個人年金保険50代おすすめランキング2019~FPが教える50歳からの個人年金保険

2024.07.16

個人年金保険

今回は、50代から個人年金保険を準備することについて、解説していきます。

50代となると60代が目の前なので、老後のことを余計に考えてしまいますよね。

退職してからの生活はゆとりあるものになるのか、心配している方は多いと思います。

公的年金はしっかりもらえるのか、減額されるのではないのかといった心配をしている方もいるでしょう。

そんな中、個人年金保険という積立の保険が人気を集めています。

数年前よりは受取率は低くなったものの、この保険を販売している保険会社は数多くあります。

ただ、50代になって「今さら積立の保険?」と思う方もいるでしょう。

そこで、50代から個人年金保険で老後の準備をするメリットとデメリットをご紹介すると、メリットとしては、若いころより公的年金のみで備えられるかが明確になってくるため、個人年金保険に加入するにしてもいくらの保険料で入れば丁度良いかが分かる点や、告知などが必要ないため、健康状態に不安のある人でも加入しやすい点などがあります。

一方、デメリットとしては、受取率が若いころと比べて低くなる点などです。

50代で個人年金保険に加入している人は50~54歳が31.9%、55~59歳が28.5%で、年間で支払っている保険料は12~18万円未満となっています。

また、50代におすすめの個人年金保険には、明治安田生命の「年金かけはし」や住友生命の「たのしみ未来」などがあり、それぞれ契約年齢や受取率が異なったりと商品の特徴は異なります。

マニュライフ生命の「こだわり個人年金」は外貨建ですので、他の円建の個人年金保険とは仕組みも異なります。

ぜひそういった点に注目して、読み進めていただければと思います。

50代から個人年金保険を準備するのは遅い?50代から老後の準備をするメリットとデメリット

まずは、50代から個人年金保険を準備するメリットとデメリットについて、解説していきます。

メリット デメリット
①退職年齢が65歳だとすると、50歳の時点であと15年なので、より危機感を持ってお金がいくら必要になってくるのか、考えられる。

②実際に公的年金のみで備えられるかが、若いころより見えてくる。

③個人年金保険料控除を利用できる。

④強制的にお金を貯められる。

⑤告知などが必要ない個人年金保険が多いので、健康状態に不安のある人でも加入しやすい。

⑥保険料の払込期間が短いため、受取率が若いころと比べて、低くなる。

⑦契約年齢外である商品もある。

⑧保険会社が破たんする可能性がある。

 

以上のようなメリット、デメリットが考えられます。

それでは、個々に解説していきます。

②50代になると、例えば、毎年の誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」に記載されている将来受け取れる年金額もより分かるようになるかと思います。

ねんきん定期便は、50歳以上と50歳未満で様式が異なり、日本年金機構のホームページには、以下の様に記載されています。

50歳以上の方の場合は、現在加入している年金制度に、60歳まで同じ条件で加入し続けたものと仮定して計算した老齢年金の見込額を表示しています。

引用_日本年金機構「Q. 主人に届いた「ねんきん定期便」(50歳以上の方用)と、私に届いた「ねんきん定期便」(50歳未満の方用)の様式が違いますが、何が違うのですか。」

