子供の自転車保険に安く入る方法~FPが教える安い子どもの自転車保険の選び方

2024.07.16

自転車保険

子供が自転車に乗られている方は、事故に逢わないか、事故を起こさないか不安に思う方も多いでしょう。

そこで、家族全員が補償の対象となる自転車保険、個人賠償責任保険に加入すると、少ない保険料負担で補償を得ることができます。

万が一子供が事故を起こしてしまい、相手を死傷させてしまった場合は親の監督責任が問われ、高額な損害賠償を請求されることも。自転車保険への加入を義務化する自治体も増えています。

そこで今回は、子供が自転車保険へ低い保険料負担で加入する方法や、子供の自転車保険の必要性について解説しています。

まだ、子供の自転車保険に加入されていない方は、ぜひご一読ください。

子供に自転車保険は必要?

子供が自転車に乗られている場合、自転車保険は必須といえます。

子供が自転車で事故を起こした場合に高額な損害賠償が発生するからです。

さらに、自転車事故をもっとも多く起こしているのは、13歳から18歳の子供が最も多いというデータもあります。

※出典:交通事故総合分析センター

たとえ自転車を運転していたのが子供であっても、相手が歩行者の場合、十分な凶器となりえます。

過去には、被害者の意識が戻らなかった事例や死亡に至った事例も。

自転車保険に加入すると、子供が自転車事故を起こして他人に危害を加えた場合でも、最大で数億円の保険金を受け取ることが可能です。

保険金を受け取ることで、被害者に賠償できるだけでなく、加害者側も自己破産せずに済むのです。

子供が自転車事故を起こした場合、親の責任は問われるのか

子供が自転車事故を起こした場合は、親の監督責任が問われるだけでなく、損害賠償を支払うのも親の役目となります。

過去には、子供が起こした自転車事故で、被害者の意識が戻らなくなり1億円近くの損害賠償の支払い命令が下された事例もあるのです。

あなたは、数千万円や1億円近くの損害賠償を、自力で支払うことができますか?恐らく難しい方が多いのではないかと思います。

このため、子供が日頃から自転車に乗られる場合は、たとえお住まいの地域が自転車保険への加入を義務化していなかったとしても、自転車保険は加入すべきなのです。

PTAが子供の自転車保険を用意していることもある

子供が通われている学校のPTAが自転車保険を用意しているケースもあります。

例えば、埼玉県PTA安全互助会では、「自転車総合保険」を運営しており、年間600円の保険料で最高1億円の賠償責任を補償。

保険の対象となる人が自転車の事故によって死亡や高度障害になった場合も、22.7万円の保険金を受け取ることができます。

このように、PTAなどの団体が運営している自転車保険は、団体割引が効いているため、割安な保険料で加入できる点がメリットです。

しかし、そのPTAを脱退した場合は、補償がなくなり他の自転車保険に加入しなければいけないため注意しましょう。

万が一、子供が自転車で事故を起こしたらどうなる?

子供が自転車で事故を起こした場合に、どうなるのかをシミュレーションしてみましょう。

自転車事故が起きた場合は、被害者の方に対して慰謝料を含む損害賠償をしなければなりません。

損害賠償の金額は以下の計算式で求められます。

損害賠償額=(積極損害+消極損害+慰謝料)×過失割合

計算式のそれぞれの項目については、以下の表をご覧ください。

内容
積極損害 自転車事故で被害者が負担した費用のこと ・入院した場合の医療費

・亡くなった場合の葬儀費

消極損害 自転車事故がなければ得られるはずであった利益 ・仕事を休んだ場合に得られなかった収入(休業損害)

・障害によって労力が低下して減ってしまった収入(逸失利益)

慰謝料 精神的損害に対する賠償

被害者が事故によって負担した費用や、得られるはずだった収入、受けた精神的苦痛などを計算して損害賠償額が決まる仕組みです。

自転車保険に加入せずに子供が事故を起こした場合のシミュレーション1

子供が自転車事故を起こして、相手が大ケガを負った場合の損害賠償額を考えてみましょう。

相手が大ケガの場合は、亡くなったときと比べて損害賠償の額が少なくなると考える方がいらっしゃるかもしれませんが、それは間違いです。

ここで、神戸地方裁判所で平成25(2013)年7月4日の判例を確認してみましよう。

事故の概要は以下の通りです。

事故の概要
当時11歳の男子小学生が、自転車で走行中に当時62歳だった歩行中の女性と正面衝突した。女性は、頭蓋骨骨折等の大ケガを負い、意識が戻らない状態となった。

