くらすプラス【チューリッヒ生命】の評判とシュミレーション、5つの特徴をFPが解説
くらすプラスは、チューリッヒ生命が提供している、就業不能保険です。
チューリッヒ生命はスイスに本店がある保険会社で、CMで名前を聞いたことのある人も多いですね。
くらすプラスはストレス性疾病で働けなくなった時に、給付金で備えられる保険。
精神疾患だけではなく、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、肝硬変などの病気も対象にしています。
就業不能年金は、経済状態、職業によっても受け取り方が選べます。
毎月受け取ることも可能ですし、最初に一括で受け取ることも可能。
では、月額の保険料はどれくらいになって、どんな保障内容があるのでしょう。
ここでは、くらすプラスの特徴、保障内容、商品プランや口コミについて紹介します。
目次
くらすプラス、5つの特徴と保障内容
くらすプラスはどういう保険なのでしょうか、特徴と保障内容についても詳しく見ていきましょう。
ストレス性疾病で就業不能な状態のときのサポート
就業不能保険は、いくつかの保険会社で提案していますが、その中には精神疾患は対象としていない会社もあります。
くらすプラスのおきな特徴のひとつは、うつ病などのストレスが原因の入院、そして就業不能な状態になった時に、年金が受け取り可能なことです。
対象となるストレス性疾病について紹介します。
・うつ病等の気分障害
・神経症性障害、ストレス関連障害、身体表現性障害
・摂食障害
・更年期障害
・統合失調症。統合失調症型障害および妄想性障害
・非器質性睡眠障害
・胃潰瘍
・十二指腸潰瘍
・潰瘍性大腸炎
・過敏性腸症候群
これらが対象となる疾病です。
精神疾病をかなり幅広く対応しているのがわかります。
この疾病で入院して60日を越えた場合に支払われます。
対象となる5疾病
精神疾患だけではなく以下の5つの疾病も体調となります。
悪性新生物、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変、慢性腎不全。
これらの疾病によって、就業不能状態が60日継続したと診断された場合に、支払われます。
年金受け取り総額が必ず受け取れる
くらすプラスは確定年金です。
就業不能保障の場合、復職した場合、給付はとまりますが、くらすプラスの場合は設定された金額すべてが支払われます。
受け取る年金の総額は240万円~1,200万円まで選択可能です。
受け取り方が選べる
年金の受け取り方は、3種類から選ぶことができます。
毎月受け取り
同じ金額を毎月受け取ることができます。例えば毎月10万円という形で受け取れます。
最初に一括受け取り
まとまったお金が必要という方に最適の一括での受け取り。
毎月受け取りより総額が少なくなる可能性がありますが、一括で受け取りが可能です。
一部を一括で受け取り
最初は毎月で受け取っていたものを、復職をきっかけに一括で受け取ることができます。
くらすプラスの保険は、支払い方法も選ぶことができますが、払込期間、保険満了期間、保険料の払込方法なども、いくつかから選ぶことができる、選択肢が多い保険です。
自分に合わせたスタイルで入ることができます。
無料サービス
保険に加入した方に様々な無料のサービスがあります。
チューリッヒ生命Club off
様々な優待価格でのサービスです。
レンタカー割引、介護サービス入会金無料、国内ホテル最大80%off、一泊2,500円の宿など、様々なサービスを利用することができます。
メディカルサポートサービス
契約者とその家族が利用できる、がん専用のメンタルケアサービス。
がんになったとき誰かに聞いてもらう、相談できるというだけで心が軽くなります。
がん専用でメンタル面のサポートをするサービス。
カウンセリングは、電話でのカウンセリング、面談をする対面式の課運勢リングと2通りの方法があります。
電話のほうが話やすい、面談して直接話を聞いてもらいたい、都合に合わせて選択してください。
カウンセラーを行うのは、産業カウンセラーもしくは臨床心理士の有資格者なので安心できます。
メンタルヘルスサービス
カラダと心の健康をサポートするサービスです。
早い段階で相談することで、早期の治療が可能です。
利用できるのは、契約者だけではなく、家族の方も利用することができます。
対面でのカウンセリングは全国252拠点で実施できます。
くらすプラスのプラン
くらすプラスのプラント保障内容について紹介します。
・入院給付金
病気やケガで入院した場合に、入院一日あたり5,000円保障、一回の入院での限度日数は120日。
入院開始から60日間は支払われません。
・就業不能年金
所定の病気によって働けない状態が60日を越えて継続、入院が60日を越えたときなど
年金月額10万円、年金の支払い期間は2年、3年、5年、10年。
くらすプラスのオプション・特約
くらすプラスの特約について保障内容を紹介します。
・ストレス性疾病保障付就業不能保障特約
5疾病によって就業不能な状態になった時に就業不能年金が支払われます。
・入院給付起因面積日数60日特約
入院給付金の支払いを60日間免責として、61日目からすること
男女・年齢別!くらすプラスの保険料と保障内容シュミレーション
