医療保険は共済と民間の保険会社どっちがおすすめ?違いと特徴をFPが解説
医療保障は、手厚い保障が欲しい人は民間医療保険、最低限の保障を効率良く準備したい場合は共済で準備するのがおすすめです。
しかし、医療保険と共済のそれぞれの特徴が理解できたいために、
「そもそも医療保険と共済の違いがわからない」
「良くわからないまま医療保険に加入している」
という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は医療保険と共済の違いを解説した上で、それぞれのおすすめの理由を解説していきます。
この記事を読めば、自分に合った医療保障を見つけることができるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
医療保険と共済の違いを一覧表で分かりやすく比較!
まず医療保険と共済の違いを表でまとめると以下の通りです。
医療保険 | 共済 | ||
全労済、CO・OP共済
都道府県民共済 |
JA共済 | ||
根拠となる法令 | 保険業法 | 消費者共同生活組合法 | 農業協同組合法 |
監督庁 | 金融庁 | 厚生労働省 | 農林水産省 |
営利・
非営利 |
営利目的 | 非営利目的 | |
保障内容 | 手厚い | 最低限 | |
選択肢 | 広い | 狭い | |
割戻金 | 有り | なし | |
告知 | ・健康診断の結果が必要な場合がある
・健康状態に不安がある人も加入できる医療保険がある |
基本的に健康診断の結果等は不要
(告知書への記入のみ) |
医療保険と共済は根拠となる法令や管轄庁が違う
医療保険と共済は根拠となる法令や監督庁が違います。
なぜなら、共済は基本的に組合員を対象にした非営利のもので、医療保険は幅広い方に向けて営利目的で販売される金融商品だからです。
表を見ていただくと、共済は「消費者共同生活組合法」や「農業協同組合法」をそれぞれの組合を規定している法令を根拠法令としています。
一方で、医療保険は「保険業法」を根拠法令、管轄は「金融庁」。
金融庁は金融商品を管轄するところなので、医療保険は金融商品であることが分かりますね。
ちなみに、公務員や警察、教職員が加入している共済とは、全く別のため注意しましょう。
医療保険と共済は用語や表現などが違う
医療保険と共済は、根拠法令などが違うためか、用語や表現などが異なります。
違いは、以下の通りです。
医療保険 | 共済 |
保険契約者 | 共済契約者 |
保険料 | 共済掛金(掛け金) |
保険金 | 共済金 |
医療保険や共済の説明を受けるときや、パンフレットを参照する際は、それぞれの用語や表記の違いに注意しましょう。
医療保険と共済は加入する際の告知に違いがある
医療保険や共済に加入するときは、自分の健康状態を正直に告知する必要がありますが、少し違いがあります。
共済の告知は、申込書の該当箇所に記入をして申告し、健康診断の結果の提出は必要ありません。
一方で医療保険は、申込書の該当箇所に記載する点は同じですが、場合によっては、健康診断の結果などが必要です。
また、医療保険は、健康状態に不安のある方でも加入できる「引受基準緩和型医療保険」や「無選択医療保険」などがあります。
このように、医療保険と共済は告知に関しても違いがあるので、加入するときは注意しましょう。
医療保険と共済の掛け金の違い
医療保険と共済の掛け金を比べると以下のような違いがあります。
共済の方が掛け金の負担が少ない
医療保険と共済の掛け金を比べると、共済の方が手頃な掛け金で、少ない負担で加入できます。
なぜなら共済制度は、営利目的ではなく、組合員が相互に助け合うという仕組だからです。
例えば、COOP共済の医療共済「たすけあい」は月額掛金1,000円から。
さらに共済は、制度運営において余ったお金は、「割り戻し金(配当金)」として契約者に還元されるのも大きな特徴です。
このため、共済は医療保険に比べて、少ない負担で保障を準備できます。
医療保険の保険料が高い理由
一方で医療保険の保険料が、全体的に高い理由は、金融商品であることに加えて、人件費や保障内容が影響しています。
具体的には、以下の2点が考えられます。
●契約者のアフターフォローを担当する職員の人件費がかかっている
●選択できる保険や特約の種類が多く、保障内容が共済よりも手厚くできる
例えば、医療保険を契約後に営業職員が担当となり、保険の請求のサポートや、住所や受取人の変更、情報の提供など様々なアフターフォローを行います。