この事故では、両親の監督責任が問われ、9,521万円というとても高額な損害賠償の支払いが命じられました。

9,521万円という金額は、毎月10万円ずつの返済で約80年、毎月20万円でも約40年かかります。

自転車保険に加入していなかった場合、とても大きな経済的な負担となり、自己破産という選択肢もあり得るでしょう。

この判例は、自転車保険の勧誘の際にも利用されている最も有名な判例で、全国で自転車保険の義務化が進む要因となった事故の1つでもあります。

自転車保険に加入せずに子供が事故を起こした場合のシミュレーション2

次に、子供が起こした自転車事故で、相手側が死亡に至ったケースを紹介します。

相手側が死亡した場合も、賠償額が高額になることは間違いありません。

代表的なのは、東京地方裁判所の平成17年9月14日の判決です。

事故の概要は以下の通り。

事故の概要
男子高校生が早朝に自転車で走行中、赤信号にも関わらず道路を横断。62歳の男性が運転するオートバイと衝突し、男性は頭蓋内損傷で事故から13日後に死亡した。

この事故の賠償額は、4,043万円でした。

相手側がオートバイなどの車両であっても、賠償額が高額であることには変わりありません。

加害者の子供は、当時高校生でした。

子供が高校生の時点でこれだけ高額な賠償を負ってしまうと、大学に通わせるどころではありません。

さらに、子供に刑事上の責任を問わられると、実刑判決が下されるケースあるため、より将来を棒に振ってしまう可能性があるでしょう。

子供も加入できる自動車保険17選

この章では、子供が加入できる自転車保険を紹介していきたいと思います。

自転車保険は、保険会社だけでなく、クレジットカード会社や通信業者など様々なところから加入することが可能です。

自転車向け保険 Bycle|au損保

au損保とは、2010年2月にあいおい損害保険とKDDIの合弁会社として設立された会社。

販売されている自転車保険「自転車向け保険 Bycle」は、補償の範囲や保険金額に応じて3つのコースに別れています。

特にゴールドコースは、弁護士費用等も補償されるため、自動車保険と同じような充実した補償を得ることが可能です。

ブロンズコース シルバーコース ゴールドコース
個人賠償責任 2億円 3億円
死亡・後遺障害 250万円

(500万円)

400万円

(800万円)

ヘルメット

着用中死亡

100万円
入院一時金

(3日以上の入院)

4,000円

(8,000円)

6,000円

(12,000円)

手術保険金 2万円または4万円

(4万円または8万円)

3万円または6万円

(6万円または12万円)

通院保険金日額 1,000円

(2,000円)

2,000円

(4,000円)

示談交渉サービス
法律相談費用 5万円
弁護士費用等 300万円

※自転車による事故の場合は、括弧内の補償額になる

上記のコースごとの補償範囲と、年間保険料は以下の通りです。

補償範囲 ブロンズ シルバー ゴールド
本人タイプ 本人のみ 3,920円 6,560円 11,940円
家族全員タイプ 家族全員 8,090円 14,860円 22,250円
本人・親族タイプ 配偶者以外の家族

と本人

6,690円 11,910円 18,480円

お子さまの賠償責任補償を用意するためは、「家族全員タイプ」か「本人・親族タイプ」に加入しなければなりません。

本人タイプでは、加入者本人しか対象とならないため注意しましょう。

サイクルアシスト|楽天損保

楽天損保は、楽天生命と同様に楽天グループの傘下の保険会社です。

補償内容は、シンプルかつ必要最低限なものが揃っているだけでなく、賠償責任においては、契約者の家族全員が補償の対象。

この保険に加入するだけで、家族全員の自転車保険を用意することができます。

補償内容 保険金額
個人賠償責任 1億円

(示談交渉サービス付)

死亡・後遺障害 100万円
入院保険金日額 1,000円
手術保険金 入院中:10,000円

入院中以外:5,000円

上記の補償内容で、保険料は年間1,620円(毎月換算135円)。

保険の申し込みは、スマホから簡単に行うことができ、保険料はクレジットカード払いに対応しています。

サイクル安心保険|全日本交通安全協会

全日本交通安全協会とは、「ハンドルキーパー運動」や反射材の促進など交通安全に関する様々な活動を行なっている団体です。

全日本交通安全協会の会員は、「サイクル安心保険」に加入することで、補償を用意できます。

プランは3つに分かれていますが、どれに加入しても、個人賠償責任は契約者の家族全員が補償の対象です。

プランA

(賠償のみプラン)

プランB

(個人補償プラン)

プランC

(家族補償プラン)

個人賠償責任 1億円+示談交渉サービス

(家族全員が対象)

