終身医療保険ランキング2019~終身は必要?定期との違いとFPが教えるおすすめ医療保険

2024.07.16

医療保険(入院保険)

終身医療保険とは、保障が一生涯続き、保険料は契約時から一切変わらない医療保険のことです。

人気の医療保険ですが、「どうして終身医療保険が必要なの?」や「健康に自信あるから保険料の安い定期でいいや」など思っている方もいるでしょう。

しかし、長期的に見ると終身の方が定期より保険料が割安になれば、高齢になっても保障を得られ続けるのです。

保険料が割安という理由だけで、定期医療保険に加入するのはもったいない。

まずは記事を読んで、終身医療保険のメリット・デメリットや定期との違いなどを理解してください。

記事は、終身医療保険おすすめランキングを紹介した後に、メリット・デメリットやシミュレーションなどに進んでいきます。

それではさっそく見ていきましょう!

目次

終身医療保険おすすめランキング2019

さっそくですが、おすすめの終身医療保険5選を紹介します。

どれも優れた商品ばかりなので、終身医療保険選びで迷ったときは、このランキングの商品を検討してみてください。

1.総合医療保険|ソニー生命

ソニー生命の総合医療保険は、手術と入院を保障したシンプルな終身医療保険です。

ただし、5日以上の入院しか保障されないため、短期入院が保障されていないのは残念な点。

1回の入院での支払限度額は、60日・120日・360日・730日から選べます。

長期入院が保障されているので、三大疾病などが心配な方は120日当たりを選ぶといいかもしれません。

また、死亡給付金があるのは嬉しいですね。

死亡保険ほど大きな額ではありませんが、まとまった死亡給付金を医療保険で遺族に残せます。

保障内容はシンプルで分かりやすいのが特徴的。

ソニー生命は保険料が戻ってくる終身医療保険も販売しており、そちらも要チェックです。

2.医療保険 新CURE|オリックス生命

七大生活習慣病重視で医療保険を探している方は、新CUREは要チェックです。

通常1入院当たりの支払限度日数60日のところ、七大生活習慣病だと120日、三大疾病だと無制限に拡大されます。

入院患者の3人に1人は七大疾病という現状を踏まえると、手厚い保障で備えるのは合理的だと言えます。

また、オプションでがん保障にも手厚く備えられるので、医療保険とがん保険の1人2役も可能でしょう。

保険料も手ごろなので、若いうちから加入する終身医療保険にぴったりです。

3.ちゃんと応える医療保険EVER|アフラック

バランスの良い基本保障に加えて、柔軟に特約追加できる終身医療保険です。

アフラックの終身医療保険は、5日未満の短期入院を保障しており、さらに入院初期にかかる費用にも備えられます。

通院保障ありプランを選ぶことで、入院前後の通院治療にもしっかりと対応。

三大疾病や介護リスク、働けなくなった時期にも特約で保障できます。

通院ありプランでも40歳男性で2,455円で備えられるため、保険料が負担になる可能性は低いでしょう。

4.アクサダイレクトの終身医療|アクサダイレクト生命

短期の入院も長期の入院も、手術もしっかりとカバーする終身医療保険です。

生活習慣病はもちろん、うつ病などの精神病なども一生涯保障してくれます。

さらに嬉しいことに、特約を付帯すれば三大疾病後の保険料は免除になるのです。

三大疾病は完治するまで長期間かかるので、この特約は付帯を検討してもいいかもしれません。

入院は短期も長期も1日目から保障。

加入年齢に関わらず、保険料は割安なので、若い世代はもちろん中高年も要チェックの終身医療保険です。

5.メディカルKitNEO|東京海上日動あんしん生命

現在の医療ニーズに合わせた終身医療保険です。

年々減少する入院日数を意識したかのように、日帰り入院でも10日分の入院給付金が支払われます。

それでいて、入院日数が長くなりがちな三大疾病になると、支払い制限日数は無制限に。

オプションを付帯することで、生活習慣病や働けない時の生活費などを万全にサポート。

保険料も手ごろなので、前向きに検討したい医療保険です。

終身医療保険は必要?2つの特徴と定期医療保険の違い

医療保険は大きく、終身医療保険と定期医療保険に分けられます。

主な違いは、保障が一生涯続くかどうか。

保障が一生涯続く終身医療保険は、高齢化が進んだ現在の主流となっています。

数多くのメリットもありますが、同時に知っておくべきデメリットもあるのです。

まずは終身医療保険の特徴とメリット・デメリット、そして定期医療保険との違いを見ていきます。

終身型医療保険の特徴

「保障は一生涯継続」のようなメッセージがあると、それは終身保険の証拠です。

終身医療保険とは、契約した時の医療保障が死ぬまで、もしくは解約するまで継続する医療保険のことです。

また、保険料は契約時のままで、何年たっても値上がりすることは決してありません。

保障が一生涯続く、保険料は契約時のまま、この2つが終身医療保険の特徴なのです。

現在、終身医療保険は主流となっていて、大きな人気を集めています。

その理由は、高齢化が進んでおり、これからも長生きする人が増えると予想されているからです。

あなたも長生きする確率が高いですが、高齢になるほど病気リスクが高まります。

その時に、公的制度や貯金などで医療費をサポートできるでしょうか?

