ハワイの治安は悪い?良い場所は?外務省発表のデータを元に分かりやすく解説

2024.07.16

海外旅行保険

ハワイに行かれたことのある方は多いでしょう。

GWに行かれた方、お盆に、会社で休みを取って行かれた方、様々いると思います。

ハワイは気軽に行ける、日本のみならず世界で人気の観光地です。

日本人が多いから安心して滞在できる!とお思いの方も多いと思いますが、油断してはいけません。

ハワイでは特に人気観光地であるワイキキやビーチ、ショッピングセンターなどで窃盗を中心に日本人を狙ったトラブルや事件が多発しています。

置き引きや強盗が多く起こっているのです。

このようなことに巻き込まれないためには、常に手荷物の管理に努めなければなりませんし、1人での外出を控えることが大事です。

さらに、銃社会ならではの注意点として、外国人の銃器の所持等は禁止されていますし、麻薬や覚せい剤の所持等も当然禁止されています。

ハワイ独自の交通ルールもあり、道路を横断中にスマートフォン等の画面を見ると罰金が科せられることは、日本でもニュースになりました。

起こる可能性のある病気やケガについては、マリンスポーツ中の事故です。

地理上火山の噴火にも注意しなければなりません。

このように、日本人が多く訪れる場所だから安全かと言えば、そうではないのです。

ハワイでの滞在は、日本では味わえない過ごしやすい気候でのものになりますので、有意義なものにしたいですよね。

最後に、緊急の連絡先もご紹介していますので、それも合わせて、ハワイの治安についてご覧ください。

ハワイの治安は良いのか悪いのか

ハワイはアメリカ合衆国の州の1つで、成田から約7時間で行ける観光地として昔から不動の人気があります。

四季のある日本では味わえない1年中過ごしやすい気候となっています。

ですので、1年を通して家族旅行や、卒業旅行、結婚式、ハネムーンなどで行かれる人も多くいます。

ハワイは大きな8つの島から成り、有名なのはホノルルのあるオアフ島です。

中にはそれ以外の、ハワイ島などにも行き、ビーチ以外の魅力を味わったことのある人もいるのではないでしょうか。

オアフ島のホノルル市で開催されるホノルルマラソンは有名な行事で、世界中から多くの人が集まります。

実際、日本からハワイに行く人は、2016年で1,487,979人となっています。

日本語が通じる場所が多いため、英語に自信がない人でも安心して行ける地域となっています。

友人からハワイ土産として、チョコレートをもらったことのある人もいるのではないでしょうか。

このように、日本人にとってハワイはとても身近な地域なのです。

そんなハワイですが、外務省からの危険情報は現在出されていません。

多くの日本人が訪れているということは、治安は良いのでしょうか。

ハワイでは、どのような犯罪が発生しているかや、知っておきたい防犯対策等について、外務省の発表を元に解説していきます。

参考サイト⇒外務省「日本人が多く訪問している国・地域」

ハワイにおける犯罪発生状況

初めに、ハワイでの犯罪の件数やどんな犯罪が発生しているかについて、解説していきます。

2015年のデータによると、犯罪の発生件数は全部で58,547件となっています。

ハワイは穏やかで、治安が良さそう!と思っていた人にとってみれば、この数字は多く感じるかもしれません。

具体的には、窃盗などが54,346件と大半を占め、殺人や強姦、強盗などが4,201件発生しています。

世界でも人気の観光地において、貴重品などが盗まれるなどの被害が多いのは分かります。

ハワイの場合は、殺人や強姦などの実際に自分の身に危険が及ぶ事件も多く発生しているのです。

ハワイはアメリカ合衆国であり、銃社会です。

日本とは異なる文化を持つ国です。

テレビでアメリカの店に強盗が押し寄せるといったような映像はよく流れますが、そういったことも滞在中には起こりうるということなのです。

参考サイト⇒外務省海外安全ホームページ「安全対策基礎データ」

ハワイで日本人や観光客が巻き込まれやすいトラブルや事件

次に、ハワイで日本人などの観光客が巻き込まれやすいトラブルなどについて、解説していきます。

前述したように、巻き込まれやすいのは、窃盗が多くなっています。

実際にあった例を挙げると、拳銃のようなもので脅されて身に付けていた金品を取られたり、置き引きにあったり、ホテルの部屋に侵入され強盗にあったなどの事件が起こっています。

さらに、殺人まではいきませんが、女性をターゲットに、暴行を受けたり、お店の店員からセクハラを受けたといった被害もあります。

どれを見ても非常に恐怖を感じるものばかりであり、銃社会ですので、1つ対応を間違えれば、命の保証もなかったかもしれません。

アジア圏に旅行するのと違って、ハワイにいればアジア人、日本人であることは見て分かります。

周りに日本人が沢山いるからといって安心はせず、目立った格好や行動はしない方が身のためでしょう。

参考サイト⇒外務省海外安全ホームページ「安全対策基礎データ」

ハワイで特に注意が必要な治安が悪い場所

ハワイは危険情報も出ていないため、治安は良いといってもいいですが、人気の観光地には人が非常に多く集まるので、必然的に治安が悪い、つまり窃盗などが起こりやすくなってしまいます。

