医療保険とがん保険の違いって?両方入る必要性とFPおすすめセット保険10選

2024.07.16

医療保険(入院保険)

医療保険とがん保険は似ていますが、厳密に見ると異なる点がいくつかあります。

例えば、保障範囲の広さや保障内容、給付金、そして保障が開始される時期まで違うんですよ。

両方に加入しておくと、とりあえず安心ですが、やっぱり毎月の保険料が気になりますよね。

そのため、どちらか1つにしたいけど、どっちを選べばいいのかわからないという方もいるはずです。

そこで記事では、医療保険とがん保険の違い、両方加入する必要性、各保険をおすすめできる人、そしておすすめの医療・がん保険計10選を解説します。

この記事を読めば、あなたに合った保険が判明するでしょう。

それではさっそく見ていきましょう!

医療保険とがん保険8つの違いチェックポイント

医療保険とがん保険は似ているようで大きく異なります。

どちらにも加入していれば安心でしょうが、両保険の違いを理解して、必要な方に加入するのが一番です。

そのためにも、まずは医療保険とがん保険の違いを8つのポイントから解説します。

保障対象の違い

がん保険は、その名の通りがんを保障対象とした保険です。

悪性新生物はもちろん、多くのがん保険は超初期症状である上皮内新生物も保障対象としています。

対して、医療保険が対象としているのは、ありとあらゆる病気とけが。

商品によって対象の病気は異なりますが、多いものだと1,000種類以上の病気やケガを対象としているのです。

また、特約を付帯することによって、がんを保障することも可能。

ただし、医療保険では上皮内新生物をカバーしているものは、ほとんどありません。

広い範囲で見れば、がん保険は医療保険の一部です。

しかし、がん治療に特化した保障を提供してくれるという意味で、医療保険と区別できます。

主な保障内容の違い

まずは、医療保険の保障内容から解説しましょう。

多くの医療保険では、入院給付金と手術給付金が基本保障となっています。

また、現在は通院治療が主流となっているため、通院給付金が基本保障に含まれている医療保険もあります。

対して、がん保険の主な保障内容は、診断一時金・入院給付金・手術給付金・通院給付金の4つ。

医療保険との主な違いは、診断一時金と通院給付金が基本保障に入っていることですね。

診断一時金は、がん保険最大の魅力です。

これは、がんと診断された時点で受け取れるまとまった給付金のこと。

給付金額の相場は、50~300万円です。

基本的に、上皮内新生物の場合は悪性新生物の半分の給付金が支払われます(同額の商品もあり)。

医療保険の場合は、入院や手術をしないと給付金を受け取れませんが、がん保険だと入院・通院しなくとも給付金を受け取れるのです。

また、がん治療は入院から通院へと変化しているため、通院保障が基本保障に含まれるのが一般的となっています。

その他の保障内容の違い

医療保険の魅力の1つは、様々な保障があることです。

基本保障に加えて、先進医療保障や三大疾病保障、死亡保障、健康祝い金など多種多様な特約保障があります。

また、がん治療を保障する特約もありますが、一時金がないのは大きなデメリット。

医療保険は本当に商品バリエーションが豊富なので、あなたが求めるぴったりの保障が見つかるでしょう。

がん保険の場合は、がん先進医療特約や通院保障特約があります。

がん先進医療特約は、数百万円するほど高額ながん先進治療を受けたときに、支払われる給付金のこと。

そして、がん通院保障特約とはがん治療を目的に通院するたびに、給付金が支払われる特約です。

通院保障が主契約に含まれているものが多いですが、特約扱いとなっているものもあります。

給付金の違い

がん保険には、医療保険にはない給付金があります。

それが、抗がん剤治療給付金や放射線治療給付金、ホルモン剤治療給付金など。

各がん治療を受けたら給付金が支払われます。

通院治療が主流となっているため、これらの給付金があると助かります。

その他にも、がん保険には以下のような給付金があるのです。

・緩和療養給付金
・がん診断後ストレス性疾病給付金
・女性がん手術保障給付金

どれも特約となりますが、給付金の種類が豊富なのはがん保険ならでは。

給付金といえば、医療保険・がん保険ともに、支払った保険料が返ってくるタイプのものがあります。