くらすプラスの年齢別、男女別の月額保険料のシミュレーションを行います。
【同一条件】
就業不能年金:月額10万円
保険料払込期間:60歳満了
入院給付金:日額5,000円
入院給付金の保障期間:終身
入院給付金免責日数60日:自動付加
就業不能年金:月額10万円
就業不能年金保険期間:60歳満了
くらすプラスの保険料と保障内容シュミレーション【20歳男性】
年金支払い期間:3年
月払保険料:1,410円
受け取り総額:360万円
年金支払い期間:5年
月払保険料:2,070円
受け取り総額:600万円
年金支払い期間:10年
月払保険料:3,700円
受け取り総額:1,200万円
くらすプラスの保険料と保障内容シュミレーション【20歳女性】
年金支払い期間:3年
月払保険料:1,505円
受け取り総額:360万円
年金支払い期間:5年
月払保険料:2,185円
受け取り総額:600万円
年金支払い期間:10年
月払保険料:3,875円
受け取り総額:1,200万円
くらすプラスの保険料と保障内容シュミレーション【30歳男性】
年金支払い期間:3年
月払保険料:1,960円
受け取り総額:360万円
年金支払い期間:5年
月払保険料:2,890円
受け取り総額:600万円
年金支払い期間:10年
月払保険料:5,190円
受け取り総額:1,200万円
くらすプラスの保険料と保障内容シュミレーション【30歳女性】
年金支払い期間:3年
月払保険料:2,045円
受け取り総額:360万円
年金支払い期間:5年
月払保険料:2,965円
受け取り総額:600万円
年金支払い期間:10年
月払保険料:5,255円
受け取り総額:1,200万円
くらすプラスの保険料と保障内容シュミレーション【40歳男性】
年金支払い期間:3年
月払保険料:2,960円
受け取り総額:360万円
年金支払い期間:5年
月払保険料:4,380円
受け取り総額:600万円
年金支払い期間:10年
月払保険料:7,880円
受け取り総額:1,200万円
くらすプラスの保険料と保障内容シュミレーション【40歳女性】
年金支払い期間:3年
月払保険料:2,900円
受け取り総額:360万円
年金支払い期間:5年
月払保険料:4,170円
受け取り総額:600万円
年金支払い期間:10年
月払保険料:7,290円
受け取り総額:1,200万円
くらすプラスの保険料と保障内容シュミレーション【50歳男性】
年金支払い期間:2年
月払保険料:3,935円
受け取り総額:260万円
年金支払い期間:3年
月払保険料:5,065円
受け取り総額:360万円
年金支払い期間:5年
月払保険料:7,275円
受け取り総額:600万円
年金支払い期間:10年
月払保険料:12,715円
受け取り総額:1,200万円
くらすプラスの保険料と保障内容シュミレーション【50歳女性】
年金支払い期間:2年
月払保険料:3,965円
受け取り総額:260万円
年金支払い期間:3年
月払保険料:4,845円
受け取り総額:360万円
年金支払い期間:5年
月払保険料:6,575円
受け取り総額:600万円
年金支払い期間:10年
月払保険料:10,835円
受け取り総額:1,200万円
くらすプラスのメリットとデメリット
くらすプラスは他の保険と比べるとどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
おすすめできる人、できない人もまとめました。
くらすプラス、5つのメリット
うつ病などのストレス性疾病に備えることができる。
ストレス性の疾病、うつ病や胃潰瘍などに備えることができます。
入院して60日越えた場合に給付金がもらえます。
ストレス性の疾病は、保障対象にならないことが多いですが、くらすプラスは対象になります。
5疾病の入院、自宅療養に対応
入院期間が長くなる可能性が高い。
5疾病の入院と自宅療養に備えることができます。
60日を越えて継続した場合に、給付金がでます。
プランが選択できる
就業不能年金の受け取り総額、受け取り方、満期など自分で選ぶことができます。
保険料の支払いも、月額単位、年単位での支払いが可能。
自分に適したプランを組み立てることができるのは、他の保険にはないやり方ですね。
保険料が安い
入院保障、就業不能保障の両方がついていて、保険料が安く設定されています。
これは60日より長く入院した場合、自宅療養ができない場合に支払われる保険だから安く設定されているんですね。
無料サービスの充実
保険に加入することで、無料で受けられるサービスがあり、その内容がとても充実しています。
様々な優待価格でのサービス、メディカルサポート、メンタルヘルスサービスを行っています。
くらすプラス、3つのデメリット
60日を過ぎない入院、自宅療養には給付金が出ない
くらすプラスは通常の医療保険のサポートとして付けるのがいいでしょう。
通常の医療保険は給付金が60日までしか出ないので、長期入院した時のサポートとして加入するのがいでしょう。
ストレス性疾病の自宅療養はもらえない
ストレス性疾病の入院は60日以降から入院給付金がもらえますが、自宅療養はもらうことができません。
対象となる疾病が少ない
