個人年金保険40代おすすめランキング2019~FPが教える40歳からの個人年金保険
今回は、40代から個人年金保険に加入することについて、おすすめの個人年金保険商品をご紹介していきます。
40代になると老後のことを考えるようになり、本当に今のままで暮らしていけるのか不安になる方も多いかと思います。
40代から個人年金保険に加入するメリットとしては、公的年金のみで老後の暮らしに備えられるのかという不安が解消されたり、40代に限ったことではありませんが、個人年金保険料控除を受けられたりします。
一方、デメリットとしては、若いころに加入するよりも受取率が低くなる点などがあります。
40代の男性か女性か、独身か既婚かによって個人年金保険の必要性は異なり、あなたの家庭がどういった状況が見極める必要があります。
例えば、40歳独身男性で厚生年金の場合、老後の平均年金月額は145,638円となっていますが、平成27年の独身世帯の平均消費支出は161,623円となっているため、目安ではありますが、月々15,000円程度足りず、個人年金保険はその分必要になります。
さらに、おすすめの個人年金保険として、明治安田生命や住友生命、マニュライフ生命などを挙げ、それぞれの商品の特徴や保障内容などについて解説していきますが、その契約年齢や保険料の払込期間は何年に設定できるのか、据置期間はあるのか、付加できる特約は何かあるのか等、見るべきポイントは沢山あります。
その点も踏まえて、ぜひあなたにピッタリの個人年金保険を見つけてみてください。
目次
40代から個人年金保険を準備するのは遅い?40代から老後の準備をするメリットとデメリット
初めに、40代から個人年金保険を準備するメリットとデメリットについて、解説していきます。
そもそも個人年金保険とは、払込保険料を原資として運用し、あらかじめ取り交わした契約に基づいて、将来的に年金を支払う仕組みの保険です。
メリット | デメリット |
①40代になると子どもも独立し、心に余裕が生まれ、生活スタイルがある程度確立してきて、教育や住宅の費用の予想もできるようになるため、この40代の時期は自身の老後に向けての準備をするのに最適な時期である。
②公的年金のみで老後の暮らしに備えられるかという不安が解消される。 ③個人年金保険料控除を受けられる。 ④強制的にお金を貯められる。 |
⑤保険料の払込期間が短いため、受取率が若いころと比べて低くなる。
⑥保険会社が破たんする可能性がある。 |
個々に解説していきます。
②公的年金のみで老後の暮らしに備えられるかという不安が解消される、ということですが、厚生労働省年金局が発表した「平成28年度厚生年金保険・国民年金事業の概要」によると、平成28年度の国民年金の受給権者の平均年金月額は55,464円、平成28年度の厚生年金保険(第1号)の受給権者の平均年金月額は145,638円となっています。
その家庭によってもらえる額は異なりますが、公的年金のみで老後を暮らしていけるかな、という不安は少しでも解消されるかと思います。
③個人年金保険料控除は生命保険料控除の1つで所得税と住民税が安くなるというものです。
例えば、平成24年1月1日以降に締結した個人年金保険だと、その控除額は以下の表のとおりになります。
年間の支払保険料等 | 控除額 |
20,000円以下 | 支払保険料等の全額 |
20,000円超 40,000円以上 | 支払保険料等×1/2+10,000円 |
40,000円超 80,000円以上 | 支払保険料等×1/4+20,000円 |
80,000円超 | 一律40,000円 |
年間の保険料が60,000円(月々5,000円)だとすると、控除額は「60,000円×1/4+20,000円=35,000円となります。
個人年金保険料控除を受けられるというメリットは、40代から個人年金保険に加入したから、という訳ではありませんが、所得税、住民税が安くなるので、できれば早めに利用したいものです。
⑤保険料の払込期間が短いため、受取率が若いころと比べて低くなるというデメリットについてですが、例えば、明治安田生命の年金かけはしで受取率のシュミレーションをしてみると、20歳男性月々の保険料20,000円の場合の受取率は107.0%ですが、一方、40歳男性月々の保険料20,000円の場合の受取率は103.7%となります。
参考サイト⇒厚生労働省年金局「平成28年度厚生年金保険・国民年金事業の概要」
参考サイト⇒国税庁「生命保険料控除」
参考サイト⇒明治安田生命「年金かけはし」
40代は何割くらい、いくらぐらい個人年金保険料を支払っているのか