それらは貯蓄型と言われ、それまでに支払った保険料総額から給付金額を引いた額が返ってくるのです。

ただし、貯蓄型は保険料が高くなるうえ、商品数が少ないというデメリットもあります。

対して、支払った保険料が返ってこない掛け捨て型は、毎月の保険料が安く、商品数も豊富というメリットがあるのです。

免責期間

よく誤解されますが、保険は契約成立した日から保障が始まるというわけではありません。

免責期間という、給付金支払事由になっても、保険会社が保険金を支払わなくていい期間があるのです。

一般的に、多くの医療保険は免責期間を設定していません。

そのため、契約が成立して1回目の保険料の支払いが完了すれば、すぐに保障は開始されます。

対して、がん保険は長期の免責期間が設けられているのです。

基本的に、がん保険の多くは加入してから90日間は免責期間となっています。

そのため、この期間にがんを発症しても保険は下りないので注意が必要です。

しかし、最近は一時給付金以外は、免責期間を設けていないがん保険も増えています。

がん保険に加入する気があるのなら、早めに契約手続きを行うといいでしょう。

がん保険に加入する際は、保障内容や保険のほか、免責期間も注意しないといけません。

1入院当たりの支払い限度日数

医療保険は、入院1回あたりに支払われる給付金支払い日数が限られています。

現在は通院治療が主流となっているため、入院1回あたりの給付金支払い日数は30~60日が一般的です。

しかし、商品によっては120日、もしくはそれ以上のものもあります。

入院日数が短くなっているとはいえ、病気によっては60日以上入院することもあります。

そのため、給付金支払日数も検討して、医療保険選びをしましょう。

対して、がん保険は1入院当たりの入院給付金支払日数は、無制限のものがほとんどです。

その理由は、がんは他の病気よりも入院日数が長期化しがちだから。

入院給付金支払日数が無制限なのは心強いですね。

加入制限

医療保険・がん保険ともに健康状態によっては加入制限されるかもしれません。

加入できない可能性があるのは、以下のいずれかに該当する方。

・妊婦
・過去に大きな病気や手術経験がある
・現在、入院中
・現在、入院もしくは手術を勧められている

どちらの保険も健康に問題が出てからだと、加入が難しくなります。

そのため、健康な時に加入するのが基本です。

ただ、今では商品内容も多様化していて、過去に大きな病気になっていても加入できる保険はあります。

そのような保険は、保険料が割増しになっている、もしくは保障が制限されているので要注意です。

通算入院支払い限度額

医療保険は1回あたりの入院だけではなく、通算入院給付金支払い日数も定められています。

一般的には、通算1,000日もしくは1,095日が上限となっているのです。

たとえ終身医療保険に加入していても、通算日数を超えれば、入院給付金は支払われなくなります。

がん保険の場合は、通算入院支払限度額も無制限です。

がん保険は必要?医療保険と両方加入する必要はあるのか

あなたの年齢にもよりますが、個人的にがん保険は必要だと思っています。

がん保険の最大の魅力は、がんと診断されたときに受け取れる一時金です。

100~300万円のまとまった一時金は、その後のがん治療の大きな手助けとなります。

国民健康保険に加入していれば、自己負担額が3割になりますよね。

それは、がん治療も同じです。

ただし、がん治療は日進月歩で進んでおり、最新の治療法や治療薬が認められていない可能性があります。

そのような国に認可されていない治療法や薬は自由診療となり、健康保険が適用されないため、全学自己負担となってしまうのです。

さらに、自由診療と健康保険が適用される治療法の併用は認められていません。

つまり、認可されていない最新がん治療を選択すれば、本来健康保険が適用される治療も全額自己負担となってしまうのです。

自由診療を行わないという選択肢もありますが、最新の薬や治療法が命を救う可能性もあります。

自由診療を選んだ時に、一時給付金は大変助かるのです。

また、がん保険はその他の保障も手厚いので、加入しておくといいでしょう。

では、「医療保険とがん保険の両方に加入する必要あるの?」と疑問に思う方もいるはずです。

結論から言えば、必要ならば両方に加入するといいでしょう。