また、医療保険は共済よりも、給付金や保険金額の設定を大きくでき、特約を付加して保障範囲を広くできます。
このため医療保険に加入すると、共済で加入した場合よりも、保険料が高額になってしまうため、気をつけましょう。
保険料の負担を抑えられる医療保険もある
医療保険でも、代理店で販売されているものや、ネットで加入できる医療保険を選ぶことで保険料を安く抑えられる可能性があります。
代理店やネットを使って医療保険を販売すると、人件費などをカットできるため、保険料を安くすることが可能です。
例えば、代理店で販売されているオリックス生命の「キュア」やネット販売されているライフネット生命の「終身医療保険(新じぶんへの保険)」などが有名ですね。
ただし、代理店やネットで医療保険に加入すると、その後の契約の管理を自分で行う必要があるため、注意しましょう。
医療保険と共済の保障内容の違い
それぞれの保障内容の違いを見ていくと、医療保険の保障はかなり手厚くできますが、今日共済の保障内容は最低限です。
それぞれについて解説していきます。
医療保険の保障内容は手厚くできる
医療保険は、主契約の保障内容が優れているだけでなく、様々な特約を組み合わせられるため、自分に合った保障内容を選ぶことができます。
また、保険金額や給付金額も共済より高額に設定可能。
例えばオリックス生命の「キュア」では、以下の保障を準備することができます。
保障内容詳細 | 設定可能額 | |
入院給付金 | 治療を目的とした入院をした場合の給付 | 入院日額:5,000円,7,000円,10,000円
から選択可能 |
手術給付 | 所定の手術を受けた場合の給付 | 入院中:入院給付金日額の20倍
外来:入院給付金日額の5倍 |
先進医療特約 | 先進医療を受けた場合の保障 | 最高2,000万円まで |
重度三疾病
一時金特約 |
がん・心筋梗塞・脳卒中の場合に一時金を給付
(支給回数無制限、ただし1年に1回のみ) |
最高200万円まで |
がん一時金特約 | がんと診断された場合やその後再発した時に一時金を給付
(支給回数無制限、ただし1年に1回のみ) |
最高200万円まで |
入院一時金 | 入院給付金が支払われるような入院をした場合 | 最高で20万円 |
がん通院特約 | がんで所定の通院をした場合 | 入院給付金日額と同額を支給 |
通院治療支援特約 | 入院給付金の対象となる入院をしたあと生存して退院した場合 | 最高10万円 |
共済ではキュアのように、最高2,000万円までの先進医療保障や、支払い回数無制限のがん診断一時金を準備できません。
このような保障を準備することはできないので、とても給付が優れていると言えます。
共済の保障内容は最低限
一方で共済は、医療保険に比べて保障内容は手厚くありませんが、必要最低限は揃っています。
共済の保障内容は、入院や手術給付だけでなく、がんと診断された場合の給付や先進医療保障、けがでの通院などの保障を準備可能です。
例えば、JA共済の「医療共済」は先進医療での治療費が最高1,000万円まで保障され、全労済の「こくみん共済」では、ケガでの通院にも備えられます。
このため、共済でも最低限の保障が用意できるため、医療保険と比べても保障内容が致命的に劣っているという点は見当たりません。
共済の保障は選択できる範囲も狭い
共済は医療保険と比べて、保障を選ぶ際に選択できる範囲が狭いです。
その理由は、共済の保障内容は、プランごとにあらかじめパッケージされたものからしか選べないからです。
例えば、COOP共済の「たすけあい」は、掛け金によって分けられた3種類のコースからしか選択できず、それぞれのコースの保障内容や保険金額はあらかじめ決められています。
対して、先ほどのオリックス生命のキュアのように、医療保険は保険金額を自分で設定でき、特約も一定の範囲内で組み合わせる形です。
以上の理由で、共済は医療保険に比べて選択できる範囲が狭いと言えるでしょう。
医療保険と共済の安心度やアフターサービスの違い
医療保険と共済の安心度やアフターサービスの差はそこまで差がありません。
それぞれ解説していきたいと思います。
安心度は加入する人次第
医療保険も共済も加入したときの安心度は大して変わりません。
なぜなら、安心度は加入する人がどういう基準で選んだかによって変わるからです。
いくら保障度の高い医療保険に加入しても、保障内容がよくわかっていないと安心度は低いでしょう。