5疾病、ストレス性疾病は対象となりますが、他の病気は対象となりません。
くらすプラスをおすすめ出来る人
くらすプラスはどんな人におすすめかまとめました。
・うつ病などのストレス性疾病に備えておきたい人
ストレスに弱い人、ストレスがかかると体に不調が現れやすい人は、ぜひ備えて起きたい保険です。
・長期の入院に備えておきたい人
60日以上の長期の入院に備えておきたい人におすすめです。
通常の医療保険ではカバーしきれないところまで、保障されます。
月額の保険料も安く済むのでおすすめです。
くらすプラスをおすすめ出来ない人
医療保険として備えようと思っている人
くらすプラスは、60日を越える入院のときに給付金が支払われます。
長期入院の備えとしてはとてもいいと思いますが、今は様々な病気が短期入院。
医療保険を解約してくらすプラスだけで、医療保険として備えようとしても、サポートしきれないでしょう。
医療保険は入りながらも、長期入院や、ストレス性疾病に備えましょう。
くらすプラスの告知書の書き方や注意点と記入のポイント
くらすプラスの告知書については、約款に詳しく書いています。
ネットで申し込む場合は。
過去の疾病歴、現在の健康状態、カラダの障害状態、職業についてなど、告知情報の入力画面で正確に入力します。
保険は、様々な人が保険料を出し合って保障しています。
保険料負担の公正性が保たれないため、無条件で誰でも契約できるわけではありません。
偽りや間違いのある告知の場合、給付金が支払われない場合もあります。
くらすプラスの口コミと評判
くらすプラスに実際に加入している人の声を集めました。
口コミは、そのまま鵜呑みにするのではなく、あくまで参考にしてくださいね。
・医療保険のサポートとして加入しました。
医療保険は60日まで保障されていて、その先の長期入院に備えるために加入。
精神疾病にも備えることができますし。
がんなどで働けなくなったときもサポートしてくれます。
給付金が支払われるのは、60日以降なので新たに入ろうと思う方は気をつけてください。
短期の入院や日帰りの入院には対応していません。
・精神疾患の入院にも対応しているので、何かあったときのために入りました。
自宅療養も対応してくれたらいいのですが、それはなかったですね。医療保険を他に入っていて、それを補う形で入りました。
そこまでやっている人は少ないかもしれませんが、私はメンタルが弱く心配だったのと、無料のサービスがすごくいいと思います。
手厚い保障で満足です。
・支払い期間、受け取り方法、満期など自分で選択することができます。
いろいろ考えてはいりました、月に払う保険額も安いので入ってよかったです。
家族のためにも、長く働けなくなったときには備えておきたいですね。
くらすプラスのパンフレット請求方法と相談方法
くらすプラスの資料は、ホームページから請求することができます。
ホームページの資料請求ボタンをクリック。
資料請求画面に行きますので、請求したい商品にチェックマークを付けます。
一度に請求できる資料は5商品名までです。
また、くらすプラスは、webからの申し込みと通信販売とでは、プランが異なるので注意が必要です。
住所、氏名などの個人情報を入力して、簡単なアンケートに協力して送信してください。
くらすプラスの約款の確認方法とチェックポイント
くらすプラスの約款は、ホームページから確認することができます。
くらすプラスの約款は2種類ある、「インターネット申し込み専用約款」と「インターネット申し込み以外の約款」の2種類。
申し込めるプランが違いますので注意してください。
約款には、保障内容、特徴、給付について、支払いについてなど詳しく書かれていますので、必ず確認してください。
特に給付についてはしっかり確認してくださいね。
くらすプラスのQ&A
入院給付金の支払いに限度日数はありますか?
1入院の支払限度日数は、入院して61日目から180日目までの120日。
日帰りの入院でも保障されますか?
いいえ、くらすプラスの保険は60日入院期間が過ぎないと支払われません。
日帰り入院、短期入院に備えたい方は終身医療保険がおすすめです。
がんになったときの補償はありますか?
がんになったとき、60日を越える入院をした場合、がんで自宅療養して働けなくなった場合は、保障の対象になります。
60日以内の入院には給付金がありません。
他の特約を付けることはできますか?
いいえ。くらすプラスには他の特約をつけることができません。
先進医療特約を付けたい場合は、他の医療保険を検討してください。
満期の保険料、解約したときの返戻金はありますか?
いいえ、くらすプラスは満期保険料がありません。また、解約返戻金もありませんのでご了承ください。
まとめ
くらすプラスの保障内容、特徴、年代別のシミュレーション、口コミなど詳しく紹介しました。
くらすプラスは、いろいろ条件がある保険なので、必ず契約前に保障内容を確認してください。
特に60日以降の入院でないと給付金が出ないこと、ストレス性疾患は自宅療養では給付金の対応にならないことなど、給付金の条件について確認しましょう。
医療保険のサポートとして入る人が多いですね。
くらすプラスの保障内容は、パンフレット、ホームページに詳しく内容が紹介されています。