お祝い金がもらえる女性保険は損?デメリットとおすすめお祝い金付き女性保険3選
女性保険のなかでお祝い金がもらえる生命保険があります。
それらのお祝い金の内容や特徴を紹介するとともに、祝い金があることのメリットやデメリットを説明していきます。
また具体的なお祝い金のある女性保険を紹介しますので、ぜひご自身の女性保険選びの参考にしてください。
目次
お祝い金付きの女性保険の種類
お祝い金がついた女性保険にはどのような保険種類があるのでしょうか。
女性保険とは、女性特有の病気に対して手厚い保障のある生命保険ですが、女性保険が多い保険種類は、医療保険とガン保険です。
したがって、お祝い金が付いている女性保険も医療保険やガン保険が多くなります。
また、お祝い金の内容ですが、以下の通り3種類に分けることが出来ます。
・入院やガン罹患とは関係なくもらえるお祝い金
・入院しなかったらもらえるお祝い金
・ガンにならなかったらもらえるお祝い金
それでは上記の3種類について具体的に確認していきましょう。
生存給付金がもらえる女性保険
生存給付金とは、その時点で生きていたらもらえるお祝い金ということです。
したがって先ほどご紹介した3種類のお祝い金の1つ目である「入院やガン罹患とは関係なくもらえるお祝い金」に相当します。
生存給付金がもらえる女性保険は医療保険であることが多く、女性特有の病気やケガの保障に手厚いということに加えて、生存給付金という貯蓄もあるという保険種類になっています。
入院しなければお祝い金がもらえる女性保険
入院した場合の治療費を準備する目的で加入するのが医療保険です。
このため入院しなければお祝い金がもらえる女性保険というのは、医療保険という保険種類になります。
お祝い金の3種類のうちの2つ目である「入院しなかったらもらえるお祝い金」に相当します。
具体的には、1日も入院しなかったらもらえるお祝い金という場合や、10日までの入院であればもらえるお祝い金、というように各保険会社や女性保険によって条件は異なりますので、よく確認するようにしてください。
ガンにならなければお祝い金がもらえる女性保険
ガンにならなければお祝い金がもらえる女性保険もあります。
これはお祝い金の3種類の3つ目の「ガンにならなかったらもらえるお祝い金」に相当します。
このお祝い金は、女性保険の中でもガン保険という保険種類にある機能です。
具体的には3年毎にガンにならなければ健康お祝い金として5万円や10万円を受け取ることができるという内容が多くなっています。
もちろんガンに罹ってしまった場合は受け取ることはできませんので注意が必要です。
女性保険にお祝い金は必要?
ここまで紹介してきたようなお祝い金ですが、女性保険にこうしたお祝い金は必要なのでしょうか。
女性保険にお祝い金の機能があることでのメリットとデメリットを確認していきましょう。
女性保険にお祝い金をつけるメリット
女性保険にお祝い金をつけるメリットですが、主に2つのメリットがあります。
ひとつめは、無理なく貯蓄ができるという点です。
女性保険に加入することで毎月保険料を支払うことになりますが、その保険料の中から実質的にお祝い金を積み立てているということになるのです。
つい無駄遣いしてなかなか貯蓄ができないという方には、給与天引きの貯蓄と同じぐらいに効果があると言えるでしょう。
ふたつめは、女性保険に加入したにもかかわらず、入院がないことで給付金ももらえないということがあります。
そうした場合に無事故(入院がなかったという意味)のお祝い金がもらえる設計になっていることで、お金が戻ってくる点です。
女性保険にお祝い金をつけるデメリット
逆に女性保険にお祝い金をつけるデメリットですが、以下の通り3つ挙げられます。
まずひとつめは、お祝い金がないタイプの女性保険と比較すると保険料が割高になります。
もし保険料負担が重くなってしまうと大切な保障が継続できませんので、無理のない範囲で加入することが重要です。
ふたつめは、お祝い金を貯蓄になると表現していますが、利殖を追求した貯蓄とはなりません。
より高い利回りを求めて貯金や預金をあずけかえるというようなことは女性保険ではできません。
みっつめは、先ほど紹介したメリットの逆で、入院などで給付金をもらった場合には、お祝い金がもらえない女性保険があります。
お祝い金がどんな場合でももらえると思っていた・・・という誤解をしたまま加入してしまわないように十分注意することが必要です。
お祝い金がもらえる女性保険支払保険料と受け取りシュミレーション1