例えば、「年金をちゃんと受け取れるの?」や「年金額が減らされるのでは?」などの不安は多くの方が持っていると思います。

厚生労働省が公開した「平成29年度厚生年金保険・国民年金事業の概要」によると、厚生年金の平均月額は14万7千円、国民年金は5万5千円という結果が出ているのです。

毎月の支出に加えて、医療費が発生したら、家計を大きく圧迫するでしょう。

このように公的制度や貯金額などで不安な方は、医療保険の加入をおすすめします。

特に、保障が一生涯続き保険料は変わらない終身医療保険は、老後の病気リスクに備えるにはおすすめです。

終身医療保険と定期医療保険の違い

保障が一生涯続く終身医療保険に対して、定期医療保険は保障期間が決まっています。

10年や20年ごとに契約更新が迫られるのです。

契約更新をする際は、健康告知が必要ないため、大きな病気になったとしても加入できます。

若いころの保険料は割安ですが、保険には契約者の年齢が高いほど、保険料が高くなるという傾向があるのです。

そのため、契約更新をするたびに保険料は高くなってしまいます。

イメージとしては、契約更新するたびに保険料が右肩上がりするのです。

特に、50~60歳代以降は急激に保険料が値上がりします。

終身と定期どちらを選ぶかの1つのポイントは、一生涯の医療保障を求めるかどうか。

一定期間のつなぎとしてなら、保険料が割安の定期医療保険の方がおすすめです。

しかし、老後も医療保険に加入するつもりなら、終身医療保険の方がいいかもしれません。

また、定期医療保険は80歳以降は更新できなくなるのが一般的です。

終身型医療保険のメリット

ここからは、終身医療保険4つのメリットについて解説していきます。

定期医療保険にはないメリットもあるので、タイプ選びの参考になるはずです。

1.一生涯の保障を得られる

終身医療保険の魅力は、やはり一生涯の保障を得られることです。

健康保険のほかに、1つでも生涯続く医療保障があると安心ですよね。

また、現在は終身医療保険も保険料が割安な傾向にあります。

年齢や保障の手厚さにもよりますが、シンプルな内容だと40歳男性でも、毎月の保険料が2,500円以内に収まることもあるのです。

比較的お手頃な値段で、一生涯の医療保障に備えられるのは、終身医療保険ならではのメリットです。

2.支払総額が少ない

若い時の保険料を比較すると、終身よりも定期の方が圧倒的に安いです。

しかし、30歳男性が終身と定期に80歳まで継続して加入したとすると、保険料の総支払額が少なくなるのは終身。

先ほども説明しましたが、定期医療保険は更新するたびに、保険料がアップしてしまいます。

まだ未来のことは分からないかもしれませんが、高齢リスクを考えると終身医療保険に加入しておくと安心です。

特に若い時に加入しておくと、保険料が安くなります。

終身と言っても保険料を一生払い続けることなく、30歳代なら65歳で保険料の支払いを終えられます。

保険料が割安な時に終身に加入し、早めに支払いを終えておくと、安心して老後に備えられます。

3.保険料で節税できる

これは終身医療保険だけに限りませんが、生命保険に加入すると所得税控除の対象となるのです。

控除額は年間支払保険料によって異なりますが、年間支払保険料が8万円を超えると一律で4万円の控除を得られます。

介護医療保険だけではなく、生命保険や個人年金保険も控除の対象となり、最大で12万円の控除となるのです。

控除を受けるためには、年末ごろに保険会社から送られてくる「保険料控除証明書」を、会社員なら勤務先に提出します。

自営業の方は、確定申告時に手続きを行うだけです。

4.高齢になっても保障を継続できる