ですので、本当に新たに個人年金保険に加入する必要があるのかがより明確になります。

⑤個人年金保険は告知などが必要なものが多く、健康状態に不安のある人でも加入しやすいです。

例えば、後ほどご紹介する明治安田生命の「年金かけはし」では、医師による診査や健康状態などの告知は不要となっています。

⑥受取率が若いころと比べて低くなります。

例えば、同じく明治安田生命の「年金かけはし」で見ると、20歳男性で月々の保険料が20,000円で据置期間ありだと、受取率は107.%とかなり高くなります。

一方で、50歳男性で月々の保険料が20,000円で据置期間ありだと、受取率は103.7%とかなり下がります。

ちなみに、55歳男性で月々の保険料が20,000円据置期間は設定できないためなしだと、受取率は101.8%とより下がります。

受取率が103%、101%までになると、⑧の保険会社が破たんするリスクも考えると、個人年金保険に加入しなくても良いのではないか、と思う方は少なくないでしょう。

⑦50代から個人年金保険を考えるとすると、そもそも契約年齢内かという問題に直面します。

例えば、明治安田生命の「年金かけはし」だと、55歳までですし、他社の商品も契約年齢内であっても月々に掛けられる保険料に制限が出てくる場合もあります。

以上、50代から個人年金保険を準備することについて見てきましたが、よくメリットとデメリットを確認して、検討した方が良さそうです。

参考サイト⇒明治安田生命「年金かけはし」

50代は何割くらい、いくらぐらい個人年金保険料を支払っているのか

次に、個人年金保険に加入している50代は何割くらいいるのか、そして保険料はいくらぐらい支払っているのかについて、解説していきます。

生命保険文化センターの個人年金保険の加入状況のデータによると、平成30年の個人年金保険の世帯加入率は、以下のとおりとなっています。

全体 21.9%
29歳以下 15.3%
30~34歳 18.6%
35~39歳 20.0%
40~44歳 23.1%
45~49歳 27.9%
50~54歳 31.9%
55~59歳 28.5%

50~54歳が31.9%、55~59歳が28.5%となっており、全体の21.9%と比べて、大幅に多いことが分かります。

30代までの若いころよりも、老後への備えを意識している証拠でしょうか。

次に、いくらぐらい保険料を支払っているかについては、同じく生命保険文化センターのデータによると、世帯主の年齢別で見た場合ですが、年間の保険料は50~54歳は12~18万円未満が最も多く、55~59歳も12~18万円未満が最も多いという結果でした。

月々の保険料に直すと、年間12~18万円は1~1.5万円になります。

参考サイト⇒生命保険文化センター「個人年金保険の加入状況」

参考サイト⇒生命保険文化センター「個人年金保険の世帯年間払込保険料」

50代独身男性に個人年金は必要?支払い保険料の目安と受取総額シュミレーション

次に、50代独身男性の場合の個人年金保険の必要性と支払い保険料の目安と受取総額のシュミレーションを行っていきます。

50歳独身男性は厚生年金に加入しているとし、厚生労働省年金局の「平成28年度厚生年金保険・国民年金事業の概要」によると、平成28年度の厚生年金保険(第1号)の受給権者の平均年金月額は145,638円ですので、老後に月々この金額を受け取ると仮定します。

シュミレーションは明治安田生命の年金かけはしで行います。

平成27年の独身世帯の平均消費支出は161,623円となっているため、月々15,000円程度足りず、毎月貯金を削って生活していかなければならない可能性があるため、それを補うために個人年金保険への加入は必要になるでしょう。

年金の種類 10年確定年金
契約年齢 50歳
月々の保険料 20,000円
年金開始年齢 75歳
保険料払込期間 20年
据置期間 5年
基本年金金額 約497,000円
月々の受取金額 約41,000円
受取率 103.7%

50歳で加入する場合、月々の保険料を20,000円以下では設定できなかったため、下限の20,000円で設定し、シュミレーションしてみました。

月々の受取金額は約41,000円とかなりゆとりを持てる結果となりました。

しかし、この年齢になると、開始年齢も75歳からとなり、退職してからの10年間は個人年金保険からは何も受け取れないという形になります。

ただ、75歳から85歳までの10年間受け取れるメリットは、今は長生きの時代なので長生きのリスクに備えられることでしょう。

参考サイト⇒厚生労働省年金局「平成28年度厚生年金保険・国民年金事業の概要」

参考サイト⇒総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)平成29年(2017年)家計の概要 総世帯及び単身世帯の家計収支」

参考サイト⇒明治安田生命「年金かけはし」

50代既婚男性に個人年金は必要?支払い保険料の目安と受取総額シュミレーション

次に、50代既婚男性の個人年金保険の必要性と支払い保険料の目安と受取総額をシュミレーションしてみます。

50歳既婚男性が厚生年金に加入している場合で考えてみます。

シュミレーションは明治安田生命の年金かけはしで行います。

厚生年金の場合、前述したとおり平均年金月額は145,638円となっています。

平成27年の2人以上の世帯の平均消費支出は283,027円となっているため、妻も厚生年金で同じく145,638円もらうとすると、もらえる年金額と2人の消費支出が=になるぐらいでしょうか。

