子供の医療保険は必要なし?いつから必要?FPが教える子供の医療保険おすすめランキング
こどもの医療保険は種類が多くどれにしようか悩みますよね。
そもそも、こどもに医療保険が必要なのかどうか迷っている方もいらっしゃると思います。
子供の医療保険に加入する際は、大人の場合よりもさらに必要最低限にしなければいけません。
子供は大人に比べて、病気にかかる可能性が低いただけでなく、国や自治体からの補助も受けられる場合があるからです。
今回は、子供の医療保険を検討する際の選ぶ基準や、保険会社毎の医療保険も紹介しています。
この記事を読んでいただくと、子供の医療保険がより選ぶ安くなるので、ぜひご一読ください。
目次
子供の医療保険はいつから必要?必要性と必要額をシミュレーション
子どもが医療保険に加入する場合は、できるだけ早く加入するのがおすすめです。
生まれてすぐは、病気にかかっている可能性が低いだけでなく、先天性の疾患があった場合も診断される前のため、医療保険に加入しやすいため。
また、医療保険は加入する年齢が若いほど、保険料が安くなることも理由の1つとして挙げられます。
一方で、こどもは医療費の助成制度が優れている自治体もあるため、病院にかかっても自己負担する額がとても少ないだけでなく、18歳まで無料という自治体も存在します。
小児慢性特定疾患といわれる、小児がんなどの病気に対しても助成制度があり、自己負担の上限額は親の所得に応じて減額される制度もあります。
しかし、自治体によっては、こどもの支援制度が十分でない自治体も存在するだけでなく、生まれつき病弱な子供などは医療保障が必要でしょう。
さらに親が個人事業主で、こどもの入院したことで、子供の看病にも時間を割く必要が出てきたために、収入が下がるケースもあります。
このため、本当に保険料を支払ってでも保障が必要なのかを、入念に検討したうえで加入する必要があります。
子供の医療保険の必要額
子どもが入院した場合の医療費の自己負担額のデータは以下の通りです。
- 0~4歳:約3.7万円(うち入院外:約1.9万円)
- 5~9歳:約2.7万円(うち入院外:約1.3万円)
- 10~14歳:約2.1万円(うち入院外:約1.0万円)
出典:厚生労働省「子どもの医療の費用負担の状況(平成24年)」より
中学生以下の子供の医療費の自己負担はおよそ2万円~4万円程度です。
しかしその中には通院などの費用も含まれています。
このため、医療保険で補填する額は最大でも平均で2万円程度です。
日額給付5,000円の医療保障に加入していた場合、子供4日入院すると補填できます。
子供の保険の加入率はどれくらい?
生命保険文化センターの調査では、生命保険の子ども(見込んで就学前・就学中)の加入率は51.1%です。
こどものうち2人に1人は何かしらの保険に加入しています。
※生命保険文化センター「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」より
ここでいう生命保険とは、医療保険以外にも死亡保険や個人年金保険も含まれています。
しかし、子どもで個人年金や死亡保険の必要性はそこまで高くないことから加入している人のほとんどが医療保険の可能性が高いです。
少しでも医療費の自己負担を減らしたい思いと、安心感を得たいという考えから子供を医療保険に加入させている世帯が多いといえますね。
子供の保険の自己負担額について
子供の医療負担は公的医療保険の自己負担額は、子供が小学校に入学するまでは2割負担で、小学校に入学したあとは3割負担です。
また、自治体によっては、子供の助成金を独自に行っているところもあります。
例えば、東京都では中学卒業までの医療費や薬剤費の自己負担分を自治体が助成してくれるので自己負担0円です。
大阪市ではこども医療費助成制度があり、0歳から18歳の子供が医療機関を受診した場合、2日までは自己負担が1日500円、3日以降は自己負担0円となります。
さらに、子供が小児慢性特定疾病に罹患した場合は、親の所得に応じて自己負担額が変更。
小児慢性特定疾病には以下のものがあります。
1.悪性新生物
2.慢性腎疾患
3.慢性呼吸器疾患
4.慢性心疾患