次に、実際に個人年金保険に何割ぐらい40代の方は加入しているのか、いくらぐらい個人年金保険料を支払っているのか、について解説していきます。
生命保険文化センターの個人年金保険の加入状況のデータによると、平成30年の個人年金保険の世帯加入率は、以下のとおりとなっています。
全体 | 21.9% |
29歳以下 | 15.3% |
30~34歳 | 18.6% |
35~39歳 | 20.0% |
40~44歳 | 23.1% |
45~49歳 | 27.9% |
50~54歳 | 31.9% |
55~59歳 | 28.5% |
40~44歳で23.1%、45~49歳で27.9%となっています。
また、いくらぐらい個人年金保険料を支払っているかについては、同じく生命保険文化センターのデータによると、世帯主の年齢別で見た時、40~44歳は6~12万円未満が最も多く、45~49歳は12~18万円未満が最も多いという結果でした。
参考サイト⇒生命保険文化センター「個人年金保険の加入状況」
参考サイト⇒生命保険文化センター「個人年金保険の世帯年間払込保険料」
40代独身男性に個人年金は必要?支払い保険料の目安と受取金額シュミレーション
次に、40代独身男性に個人年金保険は必要か、支払い保険料の目安と受取金額のシュミレーションを行います。
40歳独身男性が厚生年金に加入している場合で考えてみます。
シュミレーションは明治安田生命の年金かけはしで行います。
厚生年金の場合、前述したとおり平均年金月額は145,638円となっています。
平成27年の独身世帯の平均消費支出は161,623円となっているため、月々15,000円程度足りず、個人年金保険は必要になります。
年金の種類 | 10年確定年金 | |
契約年齢 | 40歳 | |
月々の保険料 | 12,000円 | |
年金開始年齢 | 65歳 | |
保険料払込期間 | 20年 | |
据置期間 | 5年 | |
基本年金金額 | 約298,000円 | |
月々の受取金額 | 約25,000円 | |
受取率 | 103.7% |
上記のように月々12,000円で加入すると、月々25,000円うけとれますので、ゆとりある生活を送ることができるでしょう。
ここでは厚生年金の場合で解説しましたが、国民年金の場合だと月々55,464円しかもらえないため、より多く保険料を掛けた方が良いでしょう。
参考サイト⇒総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)平成29年(2017年)家計の概要 総世帯及び単身世帯の家計収支」
参考サイト⇒明治安田生命「年金かけはし」
40代既婚男性に個人年金は必要?支払い保険料の目安と受取金額のシュミレーション
次に、40代既婚男性に個人年金保険は必要か、支払い保険料の目安と受取金額のシュミレーションを行います。
40歳既婚男性が厚生年金に加入している場合で考えてみます。
シュミレーションは明治安田生命の年金かけはしで行います。
厚生年金の場合、前述したとおり平均年金月額は145,638円となっています。
平成27年の2人以上の世帯の平均消費支出は283,027円となっているため、妻も厚生年金で同じく145,638円もらうとすると、もらえる年金額と2人の消費支出が=になるぐらいでしょうか。
ですので、必ずしも個人年金保険は必要という訳ではありませんが、余裕を持ちたいなら保険料は少額で良いので、加入しても良いでしょう。
年金の種類 | 10年確定年金 | |
契約年齢 | 40歳 | |
月々の保険料 | 12,000円 | |
年金開始年齢 | 65歳 | |
保険料払込期間 | 20年 | |
据置期間 | 5年 | |
基本年金金額 | 約298,000円 | |
月々の受取金額 | 約25,000円 | |
受取率 | 103.7% |
月々の保険料を12,000円掛けると、月々の受取金額は約25,000円となり、よりゆとりある生活を送ることができるでしょう。
なお、妻が専業主婦である場合には、国民年金で月々55,464円しかもらえないため、月々80,000円程度不足します。
年金の種類 | 10年確定年金 | |
契約年齢 | 40歳 | |
月々の保険料 | 30,000円 | |
年金開始年齢 | 65歳 | |
保険料払込期間 | 25年 | |
据置期間 | 0年 | |
基本年金金額 | 約926,000円 | |
月々の受取金額 | 約77,000円 | |
受取率 | 102.9% |
月々の保険料を30,000円掛けると、月々の受取金額は約77,000円となり、不足分を賄うことができるでしょう。