ですので、よりゆとりのある老後を送りたいと考えているのなら、個人年金保険に加入しても良いでしょう。

年金の種類 10年確定年金
契約年齢 50歳
月々の保険料 20,000円
年金開始年齢 75歳
保険料払込期間 20年
据置期間 5年
基本年金金額 約497,000円
月々の受取金額 約41,000円
受取率 103.7%

月々約41,000円が受け取れることになり、かなりゆとりある老後が想像できます。

ですが、前述したように、50歳から加入するとなると、この明治安田生命の年金かけはしだと、月々の保険料は最低でも20,000円からとなります。

月々の保険料を10,000円代に抑えて、老後の受取額は少し増えるだけで良い、という方には向いていないかもしれません。

参考サイト⇒総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)平成29年(2017年)家計の概要 総世帯及び単身世帯の家計収支」

参考サイト⇒明治安田生命「年金かけはし」

50代独身女性に個人年金は必要?支払い保険料の目安と受取総額シュミレーション

次に50代独身女性の個人年金保険の必要性と支払い保険料の目安と受取総額をシュミレーションしていきます。

50歳独身女性が厚生年金に加入している場合で考えてみます。

シュミレーションは明治安田生命の年金かけはしで行います。

厚生年金の場合、前述したとおり平均年金月額は145,638円となっています。

平成27年の独身世帯の平均消費支出は161,623円となっているため、月々15,000円程度足りず、個人年金保険は必要になるでしょう。

年金の種類 10年確定年金
契約年齢 50歳
月々の保険料 20,000円
年金開始年齢 75歳
保険料払込期間 20年
据置期間 5年
基本年金金額 約498,000円
月々の受取金額 41,500円
受取率 103.7%

この場合だと、月々の保険料20,000円を支払って、月々の受取金額は41,500円となり、かなりゆとりある老後を送れる可能性が高いでしょう。

ただし、男性の場合でも見たように、この年齢で加入すると年金開始年齢が75歳になってしまいます。

独身ということで、65~74歳までの間は、例えば、定年後の再雇用をするという手もあります。

参考サイト⇒明治安田生命「年金かけはし」

50代既婚女性に個人年金は必要?支払い保険料の目安と受取総額シュミレーション

次に、50代既婚女性の個人年金保険の必要性と支払い保険料の目安と受取総額のシュミレーションを行います。

50代の既婚の女性だと、もし同世代の夫なら収入も若いころよりも高くなり、専業主婦だという方も多いのではないでしょうか。

そこで、ここでは50代既婚の女性は国民年金に加入しているとし、厚生労働省年金局が発表した「平成28年度厚生年金保険・国民年金事業の概要」によると、平成28年度の国民年金の受給権者の平均年金月額は55,464円ですので、この金額を受け取るとします。

平成27年の2人以上の世帯の平均消費支出は283,027円となっており、夫は厚生年金だとすると、月々145,638円を受け取ることになります。

そうすると、月々80,000円不足することになり、その部分を個人年金保険で補う必要性はあるでしょう。

今回も、明治安田生命の年金かけはしでシュミレーションしてみます。

契約年齢 50歳
月々の保険料 30,000円
年金開始年齢 75歳
保険料払込期間 20年
据置期間 5年
基本年金金額 約747,000円
月々の受取金額 62,250円
受取率 103.7%