死亡・後遺障害保険金 1,000万円 本人:1,000万円

家族:750万円

入院保険金(日額) 2,000円 本人:3,000円

家族:3,000円

保険料は以下の通りです。

年間掛金 プランA

(賠償のみプラン)

プランB

(個人補償プラン)

プランC

(家族補償プラン)

web申込 1,230円 2,650円 4,380円
郵送申込 1,430円 2,850円 4,850円

郵送よりもweb申し込みの方が、掛金は割引となります。

生協の自転車保険

生協(コープ共済連)は、CO・OP共済という共済事業を行なっており、死亡保障や医療保障、火災補償など様々な保障(補償)を準備できます。

CO・OP共済は、「個人賠償責任保険」に加入することで自転車保険として補償を用意できます。

単独では加入できず、共済事業である「たすけあい」などに加入しなければなりません。

契約者だけでなく、その家族全員が補償の対象となります。

補償内容 保険金額
個人賠償責任 3億円

上記の補償内容で、保険料は毎月140円(年間1,680円)です。

手頃な掛金で家族全員の賠償責任を補償できる点が魅力的ですね。

都道府県民共済の自転車保険

全国生活協同組合連合会が運営している共済制度である都道府県民共済。

死亡保障や医療保障だけでなく、火災保険や自動車保険なども取り扱っています。

個人賠償責任保険に加入することで、自転車事故に備えることが可能です。

生命共済もしくは火災共済のいずれかとセットで加入する必要があり、単品では加入できないため注意しましょう。

契約者だけでなく、家族全員が補償の対象となります。

補償内容 保険金額
個人賠償責任 3億円

上記の補償内容で、保険料は毎月140円(年間1,680円)。

生協の自転車保険と同じく、とても少ない掛金で賠償責任に備えることができます。

JA共済の自転車保険

JA共済とは、JA:全国共済農業協同組合連合会が行なっている共済事業で、組合員でなくても加入することができます。

JA共済の中には自転車保険や個人賠償責任保険はありません。

しかし、共栄火災海上保険の「JA自転車倶楽部」に加入するという方法で備える事ができます。

個人賠償責任は契約者だけでなく、家族全員が補償の対象となりますが、他の補償は、契約者(被保険者)本人のみ。

補償内容 保険金額
個人賠償責任 1億円

(示談交渉サービス付き)

死亡・後遺障害 500万円
入院保険金日額 5,000円
手術保険金 入院保険金額の10倍または5倍

上記の補償内容で、年間保険料は4,800円です。

入院や手術の補償が付いているため、共済の賠償責任保険に比べて割高となっています。

ZuttoRide|CycleCall

ZuttoRideは、バイクのロードサービスや盗難保険などを運営している会員制度を運営しているバイクロードサービス会社です。

個人賠償責任保険は、運営しているロードサービスに付帯させる方式。補償の対象は会員本人のみです。

補償内容 保険金額
個人賠償責任 1億円

(示談交渉サービス付き)

保険料は、ロードサービスの無料搬送距離によって以下のように変わります。

年間掛金 プランM プランL
無料搬送距離 1回/60kmまで

(年4回まで)

1回/100kmまで

(年4回まで)

年会費 4,300円 5,200円

例えばプランMの場合、自転車が事故や故障などが原因で自走できなくなったとき、60km以内であれば、希望の場所まで無料で自転車を輸送してくれます。

サイクリングが趣味の方向けの自転車保険で、お子様が通学などにしか使わない場合は、他の自転車保険の方がよいかもしれません。

ネットde保険@さいくる|三井住友海上

日本の大手損害保険会社である三井住友海上は、火災保険、自動車保険に限らず多種多様な保険を販売しています。

自転車保険は、以下の3種類のコースから選ぶことができ、事故によるケガの入院や通院補償を充実させることができます。

補償内容 Aコース Bコース Cコース
日常生活賠償保険金額 3億円

(国内事故のみ、示談交渉サービス付き)

死亡・後遺障害 500万円 290万円
入院保険金日額 6,000円 4,000円
通院保険金日額 1,000円

保険料は、補償の対象になる人の範囲によって変わります。

プラン 補償範囲 Aコース Bコース Cコース
本人型 本人のみ 7,230円 5,320円 3,990円
夫婦型 本人+配偶者 9,980円 7,320円 5,230円
家族型 本人+配偶者+親族 13,980円 10,510円 7,210円
配偶者対象外型 本人+配偶者以外の親族 11,230円 8510円 5,970円