参考サイト⇒総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)平成29年(2017年)家計の概要 総世帯及び単身世帯の家計収支」
参考サイト⇒明治安田生命「年金かけはし」
40代独身女性に個人年金は必要?支払い保険料の目安と受取金額シュミレーション
次に、40代独身女性に個人年金保険は必要か、支払い保険料の目安と受取金額のシュミレーションを行います。
40歳独身女性が厚生年金に加入している場合で考えてみます。
シュミレーションは明治安田生命の年金かけはしで行います。
厚生年金の場合、前述したとおり平均年金月額は145,638円となっています。
平成27年の独身世帯の平均消費支出は161,623円となっているため、月々15,000円程度足りず、個人年金保険は必要になるでしょう。
年金の種類 | 10年確定年金 | |
契約年齢 | 40歳 | |
月々の保険料 | 12,000円 | |
年金開始年齢 | 65歳 | |
保険料払込期間 | 20年 | |
据置期間 | 5年 | |
基本年金金額 | 約299,000円 | |
月々の受取金額 | 約25,000円 | |
受取率 | 103.8% |
月々保険料を12,000円支払えば、月々約25,000円を受け取ることができます。
ただ、国民年金だった場合は55,464円しか受け取れないため、月々100,000円以上が不足してしまいます。
契約年齢 | 40歳 | |
月々の保険料 | 30,000円 | |
年金開始年齢 | 65歳 | |
保険料払込期間 | 25年 | |
据置期間 | 0年 | |
基本年金金額 | 約927,000円 | |
月々の受取金額 | 約77,250円 | |
受取率 | 103.0% |
月々保険料を30,000円支払えば、月々約77,250円を受け取ることができ、月100,000円以上の不足を完全に補うことはできませんが、加入しないときと比べれば、大分余裕が持てるかと思います。
参考サイト⇒明治安田生命「年金かけはし」
40代既婚女性に個人年金は必要?支払い保険料の目安と受取金額シュミレーション
次に、40代既婚女性に個人年金保険は必要か、支払い保険料の目安と受取金額のシュミレーションを行います。
40歳既婚女性が厚生年金に加入している場合で考えてみます。
シュミレーションは明治安田生命の年金かけはしで行います。
厚生年金の場合、前述したとおり平均年金月額は145,638円となっています。
平成27年の2人以上の世帯の平均消費支出は283,027円となっているため、夫も厚生年金で同じく145,638円もらうとすると、もらえる年金額と2人の消費支出が=になるぐらいでしょうか。
個人年金保険に加入しなくても生活していけそうですが、老後の暮らしに余裕を持ちたいのなら加入しても良いでしょう。
契約年齢 | 40歳 | |
月々の保険料 | 12,000円 | |
年金開始年齢 | 65歳 | |
保険料払込期間 | 20年 | |
据置期間 | 5年 | |
基本年金金額 | 約299,000円 | |
月々の受取金額 | 約25,000円 | |
受取率 | 103.8% |
月々の保険料を12,000円支払うと、月々約25,000円を受け取ることができるので、もし老後により余裕を持ちたいと思うなら、保険料は少額で良いので加入してみても良いでしょう。
参考サイト⇒明治安田生命「年金かけはし」
40代が個人年金保険ではなく貯金で老後の資金を準備した場合の違いをシュミレーション
次に、40代が個人年金保険ではなく貯金で老後の資金を準備した場合の違いをシュミレーションしていきます。
まずは、1,000万円が手元にあるとして、個人年金保険で運用した場合と、銀行に預けておく場合で増え具合を比べてみます。
個人年金保険の受取率は103.0%、三菱UFJ銀行の普通預金年0.001%とした場合のシュミレーション結果は以下のとおりです。
個人年金保険 | 貯金 | |
受取率 | 103.0% | 100.1% |
受取額 | 1,030万円 | 1,001万円 |
なんと29万円もの差があります。
次に、500万円を個人年金保険で運用した場合と、銀行に預けておく場合で増え具合を比べてみます。
個人年金保険 | 貯金 | |
受取率 | 103.0% | 100.1% |
受取額 | 515万円 | 500.5万円 |
500万円でも145,000円の差があります。
個人年金保険の方が増え幅が大きいことが分かりましたが、とは言っても保険ですので加入の手続きをしなければなりませんし、保険会社が破たんした場合のことを考えると、銀行に預ける方が確実なのではないか、と思う方もいるでしょう。