この場合だと、月々の保険料30,000円で、月々の受取金額は62,250円となります。

約80,000円足りないので、それには約18,000円及びませんが、加入しないよりは安心感が増すでしょう。

足りない分は夫が加入する手もあるでしょう。

50代が個人年金保険ではなく貯金で老後の資金を準備した場合の違いをシュミレーション

次に、老後の資金を個人年金保険で準備する場合と、貯金で準備する場合にどれくらい金額に差があるのかについて、解説していきます。

1,000万円が手元にあるとして、個人年金保険で運用した場合と、銀行に預けておく場合で増え具合を比べてみます。

個人年金保険の受取率は50歳の加入の場合で多かった103.0%、三菱UFJ銀行の普通預金年0.001%とした場合のシュミレーション結果は以下のとおりです。

個人年金保険 貯金
受取率 103.0% 100.1%
受取額 1,030万円 1,001万円

なんと29万円もの差があります。

次に、500万円を個人年金保険で運用した場合と、銀行に預けておく場合で増え具合を比べてみます。

個人年金保険 貯金
受取率 103.0% 100.1%
受取額 515万円 500.5万円

500万円でも145,000円の差があります。

年齢が50代と高齢ですので、若いころよりはお金もあり、個人年金保険のような運用に回せる余裕のある方もいるでしょう。

ですが、やはり破たんする可能性がゼロではない保険会社に高額なお金を預けるのはあまり好きではなく、どちらかというと安定性を求める方もいるでしょう。

人それぞれ考え方は違いますので、どちらを取るかは自分だけではなく、ご家族とも考えた方が良さそうです。

50代におすすめの個人年金保険ランキング

最後に、50代におすすめの個人年金保険ランキングをご紹介していきます。

年金かけはし|明治安田生命

第1位は、明治安田生命の「年金かけはし」です。

明治安田生命の個人年金保険には、「年金かけはし」と「年金ひとすじ」がありますが、「年金ひとすじ」は現在取り扱いを中止しています。

それでは、この保険の商品の特徴と保障内容と50代で保険料を支払った場合の受取率について、解説していきます。

商品の概要 保障内容
・この保険は他社と比べても受取率は高い方で、20歳男性で保険料が20,000円、保険料払込期間が35年で、10年確定年金の場合だと、受取率107.0%であるが、50歳男性となると、受取率は103.7%まで下がる。

・契約年齢は20~55歳であり、56歳以降の人は加入できない。

・医師による診査や健康状態などの告知は不要なので、50代の健康に不安のある人でも加入できる。

 

・保険料払込期間中に亡くなった場合は、既払込保険料相当額として死亡給付金が支払われる。

・据置期間中に亡くなった場合は、既払込保険料相当額と積立金相当額のいずれか大きい金額を死亡給付金として支払われる。

・年金受取は、5年・10年確定年金の年金受取か一括受取のいずれかを選べる。

・保険料払込期間は20~40年で設定できるが、そういうことは50歳で加入すると65歳から受け取れるという契約にはできず、最低でも70歳からの受け取りとなる。

・据置期間は、1~5年で設定できるが、55歳で加入する場合は、据置期間は設定できない。

・保険料払込期間中に所定の障害状態になった場合に保険料が免除されるといった仕組みはない。

次に、月々の保険料20,000円を支払った場合の受取率は、以下のとおりです。

男性 女性
50歳 103.7% 103.7%
51歳 103.3% 103.4%
52歳 102.9% 103.0%
53歳 102.5% 102.7%
54歳 102.2% 102.3%
55歳 101.8% 101.9%

55歳だとかなり100%に近いので、加入する必要はあるのか考えなければなりません。

参考サイト⇒明治安田生命「年金かけはし」

参考サイト⇒保険市場「年金かけはし」

たのしみ未来|住友生命

第2位は、住友生命の「たのしみ未来」です。

住友生命の個人年金保険には、「たのしみ未来」と「たのしみ未来<学資積立プラン>」がありますが、ここでは「たのしみ未来」を解説していきます。

商品の概要 保障内容
・50歳女性で、月々の保険料が20,000円で、据置期間が最長の15年で年金支払開始年齢が75歳だとすると、受取率は108.9%となりかなり高い受取率実現できる。これは据置期間が15年と長く設定できるこの保険の特徴である。

・医師による診査や健康状態などの告知は不要なので、50代の健康に不安のある方でも加入できる。

・払い込みいただく保険料に応じて、保険料が割り引かれる保険料割引制度があり、適用される月換算保険料は15,000円以上となっている。

 