お祝い金がもらえる女性保険をとりあげて、払った保険料に対してどれぐらいのお祝い金がもらえるのかを試算をしてみましょう。
試算で使う具体的な女性保険は、アクサダイレクト生命のアクサダイレクトの終身医療(女性プラン)です。
アクサダイレクト生命は保障別に保険料の内訳がわかるので、払った保険料に対してどれぐらいのお祝い金(正式名称は健康祝金)を受け取ることができるのかという試算が可能です。
アクサダイレクト生命のアクサダイレクトの終身医療(女性プラン)は保険期間および保険料払込期間が終身ですので、25歳女性が15年間加入したと仮定して試算を行ないました。
毎月の保険料の中で健康祝金のための保険料、その15年間の払込保険料総額、受け取れる健康祝金は以下の通りです。
項目 | 金額 |
健康祝金にかかる毎月の保険料(25歳女性) | 1,135円 |
15年間の健康祝金にかかる支払保険料総額 | 204,300円 |
健康祝金として3年ごと5万円(5回)の合計額 | 250,000円 |
健康祝金のために支払った保険料総額よりも、受け取れる健康祝金が多くなっています。
しかしながら、このお祝い金である健康祝金を受け取るには条件があり、その3年間で入院や手術で給付金を受け取っていないことが前提となります。
もし入院や手術で給付金を受け取っていた場合には、このお祝い金は受け取れませんので注意してください。
お祝い金がもらえる女性保険支払保険料と受け取りシュミレーション2
もう一つ具体例をとりあげて試算を行ないましょう。
同じくアクサダイレクト生命のアクサダイレクトのがん終身(女性プラン)です。
がん保険でも医療保険と同様にお祝い金がもらえる女性保険があります。
25歳女性が加入した場合、がん無事故給付金にかかる毎月の保険料は1,370円で15年間の支払保険料総額は246,600円です。
これに対してお祝い金は3年毎に5万円で5回となるため合計250,000円となります。
ただし、さきほどのアクサダイレクトの終身医療(女性プラン)と同様に、がんにならないことがお祝い金を受け取れる条件となりますので注意が必要です。
項目 | 金額 |
がん無事故給付金にかかる毎月の保険料(25歳女性) | 1,370円 |
15年間のがん無事故給付金にかかる支払保険料総額 | 246,600円 |
がん無事故給付金として3年ごと5万円(5回)の合計額 | 250,000円 |
お祝い金がもらえる女性保険3選
ここからはお祝い金がもらえる女性保険を具体的に紹介していきましょう。
さきほどご紹介したお祝い金の3種類の内容に沿って、その種類に対応する具体的な女性保険をとりあげていきます。
・入院やガン罹患とは関係なくもらえるお祝い金
・入院しなかったらもらえるお祝い金
・ガンにならなかったらもらえるお祝い金
それぞれの女性保険のお祝い金の内容と保険の特徴を説明していきますので、ぜひご自身の女性保険の参考にしてください。
損保ジャパンひまわり生命の「フェミニーヌ」
最初に紹介するのは損保ジャパンひまわり生命のフェミニーヌです。
お祝い金の種類でいうと、「入院やガン罹患とは関係なくもらえるお祝い金」となります。
フェミニーヌの保障内容は以下の通りになっています。
プラン名 | プラン3(日額5,000円) |
契約年齢・性別 | 25歳女性 |
保険期間 | 15年 |
保険料払込期間 | 15年 |
月払保険料 | 5,142円 |
入院 | 1日につき5,000円
(1入院180日限度、ただし三大疾病の場合は無制限) |
入院一時金 | 一入院につき10万円 |
女性疾病入院
がん入院 |
上記入院5,000円に上乗せ1日につき5,000円 |
手術
放射線治療など |
2.5万円、5万円、10万円、20万円 |
通院 | 退院後の通院で1日につき5,000円 |
先進医療 | 先進医療にかかわる技術料(支払限度額 通算2,000万円) |
死亡 | 300万円 |
高度障害 | 250万円 |
お祝い金 | 3年ごとに7.5万円(5回) |
フェミニーヌの特徴
フェミニーヌのお祝い金ですが、入院や手術で給付金を受け取っているかどうかに関わらず、3年毎に一定金額(上記の具体例では7.5万円)を受け取ることが出来ます。
保険期間は15年ですので、15年間で5回のお祝い金(上記の具体例では37.5万円)を受け取ることになります。
またフェミニーヌのお祝い金以外の特徴ですが、女性保険として幅広い保障になっています。
具体的には、入院・手術・女性特有の入院・先進医療といった女性保険ならではの基本的な保障に加えて、通院、入院一時金(10万円)や、死亡・高度障害も保障に入っています。