5.内分泌疾患
6.膠原病
7.糖尿病
8.先天性代謝異常
9.血液疾患
10.免疫疾患
11.神経・筋疾患
12.慢性消化器疾患
13.染色体又は遺伝子に変化を伴う症候群
14.皮膚疾患
15.骨系統疾患
16.脈管系疾患出典:厚生労働省ホームページ
このため、子どもが重い病気にかかった場合は、大人にはない国からの手厚い助成制度を受けることができます。
一方で、自己負担を完全に0にすることは難しいため、医療保険が必要ないということにはなりませんので注意しましょう。
子供が加入を検討する保険2つの種類
子供が加入を検討すべき保険には、学資保険と医療保険があります。
同じ保険ですが、中身が全く異なりますので、それぞれの違いを確認していきましょう。
医療保険
医療保険は、入院や手術、通院などの様々な治療を保障する保険です。
多くの医療保険は日額タイプと言われるもので、入院した場合は、「入院日数×入院日額保障額」の給付金を受け取ることができます。
例えば、入院日額5,000円の保障に加入しており、5日の入院をした場合は、
5,000円×5日=25,000円の給付金を受け取れます。
さらに手術給付金は、入院給付金の○○倍と定められている場合が多く、受けた手術によって倍率も変わります。
学資保険
学資保険は、子供が将来進学する際に必要となる教育資金を貯めるための保険です。
毎月決まった保険料を支払って、子供が特定の年齢に達すると保険金を受け取れる仕組みです。
多くの場合は、支払った保険料よりも多くの満期金を受け取ることができ、利率も銀行の定期預金よりも良いケースが多くあります。
学資保険で医療特約を付加すると、子供が入院や手術を受けた場合の保障を準備可能。
いくつもの保険に加入せずに1つの保険で、貯蓄と保障を準備できるため安心ですね。
ただし、学資保険で付加できる医療特約は、単品で加入する医療保険よりも保障内容が劣っている場合があるため注意しましょう。
子供が加入すべき保険は、以上の2種類です。大人のように死亡保障や介護に対する保障は必要ありません。
子供が医療保険に入るメリットとデメリット
この章では子供が医療保険に加入するメリットとデメリットを解説していきます。
子供の医療保険は絶対に加入が必要なものではなく、必要な場合のみ加入することが大前提。
そして加入するときは、メリットとデメリットをしっかり認識しておくことが必要です。
子供が医療保険に入るメリット
子どもが医療保険に加入するメリットは以下の2つです。
- 保険料が安い
- 健康なうちに加入できる
終身払いタイプの医療保険に加入した場合は、安い掛け金で生涯にわたって継続可能です。
子どもが小さいころに医療保険に加入しておき、子どもが成人したタイミングで名義変更をして安い保険料の医療保険をプレゼントするという方法も有効でしょう。
子供が医療保険に入るデメリット
子どもが医療保険に入っても使わずに終わることもあり支払った保険料が無駄であったと感じてしまうこともあるため注意しましょう。
子どもの場合は、国や自治体からの補助も受けられるため、医療保険に加入しなくても貯蓄で十分に賄える可能性があります。
また、学資保険に医療特約を付加して保障を準備した場合は、教育資金の積み立ての妨げになる可能性があることも忘れてはいけません。
これは特約の保険料が全て掛け捨てのため、保障をつけすぎると、毎月の保険料の負担ばかりが上がってしまうからです。
保険料の負担を減らすためにも、最低限の保障のみに加入するように心がけましょう。
子供の医療保険と生命保険料控除 と年末調整について
子供の医療保険に加入し、保険料を支払っていると所得税や住民税の額が安くなります。
これは医療保険で支払った保険料の額に応じた「生命保険料控除」を受けることができ、税金の計算対象となる所得が減額されるからです。
生命保険料控除で所得から控除される額は以下のように、医療保険で支払った保険料の合計額で決まります。
〇所得税
払込保険料総額(年間) | 控除額の計算方法 |
〜20,000円以下 | 払込保険料等の全額 |
20,000円超〜40,000円以下 | 払込保険料等×1/2+10,000円 |