具体的には、ワイキキやビーチ、ショッピングセンターなどです。

ワイキキではどのお店に入ろうか必死になり、ビーチでは綺麗な海を楽しもうと持ち物も忘れて夢中になってしまいます。

ショッピングセンターではブランド物を手にし、つい自分のバッグに手が入りやすい状態になってしまうかもしれません。

こういった場合に、貴重品などが盗まれてしまうのです。

パスポートや財布、クレジットカードなどが盗まれてしまったら、その後の滞在が台無しになってしまいますし、個人情報が盗まれて、悪用される可能性もあります。

ハワイは他の国と比べても、様々な種類の旅行のガイドブックが多く出ていて、日本のテレビでもよくハワイで話題になっているというお店などがよく紹介されますよね。

ワイキキなどは昔からの定番ですが、いつ、どこが人気の観光地になり、人が多く集まるようになり、遂には窃盗等の被害が出てくるか分かりません。

先ほども述べましたが、いつ、どこにいても自分の身の回りのものは肌身離さず持ち歩き、目立った行動はしないようにしましょう。

参考サイト⇒外務省海外安全ホームページ「安全対策基礎データ」

ハワイでの防犯対策について

次に、具体的な防犯対策について、解説していきます。

ハワイでの防犯対策は、基本的なことです。

①手荷物は肌身離さず持ち歩く。

口の大きく開いたバッグも手が入りやすいので、避けた方が無難でしょう。

また、ハワイを含め外国に慣れていない人は、ブランド物だと明らかに分かるものをバッグとして持ち歩かない方が良いでしょう。

さらに、レンタカーを利用する際には、車を離れる少しの時間に窓ガラスを壊され、帰ってきたころには、大事なものがなくなっていた、ということも考えられます。

ですので、「車にちょっとの時間置いててもいいよね」という安易な考え、行動はやめましょう。

②1人での外出はしない。

これは特に女性に言えることですが、昼間でも1人での外出は控えましょう。

これは日本人の多い有名観光地においてもです。

例えば、1人で貴重品を持ち、歩いていて、数名でスリをされたら対抗できません。

③夜は早めに宿泊施設に戻る。

夜は暗くなる前に、ホテルなどに戻りましょう。

殺人や強盗などは夜に起こりやすくなっています。

ハワイに旅行となると、長い滞在となる場合が多いと思いますので、次の日のためにゆっくり早めに休みましょう。

そして、ホテルで部屋に入る際には周りに怪しい人がいないか確認してから、入るようにしましょう。

鍵は常に掛けておきましょう。

参考サイト⇒外務省海外安全ホームページ「安全対策基礎データ」

ハワイで滞在している時に特に注意をするべきこと

次に、ハワイにいるときに特に注意するべきことについて、説明していきます。

前述しているとおり、ハワイでは窃盗などに気をつけなければなりません。

ですが、その他に3つ特に注意しなければならないことがあります。

①銃に触れないようにする。

ハワイでは外国人の銃器の所持や売買は禁止されています。

ですので、もちろん観光客が銃を持っていたり、売ったり買ったりしてはいけないことになっています。

旅行中でしたら、あまり銃を持つ機会もないとは思いますが、日本とは異なる文化のルールですので、覚えておきましょう。

②麻薬や覚せい剤を所持も禁止されている。

所持も、ということは当然製造、販売も禁止されています。

日本から訪れる人の中には、ワイキキやビーチなどの観光地以外にも、ハワイは2回目だからと、次は民家の近くを散策してよりハワイの人々の生活を知りたい!と思っている人はいるのではないでしょうか。