日常生活賠償保険金は、どのプランを選んでもご家族全員が補償の対象です。

本人型をし、親が契約者であっても子供の自転車保険を準備することができます。

自転車向け保険|セブンイレブン

コンビニエンスストの中でも、特に有名なセブンイレブンでは、「1DAY保険自動車」など様々な損害保険に加入できます。

加入できる自転車保険は、基本的な補償が揃っています。

補償内容 保険金額
個人賠償責任 3億円

(示談交渉サービス付き)

死亡・後遺障害 290万円
入院保険金日額 4,000円
手術保険金 入院保険金額の10倍(4万円)または5倍(2万円)

保険料は、以下のように補償の範囲によって異なります。

プラン 補償範囲 年間保険料
本人型 本人のみ 3,990円(月換算約333円)
本人以外型 本人(契約者以外) 3,990円(月換算約333円)
ご夫婦プラン 本人+配偶者 5,230円(月換算約436円)
ご家族プラン 本人+配偶者以外の親族 7,210円(月換算約601円)

どのプランを選んでも、個人賠償責任は契約者の家族全員が補償の対象です。

子供に入院や手術補償をつけたい場合は、本人以外型に加入すると、子供のみを入院や手術保険金の補償の対象にできます。

自転車の責任保険|エアトリ(総合保険センター)

エアトリは、国内外の航空券やパッケージツアーだけでなく、海外旅行保険や生命保険の代理店事業も行なっている企業です。

自転車保険は、2つのコースに分かれており、充実コースにすると補償額が増加するだけでなく、補償される項目も増えます。

賠償責任保険のみ、契約者とその家族が全員補償の対象。その他は契約者のみが補償されます。

補償内容 充実コース 基本コース
賠償責任保険金額

(示談交渉サービス付)

3億円 1億円
後遺障害 最高 2,470円 最高 190円
入院一時保険金額 5万円 10万円
入院保険金日額 5,500円
手術保険金日額 入院中の手術:55,000円

上記以外の手術:27,500円

それぞれのコースの保険料は以下の通りです。

充実コース 基本コース
年間保険料 6,000円 3,600円

基本コースにすると、月々300円の保険料で家族全員の賠償責任を準備することができます。

ケガの保険 交通事故|au損保

先ほど紹介したau損保の「自転車向け保険 Bycle」は、この「ケガの保険 交通事故」の補償のうち、自転車事故の補償を充実させたものです。

全体的に補償額が低下していますが、準備できる補償の内容は、自転車向け保険 Bycleと同じものとなっています。

ブロンズコース シルバーコース ゴールドコース
個人賠償責任 1億円
死亡・後遺障害 250万円 400万円
ヘルメット

着用中死亡

100万円
入院一時金

(3日以上の入院)

4,000円 6,000円
手術保険金 2万円または4万円 3万円または6万円
通院保険金日額 1,000円 2,000円
示談交渉サービス
法律相談費用 5万円
弁護士費用等 300万円

保険料は以下の通りです。

補償範囲 ブロンズ シルバー ゴールド
本人タイプ 本人のみ 3,260円 5,310円 10,,460円
家族全員タイプ 家族全員 6,360円 11,600円 18,340円

子供の損害賠償の補償を準備するためには、家族全員タイプに加入する必要があります。

サイクルパートナー|asahi×au損保

サイクルパートナーは、自転車販売の専門店「サイクルベースあさひ」と、au損保が共同開発した自転車保険。

自転車専門店が開発しているだけあって、必要十分な補償が揃っている点が特徴です。

補償内容 保険金額
個人賠償責任補償 2億円

(示談交渉サービス付き)

死亡・後遺障害 400万円
ヘルメット着用中死亡 100万円
入院保険金日額 2,000円

保険料は以下の通りです。

補償範囲 一時払保険料(年間)
本人タイプ 被保険者本人のみ 1,920円
家族タイプ 被保険者本人+配偶者

+その他の家族

2,700円

子供を個人賠償責任の補償の対象にするためには、家族タイプに加入する必要があります。

本人タイプは、本人しか補償の対象とならないため注意しましょう。

JCBトッピング保険|JCB

「JCBトッピング保険」はJCBの会員のみが加入できる保険で、自転車保険やケガの保険、ゴルフの保険などを揃えています。

JCBトップング保険の自転車保険は、3つのコースの全てにおいて加入者本人だけでなく、家族全員が補償の対象です。

補償内容 もっと安心 安心 基本
個人賠償責任補償 1億円

(示談交渉サービス付き)

死亡・後遺障害 100万円
入院保険金日額 2,000円 1,000円 1,000円
手術保険金 入院中の手術:20,000円

外来の手術 :10,000円

入院中の手術: 10,000円

外来の手術 :5,000円

通院保険金日額 2,000円 1,000円

保険料は以下の通りです。

もっと安心 安心 基本
月払保険料

(年間保険料)