逆に、自分にとって必要な保障をしっかり考えた上で共済に加入したのであれば、最低限の保障でも安心度は高くなります。
このため、安心度を高くするためには、自分にとっていくらの保障が必要なのかをしっかり考えた上で、保障を選ぶことが何よりも大事です。
医療保険と共済のアフターサービスに大きな差はない
医療保険と共済どちらに加入してもアフターフォローに大きな差はありません。
特に代理店やインターネットで加入した医療保険と共済ではほとんど大きな差はなく、どちらも契約内容の変更や、保険金の請求があった場合は、加入先に連絡をするだけです。
このため、アフターサービスの質は、対応してくれる職員の能力次第といえます。
また、国内大手生保や一部の外資系保険会社は、保険を契約すると営業職員が専任で担当となり、契約内容の変更や保険金の請求の手続きなどを依頼可能です。
ただし、その担当者も、退職によって担当が頻繁に変わるケースもあるため、注意しましょう。
都道府県民共済の特徴
都道府県民共済は、全国生活協同組合連合会(全国生協連)が運営母体となっており、お住いの都道府県の共済に加入する必要があります。
共済の保障内容は、以下の通りです。
●総合保障型:死亡保障や入院保障をバランスよく備えるコース
●入院保障型:入院時の保障を手厚くする
●総合保障型+入院保障型:死亡と入院どちらの保障も手厚くする
「総合保障型」と「総合保障型+入院保障型」を比較すると、総合保障型の方が死亡保障の比重が大きいです。
それでは、都道府県民共済には以下のメリットやデメリットがあるので確認していきましょう。
都道府県民共済のメリット
都道府県民共済には以下のメリットがあります。
選びやすくシンプルなコース
都道府県民共済は、総合保障型(1,2,4型)と入院保障型の組みあわせから、加入するコースを選ぶというシンプルな内容です。
どのコースも必要最低限の保障が得られるようになっています。
このため、とても選びやすいのが大きな特徴です
特約で保障範囲を広くできる
都道府県民共済は特約を付加すると、保障の範囲をさらに広げられます。
付加できる特約は以下のものがあります。
●医療特約
●がん特約
●新三大疾病特約
●介護特約
特にがん特約は、がんと診断された時の一時金を受け取れるだけでなく、がんで入院した場合の入院給付が日数無制限で保障されます。
このため、医療保険に劣らないほどの保障を確保できます。
都道府県民共済のデメリット
引越しをすると引越し先で加入し直しの必要がある
都道府県民共済は、地方自治体ごとに運営されているため、県外に引越しをした場合は引越し先の都道府県民共済に加入し直す必要があります。
例えば、世帯主が転勤族の場合、転勤をして引越しをするたびに加入し直す必要があり、その度に健康状態の確認が必要で、掛け金も変わってしまいます。
このため、引越しが多い人にとっては、都道府県民共済は少し扱いづらいものですので気をつけましょう。
扱っていない都道府県がある
都道府県民共済は、そもそも取り扱いをしていない自治体があります。
例えば以下の7県が都道府県民共済の取り扱いをしていません。
●中部:福井県
●中国:鳥取県
●四国:徳島県、高知県、愛媛県
●九州・沖縄:佐賀県、沖縄県
すでに都道府県民共済に加入していて、上記の県に引っ越す際は引き続きの加入ができない可能性があるので注意しましょう。
全労災の特徴
全労済は、「全国労働者共済生活協同組合連合会」という団体で、各都道府県の生協と名のつく団体(各都道府県や職域の共済生協、生協連合会など)で構成されています。
医療保障や死亡保障はこくみん共済で準備でき、以下のコースに別れています。
●総合保障:総合タイプ、総合2倍タイプ、大型タイプ、生きる安心タイプ、生きる安心Wタイプ、生きる安心Hタイプ
●医療保障:医療タイプ、医療安心タイプ、医療安心Hタイプ、がん保障プラス、終身医療保障
このように選べる選択肢が他の共済と比べてとても多いのが特徴です。
全労済のメリット
様々な保障を準備できる
全労済で加入できる共済は、大きく分けて3つです。
●こくみん共済:死亡保障、医療保障
●住まいる共済:火災保険
●マイカー共済;自動車保険
このため、死亡保障だけでなく、家や車の補償も準備できるのが大きな特徴です。
保険をすべて全労済にまとめて加入することも出来ますね。
終身医療保障を準備できる
全労済のこくみん共済では、終身医療に加入すると、一生涯の入院保障を得ることができます。