40,000円超〜80,000円以下 | 払込保険料等×1/4+20,000円 |
80,000円超〜 | 一律 40,000円 |
〇住民税
払込保険料総額(年間) | 控除額の計算方法 |
〜12,000円以下 | 払込保険料等の全額 |
12,000円超〜32,000円以下 | 払込保険料等×1/2+6,000円 |
32,000円超〜56,000円以下 | 払込保険料等×1/4+14,000円 |
56,000円超〜 | 一律 28,000円 |
以上のように、所得税と住民税を計算する場合で、控除される額が異なるため注意しましょう。
また、子どもの医療保険の保険料は、多くの場合親が負担しているかと思いますが、自分が払っている医療保険の合計額で控除額が決まる点に気をつける必要があります。
生命保険料控除で節税できる額をシミュレーション
医療保険で保険料を支払っているとどれほどの節税効果があるのかを解説していきます。
医療保険の保険料を年間で10万円支払った場合、所得税の課税対象となる所得から4万円が、住民税の場合は2.8万円の控除。
所得税は、課税される所得の額によって税率が変わりますが、仮に5%の場合は、
4万円×5%=2,000円を節税できます。
住民税の場合は、所得に限らず税率は10%のため、
2.8万円×10%=2,800円の節税効果です。
所得税と住民税の節税額を合計すると、年間4,800円となります。
会社員や公務員は年末調整で申請する
会社員や公務員の方が生命保険料控除を受けるためには、勤務先の年末調整で申告をしなければなりません。
申請方法は、「給与所得者の保険料控除申請書」記入し、保険会社から送られてくる「保険料の控除証明書」を添付して、担当の部署に提出します。
尚、申告の方法は、勤務先によって異なるため、確認してみましょう。
子供の医療保険おすすめ2選
子どもの医療保険でおすすめなのは、コープ共済の「たすけあいジュニア20コース」とオリックス生命の「新CURE」です。
おすすめの理由についてそれぞれ解説していきますね。
コープ共済「たすけあいジュニア20コース」
たすけあいジュニア20コースは、毎月の掛け金が1,000円で加入でき、保障も十分なためおすすめできます。
とくに入院した場合は、日額6,000円が最大で360日まで給付されるため、入院が長期間になっても安心ですね。
多くの保険会社の医療保険が、1回の入院につき60日や120日を限度としている中で、たすけあいジュニア20コースは給付日数がとても長いのが特徴です。
さらに、個人賠償責任保険も付帯できるため、子供が他人をケガさせたりお店のものを壊したりした場合に高額の損害賠償を負った場合も補償してくれます。
少ない掛け金で幅広い保障(補償)を準備できる点がとても魅力的ですね。
オリックス生命「新CURE」
オリックス生命の新CUREは、子供だけでなく大人の医療保険としても人気のある医療保険です。
最大の魅力はその保障の手厚さ。
三大疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中)になった場合は、入院給付金の給付日数が無制限になるため、入院期間が長引いても安心です。
さらに、がん給付金や三大疾病給付金は、再発した場合でも1年に1回を限度に何度でも給付金を受け取れます。
終身払いを選択すると、掛け金が一生涯変わらないので、子供が成人されたタイミングで名義変更をして、プレゼントしてあげることも可能です。
ここまでは、おすすめの医療保険を紹介してきましたので、次の章からは各保険会社が販売する医療保険について解説していきます。
アフラックの医療保険
アフラックは「ちゃんと応える医療保険EVER」に加入することで、子供の医療保障を準備できます。
ちゃんと応える医療保険EVERは、日本で最も売れている医療保険で、0歳の子供でも加入可能です。
この保険には、以下の3つの特徴があります。
- 日帰りや短期入院でも5日分の給付金を受け取れる
- 通院時も保障してくれる
- 1度加入すると保険料が上がらない
三大疾病一時金特約を付加すると、2年に1度回数無制限で、がん・心筋梗塞・脳卒中の一時金を受け取れます。