両方に加入しておくと、病気やケガ、そしてがんにも備えられるので安心です。

しかし、両方に加入すると毎月の保険料が高くなってしまいます。

そのため、コストを抑えたいならどちらか1つに絞るのがおすすめ。

後ほど紹介しますが、多くの病気やケガは貯金があれば何とかなるので、がん保険に加入するといいかもしれません。

ただし、人によって必要な保険は異なるため、少しでも迷ったらFPなどの専門家に保険相談するのがおすすめです。

一般的な病気で入院した際に必要な費用と入院日数

医療保険やがん保険加入する前に知っておくべき情報が、病気で入院した時に必要な費用と入院日数です。

それらの情報を知ることで、保険の必要性を判断できたら、保障金額設定の目安にもなります。

そこで厚生労働省が実施した「医療給付実態調査(平成28年度)」から、一般的な病気の入院日数と費用を紹介しましょう。

病名 入院日数 1入院当たりの費用
がん 15.21日 約100万円
胃潰瘍・十二指腸潰瘍など 10.66日 約44万円
妊娠や出産など 9.10日 約33万円
骨折 17.19日 約79万円
高血圧性疾患 16.73日 約47万円
脳血管疾患 46.50日 約200万円

1入院当たりの費用は健康保険による割引が適用されていないので、実際はもっと安くなります。

例えば、がんなら100万円×30%の30万円、脳血管疾患なら60万円が自己負担額となるのです。

後ほど紹介する公的制度を活用すれば、一般家庭だと1か月の自己負担額は9万円ほどで済むでしょう。

ただし、入院中の食事代や差額ベッド代、先進医療費用などは健康保険適用対象外となるため自己負担となります。

一般的に、食事代は3食1,080円なので、1か月入院したとすると食事代だけで32,400円もかかるのです。

さらに、入院前にも身の回りの品を揃えたりすると、費用がかかります。

アフラックが2016年9月に実施した「入院時の経済負担に関する調査」によると、入院前は平均5.2万円かかると判明しているのです。

医療費用自体は公的制度で抑えられますが、その他にも費用が必要となると、保険で備えておくと安心ですね。

がんの治療費で必要な費用と治療期間

がん治療でかかる平均入院日数は15.21日、1入院当たりの費用は約100万円(健康保険適用で約30万円)でした。

しかし、がん治療は入院だけではありません。

多くの方が通院治療を経験することでしょう。

では、トータルでどのくらいがん治療費はかかるのでしょうか?

この疑問に関して、アフラックががん経験者に「がん治療費の総額?」を尋ねています。

その調査によると、約8割の方ががん治療費総額は200万円程度以下と回答しているのです。

そのため、200万円が大きな目安となります。

もし200万円以上の貯蓄があるのならば、がん保険に加入する必要はないかもしれません。

しかし、同調査によるとがん経験者は、治療費を貯蓄と保険でカバーしていると判明しています。

貯蓄が少ない方や不安な方は、がん保険に加入するといいでしょう。

また、気になるがんの治療期間ですが、人によって大きく異なります。

手術でがんを切除できれば短期間で終了しますが、抗がん剤などの薬を使用した治療だと長期間に及ぶ可能性が高いです。

2014年にメットライフ生命が実施した調査によると、55.5%の人が半年未満にがん治療が終わったと回答しています。

しかし、7.8%の人が治療終了に5年以上かかったとも回答しているのです。

また、この調査は再発後の治療期間を含んでいないので要注意。

半年未満で終了しても、経過観察でがん再発が確認されれば、再び治療の開始となります。

ステージによっては、再発率が30%を超えることもあるので、完全にがん治療が終わるまでは数年かかると考えておくべきでしょう。

高額療養費制度の仕組み

先ほど、公的制度のおかげで一般家庭だと、高くても月の医療費は9万円以内に収まると説明しました。

その公的制度こそが、高額療養費制度です。

高額療養費制度とは、月の医療費が定められた以上の額を超えた場合、その超えた分が払い戻しされる制度のこと。

定められる上限は年収と年齢によって異なりますが、月の給料が28~50万円の方だと、30万円自己負担したとしても約21万円は返ってくるのです。

医療保険とがん保険へ加入検討する前は、高額療養費制度のことを頭に入れておいてください。

医療保険とがん保険結局どちらがいい?