終身医療保険に加入すると、解約しない限りは死ぬまで保障を得られます。

これは大きなメリットです。

定期医療保険は契約更新を続けられますが、基本的に80歳以降は更新できなくなります。

また、70歳以上は新規加入できない医療保険が多いため、80歳以降は無保険になる確率が高くなるのです。

しかし、80歳以降も生きる確率が高いことを考えると、人によっては医療保険に加入できないのが大きなデメリットとなることもあります。

終身医療保険の場合は、80歳以上になっても保障は継続されるため、高齢になっても安心です。

終身型医療保険のデメリット

次は終身医療保険2つのデメリットを見ていきましょう。

1.医療の変化についていけないかも

終身医療保険に加入すると、保険の見直しが行いにくいです。

各時期に必要な保障に備えるために、定期的な保険の見直しは必要ですが、終身だと途中解約しづらいでしょう。

特に医療保険は、10~20年で保障内容が大きく変わるため要注意です。

例えば、今は通院保障中心の商品が多いですが、数年前は入院保障中心の商品ばかりでした。

これからも医療の方法に沿って、医療保険の保障内容も変わる可能性はあります。

終身保険では、そのときに必要な保障に備えられない可能性があるのです。

対して、定期保険は契約更新の時期が見直しの時期なので、常に必要な保障に備えられます。

2.定期と比べると毎月の保険料が高い

トータルで見ると、終身医療保険の方が総支払額は安くなりますが、毎月の保険料だけ見ると定期の方が安いです。

ただし、現在は終身医療保険も割安になっているため、どの年代でも大きな負担にはならないでしょう。

終身医療保険の注意点~終身医療保険2つのリスク

終身医療保険加入前に、知っておくべきリスクが2つあります。

1つ目が、終身医療保険はインフレに対応できないということ。

物の価値が上がりお金の価値が下がる現象をインフレと呼びます。

例えば、現在の入院日額相場は約1万~1万5千円です。

そのため、入院給付金1万円で終身医療保険に加入したとしましょう。

加入から30年後に、入院したとしてインフレが起きていた場合は、その時の入院日額の平均が2万円になっていることさえあるのです。

つまり、1日1万円の不足が出て、10日で10万円もの損してしまいます。

終身医療保険だとインフレリスクに全く対応できないため、肝心な時に給付金不足になる可能性が高いのです。

その点、掛け捨て医療保険は更新のたびに保障の上乗せが可能なので、インフレに十分に対応できます。

見落としがちですが、インフレリスクも検討ポイントに入れておきたいところです。

2つ目の注意点が、終身医療保険では保険料総支払額の元を取れないということ。

当然ではありますが、医療保険で給付金が支払われるのは、病気やケガが原因で入院や手術をした時です。

例えば、入院給付金日額5,000円、毎月の保険料5,000円の終身医療保険に、30年間加入したとしましょう。

30年間の総支払保険料は180万円となりますが、これだけ多くの額を回収できるでしょうか?

簡単な例ですが、1回15日間の入院をしたとしても、24回入院しなければ元は取れません。

実際には、手術給付金なども支払われますが、それでも5~10回は入院しないといけないでしょう。

つまり、大多数の方は終身医療保険保険料を無駄にしてしまうのです。

幸いなことに、日本は健康保険や高額療養費制度など公的制度が充実しているため、貯金状況によっては医療保険に入らないという選択肢もあります。

もし保険料を無駄にしたくない方は、後ほど紹介する解約返戻金のある終身医療保険加入も検討してください。

終身医療保険は払込期間が決まっている方が良い?