入院だけでなく、重い病気に対する備えも準備できるため、安心ですね。
オリックス生命の医療保険
オリックス生命の医療保険は、「新CURE」でコストパフォーマンスに優れた人気の保険。
子供のうちに加入すると、安い保険料のまま生涯にわたって継続できる
- がん・脳卒中・心筋梗塞になった場合は、入院給付金の支払い日数が無制限になる
- 3大疾病になった場合の一時金の給付は1年に一度何度でも受けられる
- 先進医療給付金が基本的に付加されている(最高2000万円まで)
ただし通院に対する保障がない点に気を付けましょう。
小さいうちに三大疾病の保障も付加しておけば、将来病気にかかってしまった場合でも給付金を受け取ることができる
ソニー生命の医療保険
ソニー生命の医療保険には、「総合医療保険」「メディカル・ベネフィット」「メディカル・ベネフィット・リターン」の3つがある
顧客のニーズに合った医療保障をカスタマイズしてくれるのが特徴です。
- 1回あたりの入院給付金の支払い限度額を変更できる(60日、120日、360日、730日)
- 総合医療保険は4日免責が付いており1泊2日以上の入院に対応するたえには、特約を付ける必要がある
- メディカル・ベネフィット・リターンは将来保険料が戻ってくる
契約と加入は3歳から可能です。
ちなみに、ソニー生命は学資保険「スクエア」が有名ですが、特約で医療保障を付けられないため注意しましょう。
住友生命の医療保険
住友生命の医療保障は、学資保険「こどもすくすく保険」に医療特約を付加する方法があります。
こどもすくすく保険は、こども総合医療特約を付加すると子供が入院や手術を受け場合の保障を得ることが可能で、以下は以下の通りです。
- 1日以上の入院で給付金を受け取れる
- 1入院あたりの支払い限度日数が60日、180日、360日から選べる
- がんによる入院の場合は、支払い限度額を超えて給付金が支払われる
学資保険の医療特約は、保障内容が医療保険よりも劣る場合が多いですが、こどもすくすく保険の特約は、医療保険に劣らないほど内容が優れています。
しかし、通院した場合の保障はないため注意しましょう。
損保ジャパンひまわり生命の医療保険
ひまわり生命は、損保ジャパン日本興亜損保を要するSOMPOホールディングスの子会社で損保系生命保険会社の1種です。
ひまわり生命では「リンククロス 新健康のお守り」という終身医療保険を販売しています。
- 終身保険のため保険料は一生涯変わらない
- 手術保障の給付金は支払い限度回数が無制限
- 三大疾病になった場合は通院日数が無制限
三大疾病以外の入院の場合は、1入院につき60日のため注意しましょう。
フコク生命の医療保険
富国生命では「医療大臣プレミアムエイト」に加入すると子供の医療保障を準備できます。
医療大臣プレミアエイトは、一定年齢ごとに契約が更新され保険料が上昇していく「定期型」と保険料が一生涯変わらない「終身型」があります。
定期型は0歳から加入できますが、終身型は15歳から契約できないため、15歳未満の子供は定期型しか選べない点に注意しましょう。
この保険の特徴は以下の3つです。
- 1入院につき120日まで保障される
- 入院見舞給付特則が付いているため入院時に入院日額の10日分の給付金を受け取れる
- がん、心疾患などの8大生活習慣病になると入院給付金の支払い日数が無制限になる
入院した場合の保障がとても手厚いという特徴があります。
支払い日数が無制限になる範囲も8大疾病までカバーされるので、保障範囲がとても手厚いといえますね。
明治安田生命の医療保険
明治安田生命の医療保険は、「ベストスタイルJr」を選択できる。
ベストスタイルJrは、明治安田生命の主力商品である「ベストスタイル」の子供向けの保険で、選択できる特約も子供の医療保障に必要なものだけにされている。
- 必要な特約を組み合わせて保障を用意できる
- がん給付金特約を付加すると、再発の場合になんどでも受け取れる
- 入院給付金は自己負担した医療費分だけ支払われる
多くの特約を組み合わせて、オリジナルの保障を組み立てられる一方で、加入内容が複雑になりすぎる点に注意が必要です。