・保険料払込期間中に亡くなった場合は、既払込保険料相当額として死亡給付金が支払われる。

・据置期間中に亡くなった場合は、将来の年金支払のために積み立てた金額(保険料積立金相当額)が死亡給付金として支払われる。

・年金受取は、5年・10年・15年確定年金の年金受取か一括受取のいずれかを選べ、明治安田生命より豊富である。

・契約年齢は0~75歳で、明治安田生命と異なり、50代の人は全年齢が契約年齢に当てはまる。

・保険料払込期間は、10~50年で設定できるので、50歳で加入して65歳から受け取るということもできる。

・据置期間を0~15年で設定できる。

・契約時に選択した年金にかえて被保険者が生存している限り、一生涯年金が支払われる保証期間付終身年金移行特約を付加できる。

・保険料払込期間中に所定の障害状態になった場合に保険料が免除されるといった仕組みはない。

50歳で加入し、月々の保険料が20,000円で据置期間なしと15年で、年金支払開始年齢が60歳と75歳の場合の受取率は、以下のとおりです。

<男性>

据置期間 年金支払開始年齢 受取率
なし 60歳 102.5%
15年 75歳 108.8%

<女性>

据置期間 年金支払開始年齢 受取率
なし 60歳 102.5%
15年 75歳 108.9%

 

参考サイト⇒保険市場「たのしみ未来」

参考サイト⇒住友生命「たのしみ未来/たのしみ未来<学資積立プラン>」

こだわり個人年金|マニュライフ生命

第3位は、マニュライフ生命の「こだわり個人年金」です。

商品の概要 保障内容
・積立金は米ドルまたは豪ドルで運用されるが、お支払は一定額の円で確定するので、50代で外貨に弱い人でも分かりやすい。

・外貨で運用するため、為替相場の変動による影響を受け、お支払い時点の為替相場で円換算した年金の支払総額や死亡給付金額などが、お払い込みいただいた保険料円払込額の総額を下回ることがあり、損失が生じるおそれがある。また、保険関係費や解約時に解約控除、年金支払期間中には年金管理費がかかったり、外貨建の年金を毎年円に換算して受け取れるようにする特約など、円建ての個人年金保険と異なる部分が多いため、加入の際にしっかりわからない点を聞いて解決しておいた方が良い。

・契約後も、保険料円払込額を減額したり、払込を停止・再開したり、保険料払込期間を延長したりして、契約内容を変更できる。

・医師による診査や健康状態などの告知は不要なので、50代の健康に不安のある方でも加入できる。

・年金支払開始前に亡くなった場合は、積立金額か払い込まれた保険料相当額を年0.05%で複利計算して得た金額のいずれか大きい額が死亡給付金として支払われる。

・年金の種類は、保証期間付終身年金(保証期間10年)と確定年金(5年または10年)の2つがある。

・契約年齢は0~60歳だが、保険料の払込期間等によって異なり、例えば、確定年金で年金支払開始年齢が25~75歳だと契約年齢は0~50歳となる。

・保険料払込期間は、20年・25年・30年、55歳満了・60歳満了・65歳満了・70歳満了・75歳満了で設定できる。

50代で加入した場合のシュミレーションはホームページ上には公開されていませんが、40歳男性が加入した場合のシュミレーションは公開されていますので、ご紹介します。

毎月円で1万円を払い込むと、15年経過時には1,800,000円になり、それを米ドルに換算すると、15,891.82米ドルになります。

積立金額は、23,550.00米ドルとなり、これを円換算すると、2,603,217円となり、1,800,000円で割ると受取率は144.62%となります。

参考サイト⇒保険市場「こだわり個人年金」

参考サイト⇒マニュライフ生命「こだわり個人年金」

ソニー生命保険の年金保険|ソニー生命

第4位は、ソニー生命の「ソニー生命保険の年金保険」です。

ソニー生命の個人年金保険には、「5年ごと利差配当付個人年金保険」と「変額個人年金保険」がありますが、ここでは「5年ごと利差配当付個人年金保険」を解説していきます。

商品の概要 保障内容
・年金種類が5年または10年の保証期間付終身年金であったり、被保険者に所定の知的障害や身体障害、精神障害がある場合は、保険料の割引制度が適用されるが、告知をしなければならず、その際は引き受けられないため、50代で健康に不安のある方はこの制度の利用は厳しい場合がある。