銀行で預けることの良いところは特別な手続きがないことや、近くのATMですぐに引き出せることでしょう。
一方、裏を返せば、すぐに引き出せるということは必要以上に使ってしまう可能性もあるので、しっかりと老後のための備えとしたいのなら、個人年金保険への加入をおすすめします。
参考サイト⇒三菱UFJ銀行「円預金金利」
40代におすすめの個人年金保険ランキング
次に、40代におすすめの個人年金保険ランキングをご紹介していきます。
それぞれ商品の特徴と受取率、保障内容について解説していきます。
年金かけはし|明治安田生命
第1位は、明治安田生命の「年金かけはし」です。
商品の概要と保障内容は、以下のとおりです。
商品の概要 | 保障内容 |
・受取率107.0%と他社と比べても高くなっている(20歳男性、保険料20,000円、保険料払込期間35年、10年確定年金の場合)。
・契約年齢20~55歳 ・医師による診査や健康状態などの告知は不要。 ・保険料払込期間は、20~40年で設定できる。 ・据置期間は、1~5年で設定できる。 ・保険料払込期間中に所定の障害状態になった場合に保険料が免除されるといった仕組みはない。 |
・保険料払込期間中に亡くなった場合は、既払込保険料相当額として死亡給付金が支払われる。
・据置期間中に亡くなった場合は、既払込保険料相当額と積立金相当額のいずれか大きい金額を死亡給付金として支払われる。 ・年金受取は、5年・10年確定年金の年金受取か一括受取のいずれかを選べる。 |
月々の保険料20,000円を支払った場合の受取率は、以下のとおりです。
男性 | 女性 | |
40歳 | 103.7% | 103.8% |
42歳 | 104.3% | 104.4% |
44歳 | 103.9% | 104.0% |
46歳 | 104.5% | 104.6% |
48歳 | 104.1% | 104.1% |
参考サイト⇒明治安田生命「年金かけはし」
参考サイト⇒保険市場「年金かけはし」
たのしみ未来|住友生命
第2位は、住友生命の「たのしみ未来」です。
商品の概要と保障内容は、以下のとおりです。
商品の概要 | 保障内容 |
・契約年齢0~75歳
・医師による診査や健康状態などの告知は不要。 ・保険料払込期間は、10~50年で設定できる。 ・据置期間を設定できる。 ・契約時に選択した年金にかえて被保険者が生存している限り、一生涯年金が支払われる保証期間付終身年金移行特約を付加できる。 ・払い込みいただく保険料に応じて、保険料割引制度が適用される。 ・保険料払込期間中に所定の障害状態になった場合に保険料が免除されるといった仕組みはない。 |
・保険料払込期間中に亡くなった場合は、既払込保険料相当額として死亡給付金が支払われる。
・据置期間中に亡くなった場合は、将来の年金支払のために積み立てた金額(保険料積立金相当額)が死亡給付金として支払われる。 ・年金受取は、5年・10年・15年確定年金の年金受取か一括受取のいずれかを選べる。 |
月々の保険料20,000円を支払った場合の受取率は、以下のとおりです。
男性 | 女性 | |
40歳 | 102.9% | 102.9% |
参考サイト⇒保険市場「たのしみ未来」
参考サイト⇒住友生命「たのしみ未来/たのしみ未来<学資積立プラン>」
こだわり個人年金|マニュライフ生命
第3位は、マニュライフ生命の「こだわり個人年金x」です。
商品の概要と保障内容は、以下のとおりです。
商品の概要 | 保障内容 |
・契約年齢は0~60歳だが、保険料の払込期間等によって異なる。
・積立金は米ドルまたは豪ドルで運用され、お支払は一定額の円で確定する。 ・外貨で運用するため、為替相場の変動による影響を受け、お支払い時点の為替相場で円換算した年金の支払総額や死亡給付金額などが、お払い込みいただいた保険料円払込額の総額を下回ることがあり、損失が生じるおそれがある。 ・円建ての個人年金保険と異なり、保険関係費や解約時に解約控除、年金支払期間中には年金管理費がかかる。 ・契約後も、保険料円払込額を減額したり、払込を停止・再開したり、保険料払込期間を延長したりして、契約内容を変更できる。 ・医師による診査や健康状態などの告知は不要。 ・保険料払込期間は、20年・25年・30年、55歳満了・60歳満了・65歳満了・70歳満了・75歳満了で設定できる。 ・米ドル特約C型・豪ドル特約C型や保険料円入金特約C型、円建年金移行特約C型、円支払特約C型といった外貨建保険ならではの特約がある。 |
・年金支払開始前に亡くなった場合は、積立金額か払い込まれた保険料相当額を年0.05%で複利計算して得た金額のいずれか大きい額が死亡給付金として支払われる。