終身医療保険では、保険料の払込期間が選べます。

商品にもよりますが、基本的には終身払い・70払い・65歳払い・60歳払いのいずれか。

終身払いとは、その名の通り死ぬまで保険料の支払いを行う方法です。

終身払いだと保険料払い込み期間が長くはなりますが、毎月当たりの負担は軽めです。

対して、払い込み年齢が決まっているものは、その年齢に達すると保険料の支払いがなくなり生涯の保障が継続します。

注意点としては、契約時の年齢が高いと、払い済みタイプを選べない可能性があるということ。

一般的に契約時の年齢が55歳を超えたら、終身払いになってしまうでしょう。

終身医療保険の払込期間を見てきたところで、払込期間を決めるべきかどうかについて解説します。

結論から言うと、終身医療保険は払込期間を決めておいた方が楽です。

80歳になって年金暮らしをしているのに、毎月の保険料の支払いがあると、生活費が苦しくなりそうですよね。

年金額が少なくなる可能性などがあるからこそ、早めに保険料の支払いを終えておくべきでしょう。

おすすめは、30~40歳代に加入して、65歳くらいまでには保険料の支払いを終えること。

払込期間を決めておいた方が、絶対に安心です。

終身医療保険の受取人は誰にするのが良い?

基本的には、終身医療保険の給付金受取人は被保険者が基本です。

受取人と被保険者が異なると、所得税や相続税課税の対象となってしまう可能性があります。

ただし、医療保険の入院給付金と手術給付金は、受取人が被保険者またはその家族である場合、非課税となるのです。

そのため、子どもを被保険者として、親が給付金を受け取っても課税対象にはならないので安心してください。

また、相続税や所得税は控除があるため、医療保険で税がかかるケースは少ないと思われます。

対して、死亡保険や学資保険などは受取額が莫大なため、受取人選びに慎重になる必要があるでしょう。

受取人は契約後にも変更できるので、迷ったら被保険者=受取人としておけば間違いないです。

解約返戻金がある終身医療保険と掛け捨て終身医療保険はどちらがいい?

「終身医療保険のリスク」の項で触れましたが、商品の中には掛け捨てではないものがあります。

貯蓄型と言われる医療保険に加入すると、保険料総支払額から使った給付金額を差し引いた返戻金が受け取れるのです。

貯蓄型医療保険の解約返戻金受け取りパターンは主に3つ。

1.特定の年齢に達すると、支払総額から給付金額を差し引いた額が還付される

2.特定の時期ごとに(3年ごとや5年ごと)に、給付金を受け取っていなければ、祝い金が支払われる

3.保険料払い込み終了後に解約すると解約返戻金が支払われる

「1」のパターンだと、使わなかった保険料のほぼ全額が返ってくるため、保険料が無駄になることはありません。

注意点としては、以下の点が挙げられます。

・保険料が割高
・途中解約すると損する
・商品数が少ない
・総支払額よりも多くの返戻金は受け取れない

貯蓄型と掛け捨てのどちらがいいかは、一概に言えませんが、多くの方は掛け捨てを選んでいます。

掛け捨てだと毎月の保険料が負担にならないため、長期間の支払いになっても、家計の負担になるリスクが少ないです。

また、商品数が多いため、あなたに適した保障が見つかるのも掛け捨ての魅力。

もし家計に大きなゆとりがあり、あなたに適した保障の商品を見つけられれば、貯蓄型でもいいでしょう。

まだまだある!おすすめ終身医療保険9選

おすすめの終身医療保険はまだまだあります。

ここからは、モデルケースを用意して、おすすめの医療保険9選に加入した場合のシミュレーションをしてみます。

契約者は30歳男性とします。

1.日本生命の終身医療保険

ニッセイみらいのカタチ総合医療保険は、病気やけがによる入院を保障。

また、公的医療保険制度対象の手術も給付金が支払われ、先進医療も対象となっているのです。

この商品に、

・入院給付金額1万円(1回の入院での支払限度日数62日)
・入院療養給付金あり(1泊2日以上の入院で入院給付金の5倍が支払われる)
・保険料払い込み期間:60歳満了