・保険料払込期間中に所定の障害状態になった場合に保険料が免除される仕組みがある。

・保険料払込期間中に亡くなった場合は、既払込保険料相当額として死亡給付金が支払われる。

・年金受取は、5年・10年・15年確定年金か5年・10年の保証期間付終身年金のいずれかを選べる。

・契約年齢は15~60歳だが、年金の種類によってその範囲は異なり、5年保証期間付終身年金だと60歳まで加入できるが、その他確定年金と10年保証期間付終身年金では50歳までしか加入できない。

保険料については、ソニー生命のホームページではシュミレーションできるページがありません。

ですので、50代の保険料、受取率等を知りたいときは、ソニー生命に問い合わせてみましょう。

なお、この保険の商品パンフレットには35歳男性・女性の場合の契約例が記載されており、それによると、35歳から60歳まで保険料を支払い、年金額100万円を60歳からの10年確定年金として受け取ると、月々の保険料は男性32,010円、女性31,990円となります。

参考サイト⇒ソニー生命「5年ごと利差配当付個人年金保険」

みらいのカタチ年金保険|日本生命

第5位は、日本生命の「みらいのカタチ年金保険」です。

「みらいのカタチ」は、日本生命の主力商品であり、13種類の保険を組み合わせて自分に合う保障を作るという保険です。

その中に、老後に備える保険として年金保険があります。

商品の概要 保障内容
・終身保険や介護保険、入院総合保険などの他の保険と組み合わせて契約する場合が多い。

・所定の3大疾病等になった場合に保険料の払込みが免除される特約があるので、50代で3大疾病になるのではないかという不安がある人には安心できる保険である。

・年金開始日前に亡くなった場合は、会社所定の率をかけた金額の死亡給付金が支払われる。

・年金受取は、5年・10年・15年確定年金か10年保証期間付終身年金の年金受取か一括受取のいずれかを選べる。

・契約年齢は7~65歳だが、保険料払込期間などにより異なる場合があるので、希望の条件で50代でも加入できるかは問い合わせてみた方が良い。

保険料については、日本生命のホームページではシュミレーションできるページがないため、50代の保険料や受取率を知りたい場合は問い合わせてみましょう。

なお、30歳のシュミレーションは記載されていますので、そちらをご紹介すると、10年確定年金で、年金額72万円、保険料払込満了・年金開始が60歳の場合、男性の保険料は19,022円、女性の保険料は19,008円となります。

参考サイト⇒日本生命「みらいのカタチ年金保険」

郵便局かんぽ生命の個人年金保険|かんぽ生命

第6位は、かんぽ生命の「郵便局かんぽ生命の個人年金保険」です。

かんぽ生命の個人年金保険は、「長寿支援保険 長寿のしあわせ」といいます。

商品の概要 保障内容
・基本契約の加入は無告知だが、無配当総合医療特約を付加する場合は告知が必要となるため、50代で健康に不安のある人はこの特約を付加しての年金には加入できない場合もある。

・入院や手術、放射線治療を受けた時の保障である医療保障や不慮の事故で身体障害状態になったり死亡した時の保障である災害保障を付加することができる。

・年金支払の保証期間は20年(最大30年)か15年(最大20年)であり、例えば、70歳支払開始だと90歳まで最低保証され、最大で100歳まで年金を受け取れる。

・契約年齢は50~70歳で、50代はどの年齢も加入できる。

・加入できる年金額の範囲は10~90万円

 

保険料については、50歳男性で、年金支払開始年齢65歳で、年金額90万円で、15年間で22,113,000円の保険料を払い込むと、もし94歳までの30年間毎年90万円の年金を受け取ると、合計2,700万円となり、受取率は122.1%と非常に高くなります。

50代でも他の年齢でシュミレーションしたい場合は、かんぽ生命に問い合わせてみましょう。

参考サイト⇒かんぽ生命「長寿支援保険 長寿のしあわせ」

まとめ

以上が、50代から個人年金保険に加入することについてでした。

50代から個人年金保険に加入することは遅いと思いきや、様々なメリットがあることがお分かりいただけたかと思います。

もちろん受取率が若いころに加入するより低くなるというデメリットもありますが、多くの保険会社が個人年金保険を販売していますので、ぜひその中からあなたに合ったものを見つけてみてください。

以上となります。

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