ここまで医療保険とがん保険について見てきましたが、「結局、どっちがいいの?」と思っている方もいるでしょう。

正直なところ、優劣をつけることはできません。

がんに対する手厚い保障を求めるのならがん保険、幅広い医療保障を求めるなら医療保険、もしくはどちらにも加入する/しないという選択肢もあります。

どちらを選ぶのかの目安は、年齢と貯蓄額となります。

例えば、20歳代のがん罹患率は非常に低いです。

そのため、がん保険よりも様々な病気を対象とする医療保険に加入しておいた方が安心でしょう。

また、貯蓄が30~60万円ある方は、高額療養費制度を活用すれば月の医療費はサポートできます。

そのため、医療保険よりもがん保険に加入しておいた方がいいかもしれません。

人によって向いている保険は異なり、次の項で医療保険とがん保険をおすすめできる人を解説していきます。

医療保険をおすすめ出来る人

まずは医療保険をおすすめできる人から紹介します。

【20歳代から30歳代前半】

20歳代から30歳代前半は、がん罹患率が非常に低いです。

また、貯金を持っている人が少ないため、病気になった時の経済的リスクに備える意味でも、医療保険がおすすめ。

もし医療費用の貯金を貯めているのなら、保険料が割安な掛け捨て型の定期医療保険に加入すると良いでしょう。

【まとまった貯蓄がない人】

貯金がない方は、医療保険で病気リスクに備えましょう。

基本的に、世帯人数×30万円の貯金があれば、保険なしで医療費に備えられると言われています。

貯金が不足している方や経済的に不安な方は、医療保険で病気とケガに備えておきましょう。

【持病のある方】

持病のある方は、普通の人よりも病気になるリスクが高いです。

現在は、持病があっても加入できる医療保険があります。

保険料は少し割高になりますが、医療保険に加入しておくと安心です。

【健康に不安な方】

生活習慣や年齢などで、健康に不安を持っている方は早めに医療保険に加入しましょう。

医療保険は病気になる前に加入するもので、病気になってしまうともう手遅れです。

必要な給付金を受け取れなければ、加入できる医療保険が限られてきます。

そのため、健康に不安を覚えている方は医療保険に加入しましょう。

がん保険をおすすめ出来る人

次は、がん保険をおすすめできる人を紹介します。

【家系にがん経験者がいる方】

よく「がん家系」という言葉が使用されますが、多くのがんは生活習慣などの環境要因が罹患リスクを上げています。

しかし、以下のいずれかに該当する方は、遺伝的にがんになる確率が高いため、がん保険に加入しておくのがおすすめ。

・家系内に若くしてがんになった人がいる
・何度もがんに罹患した人が家系内にいる
・特定のがんが家系内で多く発生している

あくまでもリスクが高いだけで、実際にがんになるかどうかは分かりません。

ただ、他の人よりもがん罹患率が高いので、がん保険で備えておきましょう。

【40歳代以上の働き世代】

がん罹患率は40歳代から高くなり始めます。

そのため、40歳代で働いている方は、がんになった時の収入減少などに備えるため、保険に加入しておくのがおすすめです。

おすすめの年代は40歳代から50歳代。

70歳代より上の方は、貯金額と相談してみてください。

もし200万円以上の貯金があるなら、わざわざがん保険に加入する必要はないかもしれません。

70歳代からは高額療養費制度の上限額も下がるため、貯金さえあればがん治療費に十分対応できます。

「日本人の2人に1人はがんになる」と言われている時代なので、ある意味でがんをライフステージの一種として捉えておくべきです。

幸いなことに、がん罹患率は高齢にならないと高くならないので、がん治療費のための貯蓄をする時間は十分にあります。

自分で用意しておくことで、保険料の削減ができます。

【がんリスクを高める生活習慣者】

日本における男性がんの53.3%、女性がんの27.8%は生活習慣病が原因と言われています。

つまり、がんはある程度予防できる病気なのです。

国立がん研究センターによると、以下の生活習慣ががんリスクを高めます。

・喫煙
・飲酒
・食生活(塩分過多、野菜や果物を食べない、熱すぎる飲み物や食べ物を摂取する)
・運動不足
・太りすぎ痩せすぎ

上記に該当する数が多いほど、がんリスクは高まります。

特に、中高年で多くの項目に当てはまる方は、がん保険で万が一に備えておいたほうが安心です。

医療保険とがん保険両方検討するのがおすすめな人

基本的には、がん保険もしくは医療保険のどちらかでいいと思われます。

しかし、両方への加入検討するのがおすすめの人もいます。

もし両方へ加入する場合は、保障の重複に気を付けてください。

【病気リスクに万全に備えたい方】

もし病気リスクに万全に備えたいのなら、医療保険とがん保険の両方に加入するのがおすすめです。

特に、子どもがいてマイホームや車を購入した方は、大黒柱の身に何かが起きると経済的に困窮するリスクが高まります。

保険料が安めの医療保険とがん保険に加入しておくと、病気やがんになっても、経済的に困ることはないかもしれません。

【中高年の自営業者】

自営業者は会社員とは異なり、民間のがん保険もしくは医療保険への加入を積極的に検討すべきです。

会社員には、病気やケガが原因で働けなくなった時期の経済面を支える制度がありますが、自営業者にはありません。

そのため、もし働けなくなったら毎月の収入が激減してしまう可能性が高いのです。

特に、中高年は病気リスクが高くなるので、がん保険と医療保険の両方に加入しておくといいかもしれません。

医療保険とがん保険どちらが良いのか一般的なモデルでシュミレーション

ここからは、医療保険とがん保険に加入した場合のシュミレーションを行います。

具体的にイメージしやすいように、実際の商品で行います。

使用するのはライフネット生命の終身医療保険「新じぶんへの保険」、そして同じくライフネット生命のがん保険「ダブルエール」です。

契約者は男性35歳としてみます。

以下が各保障内容です。

【新じぶんへの保険】

・月額保険料:3,123円
・入院給付金日額:5,000円
・手術給付金:5万
・がん治療給付金:50万円(入院給付金日額の100倍)
・先進医療給付金:通算2,000万円まで
・1回の入院での支払限度日数:60日(三大生活習慣病は無制限)

【ダブルエール】

・月額保険料:2,680円
・がん診断一時金:100万円
・上皮内新生物診断一時金:50万円
・治療サポート給付金:月1回10万円(がん治療を受けた月ごとに支払い)