の条件で加入したとします。

すると毎月の保険料は16,520円となるのです。

もし15日間の入院をしたなら、入院給付金15万円、入院療養給付金5万円の計20万円が支払われます。

入院期間中に所定の手術を受けたら、入院給付金額の20倍となる20万円が手術給付金として支払われます。

2.第一生命の終身医療保険

第一生命の終身医療保険は、入院・手術・放射線治療などを基本保障としています。

また、他の保険商品を組み合わせることもできるので、三大疾病やがんにも備えられるのです。

保険料シミュレーションができないため、毎月の保険料は分かりません。

以下が給付金額です。

・入院給付金:1日当たり1万円
・手術給付金:入院給付金額の20倍(外科手術だと5倍)
・放射線治療給付金:入院給付金額の10倍
・骨髄ドナー給付金:入院給付金額の20倍

15日の入院で1回手術した場合は、入院給付金額15万円と手術給付金20万円の計35万円が支払われます。

日本生命の医療保険と似ているので、後は保険料次第でしょう。

3.郵便局かんぽ生命の終身医療保険

かんぽ生命は郵便局の保険として知られていますよね。

終身医療保険「新ながいきくん」は、死亡保障がメインで、特約を付帯することで入院と手術にも備えられます。

また、解約返戻金の有無も選べる自由度の高い商品設計が魅力。

この商品に以下の保障内容で加入したいと思います。

・保険料払い込み年齢:60歳
・基準保険金額(死亡保険金):700万円
・医療特約あり
・入院給付金日額:10,500円
・毎月の保険料:26,460円

かなり高額な保険料となりましたが、基準保険金額を下げることで、保険料は下がります。

この保障内容で15日間の入院と1度の手術を経験すると、157,500円の入院給付金と21万円の手術給付金(入院給付金日額の20倍)の合計367,500円を受け取れます。

4.アフラックの終身医療保険

記事のはじめでも紹介しましたが、アフラックは入院・通院・重大疾病を基本保障とした医療保険を販売しています。

今回は以下の保障内容でシミュレーションをします。

・入院給付金日額:1万円
・保険料払い込み年齢:60歳
・通院給付金あり
・三大疾病保険料払い込み免除特約
・先進医療保障特約
・毎月の保険料:6,703円

これだけ保障を充実させて、保険料が約6,700円なのは嬉しいですね。

15日間の入院と1回の手術を受けると、15万円の入院給付金と10万円の手術給付金が支払われます。

もし、がんや心臓に関する手術だと、手術給付金は40万円にもなるのです。

退院後の通院治療にもしっかりと備えられます。

5.住友生命の終身医療保険

住友生命の終身医療保険ドクターGO Vitalityは、これまでになかった新たな医療保険です。

健康プログラムに取り組むことで得点を得られれば、2年目からは健康増進取り組み度によって保険料が変動します。

基本保障としては、入院と手術給付金ですが、特約でがんや先進医療などにも備えられるのです。

以下の保障内容で加入した時、毎月の保険料は8,641円となります。

・入院給付金日額:1万円
・入院保障充実特約:10万円
・新先進医療特約:通算2,000万円まで
・がん診断特約:100万円
・がん薬物治療特約:月額10万円
・傷害損傷特約
・保険料払い込み期間:終身

がん治療への保障も万全なのは高ポイントですね。

数ある医療保険の中でも、がん特約はトップクラスに充実しているように思われます。

この保障内容で15日の入院と1回の手術を経験したとしましょう。

すると、15万円の入院給付金と10万円の入院保障充実給付金、そして10万円の手術給付金の35万円が支払われます。

ちなみに、もし悪性新生物と診断され、入院と手術を経験すると、100万円の診断給付金と15万円の入院給付金、20万円の手術給付金が支払われるのです。

病気やがんに備えながら、健康促進も期待できる終身医療保険です。

6.チューリッヒ生命の終身医療保険

終身医療保険プレミアムDXは、七大疾病への保障が手厚い商品。

三大疾病だと入院給付金支払日数が無制限になる商品はいくつかありますが、七大疾病で無制限になるのは珍しいです。

特約を付帯することで、通院治療や三大疾病での一時金などに備えられます。

以下の保障内容で加入すると、保険料は3,132円と非常にお手頃になるのです。

【保障内容】

・保険料払い込み期間:生涯
・1日の入院給付金:1万円(1回の入院で60日が限度)
・手術給付金:5万円
・放射線治療給付金:5万円
・延長入院:1日につき1万円
・先進医療給付金:通算2,000万円
・先進医療交通、宿泊費:1回につき15万円
・通院費:1日につき5千円