掛け金は加入時のままずっと変わらないため、若いうちに加入すれば、安い掛け金で生涯できるので安心です。
また、所定の身体障害状態に該当すると、保険料の払込が免除される点も、嬉しい点ですね。
全労済のデメリット
保障期間が短い
こくみん共済の保障期間は、全体的に短いものが多いため注意しましょう。
医療あんしんタイプの保障期間も、59歳まで(満60歳の契約更新日まで)で、それ以降は、移行タイプに切り替えると70歳まで保障されるという仕組みです。
※移行タイプは同じ掛け金で保障内容が変わります。
他の共済の保障期間は、64歳まで保障されるところが、JA共済は終身保障。
このため、全労済で長期間の医療保障を準備するためには、終身医療共済に加入する必要がありますが
●若いうちに加入しないと掛け金が高くなる
●保障内容が物足りない
という点に気をつけて選びましょう。
JA共済の特徴
JA共済は、全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)が頂点となって、各都道府県の支部と全国各地のJA(農協)によって構成されているのが特徴です。
基本的にJA共済は、組合員を対象にした保障ですが、出資金を支払い准組合員の資格を得ると誰でも加入できます。
JA共済で加入できる医療保障は、以下の3点。
●医療共済
●ガン共済
●引受基準緩和型医療共済
それでは、JA共済のメリットとデメリットについて、解説していきますね。
JA共済のメリット
手厚い終身保障を得られる
JA共済の医療共済は、終身保障のため、生涯に渡って手厚い保障を得られます。
保障内容は、入院や手術、放射線治療、先進医療などの4点。
さらに、三大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)での入院や手術、放射線治療は受け取れる共済金が2倍に。
他の共済は、保障される年齢が決まっていたり、一定の年齢を過ぎると掛け金が同じで、保障内容が変更になったりします。
このため、生涯にわたって手厚い保障を確保できる共済は、とても優れていると言えるでしょう。
JA共済のデメリット
掛け金が若干割高
JA共済の医療保障は、終身保障のためか、他の共済と比較して掛け金が若干割高です。
例えば、医療共済で、以下の条件で試算を行います。
加入年齢・性別:30歳・男性
共済期間:終身
共済掛金払込期間:80歳
1回の入院の支払い限度額:120日
払込方法:月払い
入院共済金日額:5,000円
入院見舞金:あり
先進医療保障:あり
三代疾病重点保障特則:あり
この試算の結果は5,569円でした。
一方で、都道府県民共済の「入院保障型」は、2,000円の掛け金で、日額10,000円の入院保障を準備できます。
このため他の共済と比較して、若い時期の毎月の負担が上昇してしまうので、注意しましょう。
生活協同組合(コープ)共済の特徴
CO・OP共済は、日本コープ共済生活協同組合連合会(コープ共済連)が母体となって運営されており、加入するためには所属の各生協、生協組合員にならなければいけません。
さらに、組合員になるには出資金が必要です。
CO・OP共済では以下の方法で医療保障を準備できます。
●たすけあい
●あいぷらす
●プラチナ85(65歳以上の方向け)
●ずっとあい(終身医療)
●新あいあい
ここから、CO・OP共済のメリットやデメリットについて解説していきます。
生活協同組合(コープ)共済のメリット
幅広い保障範囲
CO・OP共済は、どのコースも保障の幅が広く、給付金額も一定水準を満たしています。
さらに、以下の特約を付加できます。(カッコ内は別途必要な特約保険料です)
●先進医療特約:先進医療にかかった治療費を1,000万円まで保障(100円)
●個人賠償責任保険:日常生活での他人に対する賠償責任を最高3億円まで補償(140円)
特に個人賠償特約は、例えばお店の商品を壊してしまった場合や、他人にケガをさせてしまった場合に保障され、1世帯で1人加入していると家族全員が保障の対象になります。
このため、とても充実した医療保障を準備できます。
生活協同組合(コープ)共済のデメリット
選択肢が多く選びづらい
CO・OP共済は、たすけあいやあいプラスなど様々な手段で保障を準備できますが、それぞれのコースの違いがわかりにくいため、選びづらさがあります。
このため、あまり保険に詳しくない方が、自分で保障を選びきるのは、他の共済に比べて難しいです。