そういった場所を中心に麻薬や覚せい剤の密売は行われているのです。

ですので、特にこういったハワイの人の生活圏に足を踏み入れる場合には、注意が必要です。

そして、こういった生活圏に限らずハワイのどこにいても、見知らぬ人から手荷物を預かる行為はやめましょう。

日本にいるときは、自分には麻薬も覚せい剤も一切関係ないと思っていても、ハワイでは事件にまで発展してしまう可能性があることを十分理解しておきましょう。

③ハワイ独自の交通ルールを理解しておく。

ハワイには日本にはない、独自のルールがあります。

特に、交通ルールについては一時期日本でもニュースになりました。

(1)道路の横断中にスマートフォンなどの画面を見ることは禁止されている。

このルールは日本でもニュースになったことから、なんとなく知っているという方も多いのではないでしょうか。

このルールはオアフ島でのルールとなっており、道路を横断中に、スマートフォンやデジカメ、ゲーム機などの画面を見ることは禁止されています。

違反すると、初回で15~35ドル、日本円で約1,600~4,000円の罰金が科せられます。

ハワイでは写真におさめたくなるような風景や街並みが沢山あります。

つい夢中になってしまい、罰金が取られたなんてことにならないように、注意しましょう。

お子さんがゲーム機で遊んでいるときにはご家族がやめるよう言いましょう。

(2)横断歩道がないところで道路を渡ることは禁止されている。

さらに、道路の横断に関しては、横断歩道のないところで道を渡るのは禁止されており、違反すると130ドル、日本円で約15,000円と高額な罰金が科せられます。

日本ではついつい、横断歩道がないところでも車が来ていないかどうかを見て渡ってしまいますよね。

ハワイでは日本にいるときと同じ感覚で過ごしてはいけないのです。

(3)車に乗るときにはシートベルトをしなければならない。

ハワイで車に乗って、旅行を楽しむという方も多いのではないでしょうか。

その際には、運転者も同乗者もしっかりシートベルトを着用しましょう。

違反すると、運転者に102ドル、同乗者も1人につき102ドルの罰金が科されます。

102ドルは日本円で約11,000円にもなります。

せっかくの旅行なのに、気を落とすことになりかねないので、シートベルトの着用は徹底しましょう。

参考サイト⇒外務省海外安全ホームページ「安全対策基礎データ」

ハワイで特に注意をするべき病気とケガ

次は、話題を変えて、ハワイで特に注意するべき病気やケガについて、解説していきます。

ハワイにはハワイ特有の病気などはありません。

ただ、あえて挙げるとするならば以下の2つです。

①マリンスポーツでの事故に注意する。

ハワイにはビーチがあるため、シュノーケリングやジェットスキー、バナナボートなどのマリンスポーツが盛んです。

旅行会社でもオプショナルツアーとして、安く提供しているところもあります。

だた、これらは海での遊びなので、どうしてもケガはつきものです。

ですので、ケガをしたときのことを考えて、必ず海外旅行保険に加入しておきましょう。

そして、マリンスポーツを楽しむ際には、身長制限などの注意事項を良く守り、体調が悪いときには無理をしないようにしましょう。

②火山の噴火によるケガや病気に注意する。

ハワイでは、2018年5月3日にハワイ島の火山の噴火に伴い、非常事態宣言が出されました。

その際には有毒ガスも検出されています。

その後、5月6月にかけて、注意喚起が4回もなされています。

ハワイは面積が小さいながらも、山が多い地域です。

いつ大規模な噴火が起こるか分かりません。

有毒ガスにより、呼吸が苦しくなったり、落下物でケガをしてしまう事態にもなるかもしれません。

ですので、最新のニュースを随時チェックするように心がけましょう。

参考サイト⇒外務省海外安全ホームページ「安全対策基礎データ」外務省海外安全ホームページ「ハワイ島キラウエア火山の噴火(6月1日)」

ハワイの衛生面での心配点

次に、ハワイでの衛生面での心配点についてです。

ハワイにおいては、衛生面は特に問題ありません。

旅行者は、お店でペットボトルの水を買う人がほとんどだとは思いますが、水道水を飲んでも健康上問題はないとされています。

参考サイト⇒外務省海外安全ホームページ「安全対策基礎データ」

ハワイで何かあった際の連絡先と対応方法

最後に、ハワイで何かトラブルや事件などに巻き込まれた際の緊急連絡先と対応方法について、ご紹介します。

<警察・消防・救急車>911

・緊急のときには、「911」に連絡しましょう。

・英語が苦手な人は「Japanese Speaker Please」と言うと、日本語が話せる警察官が出てくれる場合もあります。

・公衆電話ではコインがなくても電話できます。

<在ホノルル日本国総領事館>808-543-3111

・24時間電話で対応してくれます。

・住所1742 Nuuanu Avenue, Honolulu, HI 96817 もメモしておきましょう。

対応方法は、1人でいたときにトラブルなどに巻き込まれた場合は、まず「911」に連絡して、助けを求めましょう。

警察などが来るまでは、周りにいる日本人に声を掛けて心を落ち着かせるのも良いでしょう。

参考サイト⇒外務省海外安全ホームページ「安全の手引き(ハワイ安全マニュアル)」

まとめ

以上、ハワイの治安についてでした。

ハワイでもこんなことに注意しなければならないのだと、気づいたことが多くあったと思います。

ハワイ旅行を考えている方は、ツアーだと数日間から1週間程度で、慣れた方だと1人でふらりと行かれる方もいるでしょう。

トラブルや事件などに巻き込まれない限り、ハワイでの滞在は良いものになるに間違いありません。

ぜひ解説したことに気をつけて、ハワイでの滞在を楽しく有意義なものにしましょう。

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