これで15日の入院と1回の手術を受けると、15万円の入院給付金・5万円の手術給付金が支払われます。

あくまでも七大疾病に重点を置いた保険で、通常の病気に対する保障は最低限のものとなっていますね。

7.アクサ生命の終身医療保険

日本初となる日帰り入院を保障した「スマート・ケア」を販売しています。

また、約1,000種類の手術を保障しており、給付金額は最高で50倍にもなるのです。

オプションで女性特有の病気や生活習慣病などに備えることも可能。

以下がシミュレーションする保障内容です。

・通院給付金:1日5,000円
・入院給付金日額:5,000円
・手術給付金:手術の種類により25~2.5万円
・放射線治療給付金:1回5万円
・先進医療給付金:技術料と同額
・先進医療療養給付金:1回につき15万円
・保険料払い込み免除

この保障内容だと、毎月の保険料が2,403円になるのです。

保険料の手ごろさも魅力。

そして、15日の入院と1回の手術を経験した時、75,000円の入院給付金と10万円の手術給付金が支払われます。

8.ソニー生命の終身医療保険

ソニー生命の終身医療保険については、記事の最初で解説したので、さっそくシミュレーションを行います。

保障内容は以下の通り。

・契約者:35歳男性
・保険料払い込み期間:60歳まで
・入院給付金日額:5,000円(1入院当たり120日限度)
・手術給付金:手術の種類により5・10・20万円のいずれか
・死亡給付金:50万円
・毎月の保険料:5,610円

15日の入院と1回の手術で得られる給付金は、75,000円の入院給付金と10万円の手術給付金です。

死亡給付金もついているのは高ポイントですね。

9.JA共済の終身医療保険

JA共済もまた、終身医療保険を販売しています。

医療共済は、入院・手術・放射線治療・先進医療を保障します。

また、三大疾病だと入院・手術・放射線治療の給付金額が2倍になるのです。

それでは以下の保障内容でシミュレーションしてみましょう。

・保険料払い込み期間:60歳まで
・入院給付金日額:5,000円
・1回の入院での支払い限度日数:60日
・手術給付金:10万円(入院給付金日額×20)
・入院見舞金:5万円
・先進医療保障あり
・毎月の保険料:7,907円

15日の入院と1回の手術で、75,000円の入院給付金・5万円の入院見舞金・10万円の手術給付金が支払われます。

終身医療保険の支払いと受け取りシュミレーション

先ほどは、各終身医療保険の特徴を踏まえて簡単なシミュレーションをしました。

ここでは、具体的な病気になった際の給付金支払額を確認してみましょう。

加入する商品は東京海上日動あんしん生命メディカルKit Neoで、保障内容は以下の通り。

・契約者:男性40歳
・保険料払い込み期間:終身
・入院給付金日額:1万円
・手術給付金、放射線治療給付金:手術の種類により40・20・10・5万円のいずれか
・初期入院保障特則:一律10万円
・特定疾病入院給付金:日額1万円
・先進医療給付金:通算2,000万円

この保障内容だと、毎月の保険料は5,124円となります。

そして被保険者が、入院期間の長いくも膜下出血になったとします。

65日間の入院と、2回にわたる開頭手術を受けたとしましょう。

通常の病気なら入院給付金支払日数は60日ですが、脳血管疾患だと支払い日数は無制限となるため、入院給付金日額65万円が支払われます。

そして、開頭手術の給付倍率は40倍なので、1回手術につき40万円の計80万円が手術給付金です。

さらに、初期入院特則10万円が支払われるので、入院から退院までの間に165万円を受け取れます。

これだけの給付金を受け取れば、医療費の支払いはもちろん、少なくなった家計の大きな手助けにもなるでしょう。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます!

保障が一生涯続く終身医療保険は、健康や老後資金、貯蓄などが不安な方におすすめの商品です。

若いうちに加入して、60歳代で保険料の支払いを終えておくと、安心して老後を迎えられますよ。

対して、定期医療保険は一定期間だけ医療保障が欲しい方におすすめです。

まずは、どのくらいの期間の医療保障を求めるのか決めてください。

そうすることで、あなたに合ったタイプの医療保険が判明します。

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