もしも、死亡保障は必要なく、働いている間の医療保障を準備したいのであれば、たすけあいの医療コースを選ぶと良いでしょう。
医療保障に特化されており、入院給付金日額も10,000円を選択できるため、医療保障をしっかり準備したい方におすすめです
医療保険は共済で十分?選び方とおすすめ医療保険&共済2選
医療保険と共済は、保障内容がことなるため、自分にとってどれだけの保障が必要なのかを考えて加入することが大事です。
日本は、公的な医療制度が充実しているため、生活していくだけの収入とある程度の貯蓄があれば、医療保障は最低限で十分ですので、共済を選ぶと良いでしょう。
しかし、毎月の生活していくのが精一杯で、貯蓄もあまりないという方は、数万円の医療費の自己負担が痛手となる可能性がありため、医療保険に加入し、手厚い保障を準備する必要があります。
そこでこの章では、医療保険と共済について、それぞれのおすすめを紹介していきますので、それぞれチェックしてみてくださいね。
共済のおすすめ2選
共済のおすすめは、都道府県民共済の入院保障型とコープ共済のたすけあい医療コースです。
この二つを選定した理由は高いコストパフォーマンスと幅広い保証範囲です。
それぞれについて確認していきましょう。
入院保障型(都道府県民共済)
都道府県民共済の入院保障型は、2,000円という少ない掛け金で充実した医療保障を準備できるためとてもおすすめできます。
入院給付金日額は10,000円で、病気の場合最高124日目(事故によるケガは184日目)まで支給され、手術やケガの通院、先進医療も保障の対象。
これだけ保障が優れているにも関わらず、掛け金は65歳まで2,000円、さらに割り戻し金もあるので、とてもコストパフォーマンスに優れた共済といえるでしょう。
たすけあい・医療コース(CO・OP共済)
CO・OP共済のたすけあいは、メリットの項目で説明したとおり、保障内容がとても幅広いためおすすめです。
例えば、たすけあいの「V4000円コース」は、病気やケガの入院で日額10,000円の保障が入院184日目まで保障されます。
また、手術や後遺障害が保障され、特約を付加することで先進医療も1,000万円まで保障。
さらに、個人賠償責任保険に加入すると、家族全員の賠償責任に対する保障を準備可能です。
このため、他の共済にはない幅広い保障を得られる共済といえるでしょう。
医療保険のおすすめ3選
医療保険でのおすすめは、オリックス生命の「新CURE(キュア)」とメットライフ生命の「フレキシィS」です。
この2つは、保障の手厚さとコストパフォーマンスの高さがとても魅力的。
それぞれ確認していきましょう。
新CURE(オリックス生命)
オリックス生命の新CUREは、医療保険の中でも屈指の保障の手厚さとコストパフォーマンスを誇るため、おすすめできます。
新CUREの保障で優れている点は、以下の4点です。
●先進医療も最高2,000万円まで保障+療養一時金を受け取れる
●三大疾病になった場合、入院給付金の支払い日数が無制限となる
●がんなどの重度疾病時の一時金の給付回数に制限がない
●がんでの通院や退院後の通院にも保障を受け取ることができる
このような保障を、医療保険にしては手頃な保険料で準備できます。
よって、医療保険の選択で悩んだ時は、新CUREを選んでおけば間違いないと言えるほど、優れた医療保険と言えるでしょう。
フレキシィS(メットライフ生命)
メット生命のフレキシィSは、特に保障内容が手厚く、さまざまなリスクに備えることができます。
具体的に優れている点は以下の理由が挙げられます。
●10日以内の入院は、定額のまとまった一時金を受け取れる(入院日額10,000円の場合10万円)
●七大疾病の入院給付金の支払い日数を無制限にできる
●退院後の通院も1日目から保障
さらに5年ごとに健康祝い金を受け取ることができるプランも選択可能です。
このため、掛け捨ての保険に抵抗がある方でも安心ですね。
以上の理由から、保障内容が手厚く、幅広いニーズを満たす医療保険ですので、おすすめです。
まとめ
医療保険と共済を選ぶ際は、それそれでどんな保障を準備できるのか、自分にとってどれだけの保障が必要なのかをしっかり考えて選ぶ必要があります。
おさらいすると、医療保険と共済は以下の方々におすすめです。
●手厚い保障を得るだけでなく様々なリスクに備えたい方は「医療保険」
●最低限の保障を確保したいという方は「共済」
この点を意識して、自分にとってぴったりな保障を見つけていきましょう。