この内容で、悪性新生物と診断され、1か月の入院と手術、そして3か月の通院治療を行ったとしましょう。

すると、各保険での給付金は以下の通りになります。

【新じぶんへの保険】

・がん治療給付金:50万円
・入院給付金:75,000円
・手術給付金:5万円
・合計:62万5千円

【ダブルエール】

・がん治療給付金:100万円
・治療サポート給付金:10万円×4か月
・合計:140万円

やはり、がん保険のほうが保険料が割安で、保障が手厚いですね。

医療保険の場合は、入院と手術はサポートしてくれますが、肝心の通院治療のサポートはしていません。

また、上皮内新生物と診断された場合は、給付金が支払われないのも大きいですね。

ただし、保障対象となる病気やケガは医療保険のほうが圧倒的に多いです。

がんに備えたいならがん保険、幅広い病気に備えたいなら医療保険がいいでしょう。

おすすめ医療保険5選

ここからは、おすすめの医療保険5選を紹介します。

1.オリックス生命|新CURE

日本人の罹患率が高くて、入院日数が長くなりがちな七大生活習慣病を特に手厚く保障した終身医療保険です。

七大生活習慣病が原因での入院だと、支払い日数が通常の2倍になり、さらにがんを含む三大疾病だと支払い日数が無制限になります。

約1,000種類の手術を保障していて、給付金額は入院中なら入院給付金額の20倍、外来なら5倍。

さらに、先進医療費と同額の技術料が通算2,000万円まで支払われ、先進医療給付金の10%が一時金として支払われるのは魅力です。

保険料は30歳男性でも2,000円以下になることがあります。

非常にバランスの取れた医療保険です。

2.アクサダイレクト生命|終身医療

病気とケガによる入院を総合的にカバーする終身医療保険。

基本保障では60日以内の短期入院をカバーしていますが、特約を付帯することで61日以上の長期入院も保障されます。

入院中の手術だと入院給付金額の10倍、入院なしの手術だと入院給付金額の5倍の給付金が支払われるのです。

三大疾病になると保険料免除になる特約や女性向け特約など、特約保障も様々。

カスタマイズすることでオーダーメイドの保険が作れますが、最安プランだと30歳男性で月の保険料が850円になります。

保障内容のカスタマイズ性が高い医療保険です。

3.ライフネット生命|新じぶんへの保険

一般的な医療保険とは異なり、2つのコースが用意されている終身医療保険です。

予め作られたコースを選ぶだけなので、非常に分かりやすい内容。

用意されているコースは、入院と手術のみに備えるエコノミーコース、入院と手術に加えがんと先進医療に備えるおすすめコースです。

短期入院と日帰り入院に対応していて、おすすめコースの場合は三大疾病での入院は支払限度日数が無制限となります。

おすすめコースだと、がんと診断されたら入院給付金額の100倍が支払われます。

おすすめコースは30歳男性で毎月の保険料が5,155円と少し高めですが、エコノミーコースだと2,352円と手ごろな価格です。

4.ちゃんと応える医療保険EVER

アフラックが販売する終身医療保険。

特徴としては、入院・通院・重大疾病を保障していることです。

入院前と退院後の通院保障があるのは、現代のニーズをしっかりと汲んでいます。

特約を付帯することで、三大疾病を手厚く保障してくれますが、付帯特約数が多くなるほど保険料は割高になるので注意。

その他にも、働けなくなった時の生活費や精神疾患、介護状態などを保障する特約も用意されています。

通院保障が含まれたプランでも、30歳男性で保険料が1,875円に収まります。

ただし、手術を保障していないので注意してください。

5.終身医療保険フレキシィS|メットライフ生命