・年金の種類は、保証期間付終身年金(保証期間10年)と確定年金(5年または10年)の2つがある。 |
保険料については、契約日を2019年3月1日とし、契約通貨を米ドルとし、保険料円払込額を20,000円とすると、契約通貨建ての払込保険料額は179.39(1USD=111.49円)となります。
参考サイト⇒保険市場「こだわり個人年金」
参考サイト⇒マニュライフ生命「こだわり個人年金」
ソニー生命保険の年金保険|ソニー生命
第4位は、ソニー生命の「ソニー生命保険の年金保険」です。
ソニー生命の個人年金保険には、「5年ごと利差配当付個人年金保険」と「変額個人年金保険」がありますが、ここでは前者を解説していきます。
商品の概要と保障内容は、以下のとおりです。
商品の概要 | 保障内容 |
・契約年齢は15~60歳だが、年金の種類によってその範囲は異なる。
・年金種類が5年または10年の保証期間付終身年金であったり、被保険者に所定の知的障害や身体障害、精神障害がある場合は、保険料の割引制度が適用される。 ・保険料払込期間中に所定の障害状態になった場合に保険料が免除される仕組みがある。 |
・保険料払込期間中に亡くなった場合は、既払込保険料相当額として死亡給付金が支払われる。
・年金受取は、5年・10年・15年確定年金か5年・10年の保証期間付終身年金のいずれかを選べる。 |
保険料については、ソニー生命のホームページではシュミレーションできるページがなく、この保険の商品パンフレットに35歳男性・女性の場合の契約例が記載されているのみです。
それによると、35歳から60歳まで保険料を支払い、年金額100万円を60歳からの10年確定年金として受け取ると、月々の保険料は男性32,010円、女性31,990円となります。
参考サイト⇒ソニー生命「5年ごと利差配当付個人年金保険」
みらいのカタチ年金保険|日本生命
第5位は、日本生命の「みらいのカタチ年金保険」です。
「みらいのカタチ」とは、13種類の保険の中から自由に選んで、死亡や医療、重い病気や介護等、老後等へのリスクに備えられるという保険商品です。
商品の概要と保障内容は、以下のとおりです。
商品の概要 | 保障内容 |
・契約年齢7~65歳
・他の保険と組み合わせて契約する場合が多い。 ・所定の3大疾病等になった場合に保険料の払込みが免除される特約がある。 |
・年金開始日前に亡くなった場合は、会社所定の率をかけた金額の死亡給付金が支払われる。
・年金受取は、5年・10年・15年確定年金の年金受取か一括受取のいずれかを選べる。 |
保険料についてですが、日本生命のホームページではシュミレーションできるページがなく、30歳の保険料しか記載されていませんので、そちらをご紹介します。
10年確定年金で、年金額72万円、保険料払込満了・年金開始が60歳の場合、男性の保険料は19,022円、女性の保険料は19,008円となります。
参考サイト⇒日本生命「みらいのカタチ年金保険」
郵便局かんぽ生命の個人年金保険|かんぽ生命
第6位は、かんぽ生命の「郵便局かんぽ生命の個人年金保険」です。
これは、長寿支援保険「長寿のしあわせ」といいます。
商品の概要と保障内容は、以下のとおりです。
商品の概要 | 保障内容 |
・契約年齢50~70歳
・基本契約の加入は無告知。 ・加入できる年金額の範囲は10~90万円 ・医療保障や災害保障を付加することができる。 |
・年金支払の保証期間は20年(最大30年)か15年(最大20年)。 |
保険料についても、かんぽ生命のホームページではシュミレーションできるページがなく、50歳のみの契約例しか紹介されていません。
50歳男性で、年金支払開始年齢65歳で、年金額90万円で、15年間で22,113,000円の保険料を払い込むと、もし94歳までの30年間毎年90万円の年金を受け取ると、合計2,700万円となり、受取率は122.1%と非常に高くなります。
参考サイト⇒かんぽ生命「長寿支援保険 長寿のしあわせ」
まとめ
以上、40代からの個人年金保険についてでした。
近年、個人年金保険の受取率は下がっていて、そもそも個人年金保険に加入するメリットはあるのか、気になる方は多いかと思います。
確かに、受取率が全体的に下がってきていることに加えて、若いころに加入するのと異なり、受取率が下がってしまうので、いまさら加入しようか迷われている方もいるかと思います。
ですが、貯金と異なり、強制的に貯められますし、生命保険会社のある種口座の中にお金が貯まっていると思えば、実際あなたが老後になったときに、安心感とともに貯めていて良かったと思うでしょう。
ご自身の家庭状況も踏まえて、ぜひ個人年金保険の加入を検討してみましょう。