参考サイト⇒損保ジャパンひまわり生命
メットライフ生命の「終身医療保険FlexiS女性専用タイプ」
次に紹介するのは、メットライフ生命のFlexiS(フレキシィエス)女性専用タイプを紹介します。
FlexiS女性専用タイプは、お祝い金の種類でいうと「入院しなかったらもらえるお祝い金」となります。
こちらも保障内容を掲載しますので確認してみてください。
プラン名 | 日額5,000円・保障充実コース・FBプラン |
契約年齢・性別 | 25歳女性 |
保険期間 | 終身(ただし先進医療のみ10年更新) |
保険料払込期間 | 終身(ただし先進医療のみ10年更新) |
月払保険料 | 3,191円 |
入院
短期入院 |
1日につき5,000円(1入院60日限度)
1回の入院日数が10日以内の場合 一律5万円 |
女性疾病入院 | 上記入院に上乗せして1日につき5,000円 |
手術
放射線治療 |
【入院中の手術】 1回10万円
【外来手術】 1回2.5万円 【放射線治療】 1回10万円 【骨髄ドナー】 1回のみ5万円 |
先進医療 | 先進医療にかかわる技術料(支払限度額 通算2,000万円)
上記に加えて一時金5万円 |
通院 | 退院後通院した場合 1日につき3,000円 |
七大疾病延長入院 | 入院限度日数後も七大疾病で入院した場合1日につき5,000円(支払日数無制限) |
お祝い金 | 健康祝金として継続10日以上入院がなく生存していた場合 5年ごとに5万円 |
FlexiS女性専用タイプの特徴
FlexiS女性専用タイプのお祝い金ですが、1日でも入院したらもらえないというわけではありません。
上の表にあるとおり、継続10日以上入院をしていなければもらえるお祝い金です。
この10日以上の入院ですが、5年毎に区切って計算しますので、ある時期に10日以上入院してしまい、その5年間のところでお祝い金がもらえなかったとしても、次の5年間に10日以上の入院がなければお祝い金を受け取れる、ということになります。
FlexiS女性専用タイプは保険期間が終身で保険料の払込も終身となっています。このため5年毎に継続してお祝い金を受け取ることが可能です。
FlexiS女性専用タイプのその他の特徴ですが、女性保険の基本的な保障に加えて、七大疾病で入院が長引いたとき(具体的には60日を超えた場合)にそれ以降の入院を無制限で保障してくれる点です。
参考サイト⇒メットライフ生命
アクサダイレクト生命の「アクサダイレクトのがん終身女性プラン」
最後に紹介するのは、アクサダイレクトのガン終身女性プランです。
この女性保険のお祝い金の種類は「ガンにならなかったらもらえるお祝い金」となります。
まずは保障内容を確認しましょう。
プラン名 | ガン入院日額5,000円 |
契約年齢・性別 | 25歳女性 |
保険期間 | 終身 |
保険料払込期間 | 終身 |
月払保険料 | 2,490円 |
がん入院 | 1日につき5,000円 |
女性特有のがん入院 | 上記入院に上乗せして1日につき5,000円 |
がん手術 | 1回につき10万円 |
がんでの先進医療 | 先進医療にかかわる技術料(支払限度額 通算500万円) |
がん退院療養 | 退院につき10万円 |
お祝い金 | がん無事故給付金として、がんにならなかった場合に3年毎に5万円 |
アクサダイレクトのガン終身女性プランの特徴
アクサダイレクトのガン終身女性プランのお祝い金ですが、3年毎に5万円の無事故給付金として受け取ることができます。
こちらもがんにならなかった場合という前提があるので、もしその3年間でがんになっていた場合にはお祝い金は受け取れないことになります。
アクサダイレクトのガン終身女性プランは保険期間・保険料払込期間ともに終身のため、この女性保険を継続している限り3年毎にお祝い金を受け取ることができます。
アクサダイレクトのガン終身女性プランのその他の特徴ですが、女性特有の癌になった時に手厚い保障があるという他に、がんでの先進医療、がん退院療養というがん治療のための手厚い保障もある点です。
参考サイト⇒アクサダイレクト生命
まとめ
女性保険において、お祝い金がもらえる生命保険を保険種類ごとに取り上げて、お祝い金の内容や特徴を紹介してきました。
お祝い金があることのメリットやデメリットがあります。
今回ご紹介した具体的な女性保険も参考していただき、ご自身にとってお祝い金のある女性保険がいいのかどうかを検討されることをお勧めします。