基本保障は入院と手術のシンプルなものですが、特約が非常に豊富なのが特徴的です。

短期入院定額保障や通院保障、三大疾病一時金など10個のオプションが用意されていて、あなたの好きなようにカスタマイズができます。

特に、死亡保障があるのは珍しいです。

これは終身医療保険なので、死亡保障を付帯することで、終身保険の役割も果たせます。

入院日額は1万円・8千円・5千円の3タイプと用意されているのは嬉しいですね。

おすすめがん保険5選

最後に、おすすめのがん保険5選を紹介します。

1.アクサダイレクト生命|アクサダイレクトのがん終身

どの部位のがんでも、どのステージでもしっかりとサポートしてくれるがん保険です。

診断・入院・治療・退院のタイミングで給付金が支払われます。

がん診断給付金は最大200万円で、入院給付金は1日当たり最大2万円。

手術・放射線治療・抗がん剤治療もしっかりとサポートしてくれます。

掛け捨てのがん保険なので、30歳男性で月2,360円とお手頃な価格となっています。

2.チューリッヒ生命|終身ガン治療保険プレミアム

抗がん剤治療・ホルモン剤治療・放射線治療を受けると給付金が支払われるがん保険です。

主に通院治療を保障するがん保険と言えます。

特約で入院給付金や手術給付金、診断一時金、ストレス性疾病などを付帯できます。

先進医療は通算2,000万円まで支払われ、1回につき15万円の交通費が出るのは嬉しいですね。

基本保障に先進医療を付帯したプランだと、30歳男性で毎月の保険料が1,994円になります。

3.オリックス生命|がん保険ビリーブ

一時金が充実したがん保険です。

診断一時金は初回のみの支払いですが、がん治療目的で入院した時に支払われる一時金は無制限となっています。

入院日数こそ少なくなっていますが、まだまだ入院することは多いので、入院一時金が無制限なのは魅力的です。

さらに、入院・手術給付金も無制限で、退院一時金まであります。

入院給付金1万円で特約付帯なしだと、契約者年齢30歳男性で保険料は3,460円です。

4.アフラック|生きるためのがん保険

がん保険契約件数ナンバーワンのアフラックが販売するがん保険です。

診断から通院・入院、そして再発まで総合的にサポートします。

診断給付金は1回のみですが、特約を付帯することで2年に1回を限度に無制限に受け取れるようになるのです。

入院給付金・通院給付金・三大治療給付金は無制限。

さらに、レディースプランだと女性特有のがんに備えられるのです。

特約を付帯しないプランだと、男性35歳で毎月の保険料は4,084円となります。

5.東京海上日動あんしん生命がん治療支援保険NEO

2年に1回を限度に診断給付金が支払われます。

基本保障は入院給付金、通院給付金、三大治療給付金とベーシックなもの。

放射線治療特約もありますが、それよりも注目すべきなのが悪性新生物保険料払い込み免除特則。

これを付帯すると、悪性新生物と診断確定された時点で、保険料の払い込みがなくなるのです。

入院給付金日額1万円コースだと、30歳男性で保険料は3,913円となります。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました!

がん保険と医療保険の大きな違いは、保障範囲の広さです。

両方に加入しておけば安心ですが、家計の気になる方は1つだけ選ぶといいでしょう。

簡単な目安だと、中高年はがん保険(必要に応じて+医療保険)、若い世代は保障範囲の広い医療保険がおすすめです。

もし迷った場合は、一度保険のプロと相談するといいでしょう。

保険は重要なので、十分に検討してから、加入するのかどうか決めてください!

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