980円

(11,760円)

600円

(7,200円)

280円

(3,360円)

加入の申し込みは、会員専用サイトである「MyJCB」からいつでも申し込むことができ、翌日から補償が開始されます。

赤色TSマーク付帯保険

「TSマーク」とは、自転車安全整備士が点検した自転車に付与されるもので、傷害保険や個人賠償保険など様々な補償が付帯しています。

TSマークには、青色と赤色があり、赤色の場合は以下の補償を得ることが可能です。

補償内容 保険金額
賠償責任補償 1億円
死亡・重度後遺障害(1~4級) 100万円
入院15日以上補償 10万円
被害者見舞金 10万円

TSマークを自転車に貼るためには、点検整備費用として、¥1.000+点検整備代金(¥1.050~)の合計2,050円を支払って所定の点検を受けなければなりません。

パルシステムの自転車保険(個人型)|パルシステム×三井住友海上

パルシステムは、全国の生協のうち1都10県で構成されているグループで、CO・OP共済の保障を補完するために独自の団体保険を取り扱っています。

自転車保険(個人型)は、補償の対象にする人によって3つのコースから選べます。

どのコースを選んでも、個人賠償責任補償は本人だけでなく家族全員が補償の対象です。

補償内容 個人コース 夫婦コース 家族コース
個人賠償責任補償 2億円(示談交渉サービス付き)
死亡・後遺障害 49万円 156万円 152万円
入院保険金日額 1,500円
通院保険金日額 1,000円
手術保険金 入院中の手術:傷害入院保険金日額の10倍

入院中以外の手術:傷害入院保険金日額の5倍

保険料は以下の通りです。

個人コース 夫婦コース 家族コース
月払保険料

(年間保険料)

235円

(2,820円)

392円

(4,700円)

549円

(6,580円)

団体割引の影響で、手頃な保険料で加入できます。

ちゃりぽ|ジャパン少額短期保険

「ちゃりぽ」は、少額短期保険が取り扱いする時点所保険で、合計で6つのプランから選択可能。

そのうち個人賠償責任の補償額が1億円以上であるプランは以下の4つです。

賠償1億プラン 家族プラン
1億あんしん

プラン

1億もっとあんしんプラン 家族あんしん

プラン

家族もっとあんしんプラン
個人賠償責任 1億円(示談交渉サービス付き)
入院保険金日額 6,000円
通院保険金日額 1,000円 1,000円
手術保険金 入院中の手術:傷害入院保険金日額の10倍

入院中以外の手術:傷害入院保険金日額の5倍

通院保険金日額 1,000円 2,000円
死亡保険金額 合計400万円 400万円
特定重度傷害

保険金額

300万円
後遺障害

保険金額

4〜100万円 16〜400万円

保険料は以下の通りです。

賠償1億プラン 家族プラン
1億あんしん

プラン

1億もっとあんしんプラン 家族あんしん

プラン

家族もっとあんしんプラン
年間保険料 3,520円 4,720円 9,800円 12,090円

家族がいるご家庭には、家族プランに加入することで本人だけでなく家族全員が個人賠償責任の補償の対象となります。

ドコモサイクル保険|東京海上日動火災保険

ドコモサイクル保険は、NTT docomoで携帯電話の回線契約している人が加入できる自転車保険です。

賠償責任の保険金額が5億円と高額な点が最大の特徴。賠償額が高額になった場合も安心です。

補償内容 保険金額
賠償責任補償 5億円
 入院保険金日額 3,000円

保険料は以下の通りです。

家族コース 夫婦コース 個人コース
月払保険料

(年間保険料)

990円

(11,820円)

660円

(7,920円)

450円

(5,400円)

個人コースに加入しても、賠償責任補償はご本人だけでなく家族も補償の対象となります。

まとめ

今回は、子供の自転車保険について解説しました。

子供が自転車事故を起こした場合は、親の監督責任が問われ、高額な損害賠償が発生する事例もあります。

さらに、自転車事故を起こしている年代がもっとも多いのは、13歳〜18歳というデータもあるため、子供の自転車保険の必要性は高いでしょう。

ただし、自転車保険の中にも親が加入しているだけで、子供を補償の対象にできるものもあれば、家族を補償の対象に指定しなければものも存在するため加入時に確認が必要です。

現在、全国で自転車保険の加入義務化が広がっています。

ご自身のお住まいの地域や、通勤・通学先が自転車保険の義務化の対象でなかった場合も、子供が自転車を利用されている場合は、必ず自転車保険に加入しましょう。

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