円となります。

他の商品と比べると、割安だと思われます。

保険料を抑えたい方は、必見の商品です。

ワーホリ保険に加入するかは価値観しだいだけど加入したほうが無難

ワーホリ保険加入が必須でない国ならば、ワーホリ保険は別に加入する必要はありません。

実際に多くの方は、病気やケガ、トラブルに遭うことなく無事にワーホリを終えています。

しかし、万が一の時の安全を買うためにも、ワーホリ保険に加入するのがおすすめです。

保険料がもったいないと思う方は、保障を最低限のものにするといいでしょう。

海外という見知らぬ土地に、無保険で長期間滞在するのは、あまりおすすめできません。

万が一が起きた時に、経済面で困窮するほか、命を失う可能性もあるのです。

価値観次第ですが、可能ならばワーホリ保険に加入しておきましょう。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます!

ワーホリ保険に加入する主なメリットは次の通りでしたね。

・1,000万円を超える海外治療費をサポート
・住宅内の家財の盗難や破損を補償
・24時間日本語対応のコールセンターが海外生活をサポート

保険料は1万円を超える商品がほとんどですが、保険金額を減らしたり、保障を外したりすることで、割安な保険料を実現できます。

ただし、最も重要な治療救援費用は、手厚くしておくのを忘れないでください。

あなたにぴったりのワーホリ保険に加入して、素敵なワーホリ生活を送れるのを願っています!

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