また保険料も他の医療保険に比べて割高で、更新型のため、一定年数ごとに保険料が上昇していきます。
ゆうちょの医療保険
ゆうちょ(かんぽ生命)は、はじめのかんぽという学資保険を販売しており、医療保障として「その日から」を付加できます。
その日からを付加することで、子供がケガや病気で入院や手術をした場合の医療保障を準備することが可能です。
- 保険料は学資保険(主契約)によって変わる
- 入院1日目から保障が得られる
- 通院の保障はない
かんぽ生命は日本で一番大きな生命保険会社ですが、保障内容が特段優れているわけではありません。
はじめのかんぽ自体も、元本割れが発生する学資保険のため注意しましょう。
ジブラルタ生命の医療保険
ジブラルタ生命は、ご自身やご家族に合った保障をオーダーメイドで組み立ててくれる保険会社です。
子どもの医療保障を準備する場合は、「医療保険」に加入する方法があります。
特徴は以下の3つです。
- 解約返戻金がない
- 初期加算タイプを選ぶと、入院初期加算給付金を受け取ることができる
- 3大生活習慣病(がん・心疾患・脳血管疾患)になった場合は入院給付金の市h来日数が無制限になる
初期加算タイプが存在することで、入院日数が浅い場合でも入院給付金をしっかり受け取れるため安心ですね。
第一生命の医療保険
第一生命は「ジャスト」に加入することで、子供の医療保障を準備できます。
ジャストは、さまざまな保険を組み合わせて保障を構成する保険で、医療保障を準備するには「総合医療保険」「生活習慣病入院保険」に加入して準備できます
特徴は以下の3点。
- 0歳から加入できる
- 1回の入院給付の限度日数は60日、120日、240日から選択可能
- 終身タイプと有期タイプを選べる
大手の生命保険会社にしては珍しく、終身タイプを選択すると年齢が上がっても上昇しません。
若いうちに加入しておくと、安い保険料で継続できるメリットがあります。
JA共済の医療保険
JA共済の医療保険は、同じ共済の都道府県民共済と比べても保険料が高いですが、その分医療保障が手厚い点がポイントです。
- 入院日数の上限を365日にでき、場合によっては無制限になる
- 入院見舞金を受け取れる
- 放射線治療などにも対応している(10万円~20万円)
大病を患ってしまった場合でも、しっかり保障が得られる点が魅力的ですね。
0歳から5歳の掛け金は月2,000円で、6歳以降は月5,000円です。
コープ共済の医療保険
コープ共済では「たすけあい」のジュニア20コースに加入すると医療保障を準備できます。
こどもの医療保障を確保するために設計されているため、内容も必要最低限です。
たすけあいのジュニア20コースには、以下の3つの特徴があります。
- 入院給付日数が360日まで保障される
- ケガの通院も保障される(日額2,000円)
- 個人賠償責任保険を付加できる
特に個人賠償責任保険も付加することで、毎月140円の保険料で3億円までの損害賠償に対する補償を用意できます。
他人の物を壊してしまったり、自転車で相手をケガさせてしまったりした場合の高額な損害賠償への備えを、1つの医療保険で用意できるためとても便利ですね。
都道府県民共済の「こども型」
都道府県民共済の「こども型」は、安い保険料で手厚い保障を得られる点が魅力的です。
- ケガでの通院も1日2,000円
- 損害賠償も100万円まで保障
- 制度運営において剰余金が発生した場合は、割戻金が返ってくる
入院から通院、損害賠償と幅広い保障(補償)が確保できて、毎月の保険料負担は1,000円と、手ごろな掛け金で保障を準備できます。
ちなみに「こども型」は、18歳になると「総合保障型」という大人向けの共済に移行されます。
総合保障型に移行すると、死亡保障額が増えるなど内容がかわるため注意しましょう。
まとめ
今回は、子どもの医療保険について解説しました。
子どもは大人と違い、国や自治体からの補助があるため、医療保険の必要性は大人ほど高くはありません。
加入する場合は、子供にとって最低限の保障のみにすることで、毎月の保険料負担を抑えることができます。
どの程度の保障が必要なのかをしっかり考えたうえで、ご家庭合った最適な医療保険を選んでいきましょう。